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藤川真一について


初代モバツイ開発者
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March 02, 2013

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かつて製造業にいたわけだが、その時に思っていたのが、現場で使う工具や便利グッズは何故かアメリカ製などの海外製が多いということ。

当時印象的だったのが、温度が300℃ぐらいになる部分に使うネジが、焼き付いてメンテナンスの時に取れなくなるのを防止するためのグリスのようなものがあって、確かアメリカ製だったと思う。

他にもいろいろあるのだが、要するに、深夜の通販で売ってるじゅうたんにチョコレートをこぼしても拭き取れる謎のクリームとか、オレンジで簡単に油汚れを落とせる洗剤とか、車のボンネットが焼き付いても落とせるとか、そういう類のものだ。

何故か、そういう現場を席巻する「便利グッズ」はたいてい日本のものではないというところに不思議な印象がある。

・何故、日本ではそういうものがほとんどないのか?!
・じゃぁ何故アメリカではそういうものが作られるのか?!
・更に、中国や韓国などでは作ることができるのだろうか?!

というのは、ある程度経験を積んできて、なんとなくわかるような気もしつつ、しかし、まだ言語化できるほど世界を知ってるわけではない。

イノベーション、人材の多様性、市場性、自由度というあたりがキーワードなのかなぁなんてのは漠然と思っている。

一つちらっと聞いたことがあるのは、「全然ダメな奴」ってのが日本の現場にはあまりいないってのはあるそうだ。だから管理技術や生産技術が成長しない。ある意味良いことなんだけど、破壊的なイノベーションも発達しない。「自分たちが○○すべき」という根性論と職人的リテラシーであらゆることが解決される。

これは見事に若い人たちも、誰に学ぶこともなく同じようなことを言い出しているのを感じているので、日本人のDNAなのだろう。だから今持ってvimとかemacsが好きな人が沢山いて、eclipseやVisualStudioではないんだろうなぁと思っている部分は正直言ってある。

しかし、それはあくまでもプロの常識レベルの話であって、何かの拍子に破壊的なイノベーションが生まれると、外圧のように日本にも導入され、結局、世界を追従する状況になるのが日本の歴史なのだろう。それでも昔は世界の工場としての優位性があったわけだが、もはや中国や韓国の方に移動してしまい、今後どうやって生きてくのだろうか、というのが現状の課題。

今のところ、世界の中でも安定した先進国として、バランス感が高いからこそ円高になってた部分もあるようなので、そこをしたたかに逆手に取って、次のターンを掴むことこそが本当に今の日本に必要なことだと思うが、そうは言っても、ただでさえ世界レベルでは品質過剰な国になってしまったため、これぞという目処は見えてない。

と随分大きなことを書いたが、もっともっと日常レベルで、今回のエンジニアタイプの連載に書いた記事も、その辺と似たような話かもしれないなぁ。割とF's Garageに書くべき渾身の内容なのでこちらでも紹介いたします。(渾身の内容ってのは要するに文章が長い、ということw)

Webとは一味違うスマホアプリの動的UI設計は、「脱・ワイヤーフレーム思考」で【連載:えふしん⑫】

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