February 27, 2013
(これは日経情報ストラテジーに掲載された記事の写真。以下本文)
利用規約ナイト、vol.1,vol.2の登壇者による利用規約の本がでます!
まずいきなり絶対買うべき理由から紹介しますね。
特別付録として、利用規約とプライバシーポリシーのひな形の英訳も収録。
iOSアプリやAndroidアプリはスイッチひとつで海外にリリースできるわけです。利用規約いるよね?しかも海外で訴えられた時に適切な防御できてますか?!いきなりアメリカの裁判所に来いと言われても断れる規約になってますか?!
これが2,394円で買えるのはどの人件費を考えても安い!
ネットサービスを作る人達ならマスト!
すべてのネットサービスを運営する企業なら、最低一冊は買いましょう!事業部が複数あるなら事業部毎に書いましょうw
著者は、多くのベンチャーの顧問弁護士も勤めてる雨宮弁護士と、某ネットベンチャーの法務担当も務める企業法務マンサバイバルの橋詰さんと、利用規約ナイトvol2でも熱いプレゼンをしてくださった、IMJの片岡さんによる本です。
利用規約ナイトは、くっつきそうでくっついてなかった弁護士とネットサービスとの作り手とがうまく顔を合わせるきっかけだったように思えます。
そもそも事業者側である僕が、ふとしたきっかけで顧問弁護士でもあり利用規約ナイトのアドバイザーでもある猪木弁護士に、こういうイベントってどうですかね?!と、相談したのがきっかけ。
実を言うと、利用規約を弁護士にお願いして作るって実は僕も知らんかったですよ。ペパボの時には、確かに自分たちで原案を作って、法務部門に確認してもらってたわけなので、よく考えてみれば、そうなんですが、あんまり意識してませんでした。
それが自分で会社を作り、サービスを作って、じゃぁ利用規約を作ろうかと言う段階で、あ、適当じゃダメじゃん、って。特に課金系、はたと正気に戻る。
モバツイで課金機能作る際にはグリーの利用規約を参考にさせてもらいましたよ。というかパクリました。恐れ恐れバレたらどうなるのかなぁなんて思ってたら、なんとパクっても問題ない、、、と。それも知らなかった。
最初の打ち合わせで、ひな形を見せてグリーのパクって作ってるんですけどねと、何を言われるかとヒヤヒヤしながらお願いした時に、どうりで猪木さんが何も言わないわけだ。利用規約に著作権がないことは後日、教えてもらったわけです。
サービス事業者と法律家の当たり前の間にあるミスマッチとモヤモヤを解決するために始めたイベントが、さらに新しいきっかけになって本が出るってのは素晴らしいことです。
是非、皆さんも何かの知見や、新しい何かが得られたら幸いです。
ネットを使って、良いことも悪いこともしたい人は、この辺の知識はmustですよ。
なお冒頭の画像は、日経情報ストラテジー 2013年4月号に利用規約ナイト vol.2についての記事を掲載いただきました。これも今日、見本紙が届きました。ありがとうございます。