March 08, 2013
Perlねぇ。昨年のYAPCでアドテクネタで多くの注目を浴びた(少なくとも僕は注目したw)フリークアウト社が、最近5億調達を発表とイケイケで、DeNA、NHN(livedoor)、mixiという状況を前にして、衰退という言葉が出てくる意味がわからない。
やべぇ、そもそも、その「世界的なPythonブーム」というのにまったく実感が無い。WebSigで一緒にモデレータをやってる石丸くんがPython転職を果たすらしく、局所的にホットであることを除くと、昔からPythonに根強い人気があったのは知ってたし、コミットしてる人が増えてるのも知ってるけど、そんな言うほどブームなの?!僕の世界が狭いのか、この著者の世界が狭いのか。
(別にpyをdisってるわけじゃない)
それはさておき、ObjCとかクライアントサイドのJSとかnode.jsとかオンリーワンな機能にニーズがあれば、適切な技術選択を目的として、どの言語であろうがどうにか勉強して使うべきであって、別にnode.jsみたいなものは「JavaScriptだから使う」わけではないと思うのよ。
ActionScriptは、PHPに負けず劣らず「非プログラマーが勉強したい言語」の上位にいたハズだけど、このニーズもFlashとセットだったわけです。
逆に言うと自分が関わるサービスにノンブロッキングI/Oが必要なければ、node.jsがJSだろうがなんだろうが使わないわけで。
結局のところWebのサーバサイド言語に限ると、新しく作る場合は、極論「どの言語を選んでもさして影響ない」から、こんな話になるんだろうな。多くの場合、言語選択の肝は創業メンバーが好きな言語、自分のパフォーマンスを発揮できる言語、だったりするわけで。
でも、やっぱり何で書くか、じゃなくて、何を書くか、じゃないのかねぇ。
そういう意味では、急速に注目度が縮んだというのであれば、Perlを採用している企業の「何か」なんじゃないのかな。「何か」ってのはビジネス規模の問題もあれば、会社が大きくなってビジネスに対する寄与度が相対的に下がってて、人材採用のポイントがそこじゃなくなってる、とか。
結局、ネット上で話題になるエリアって人材採用に紐付いてたりするからねぇ。わかりやすい例で言うと、お金を集めて、これから沢山人材集めたいホットな会社が、どこの言語を使ってるか?!という話だったりするわけで。ここに着目しても、一部の真実しか投影してないと思うよ。それは「はてブで目立つ記事の言語」という視点ではないかと。
ということで、戦略的に言語選びをしたい人は、こちらの記事もどうぞ。
「今年こそは……」やるやる詐欺になりがちなプログラマー向け、サーバサイド言語入門【連載:えふしん⑩】