November 18, 2012
そろそろ冬のボーナスの時期だと思いますが、Windows 8が出たり、MacもRetina Display搭載のMacBook Proが出たりと、いろいろ出ているようですが、もしMacを買って、かつモバイルで活用したいと思っているなら、今のベストバイはMacBook Airだと思います。
MacBook Airはネット系イベントだとこれでもかと持っている人がいたり、最近では、スタバでAirを使っている人のことをドヤリングと言うようなので、ちょっと他の人が持っていることで躊躇されてる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは仕方ないことです。
やっぱり今のMacBook Airは、モバイル性と性能のバランスでは史上最高のMacだと思います。さらにiPhone5のテザリングと組み合わせることで、外出先では過去類に見ない使いやすさで、サクッとネットにアクセスすることができます。
と言っても、最強のMacBook Airは、その辺で売ってる安いAirではなくて、アップルストアでカスタマイズしたバージョンで、
CPUをCore i7
メモリを8GBに増やす
SSDは、256GB以上
にしたものです。
CPUのCore i7は、まぁとりあえずそっちを選んどけと選んでます。お金を削るならi5でもいいと思いますが、ほとんど価格差がないので、僕はCPUはそこそこのスペックを選ぶタイプです。(ちなみに、MacBook Proの方では一番低いスペックのCore i7を選んでいます。)
画面サイズはお好みで。
上のスペックにすると11インチで142,800円、13インチで145,801円です。なお11インチでは1.08kg、13インチで1.35kg。持ち歩く場合、荷物は絶対にこれだけで済まないので軽さは正義。原則としては、1gでも軽いほうが快適です。
外部モニタで使いますって人ならどっちでも良いし、女性はカバンが小さいと思うので11インチの方が良いだろうし、MacBook Airですべての作業をしたいというのなら、僕は画面の縦幅の大きさを尊重し13インチをオススメします。
11インチの縦幅768pxは、アプリによっては画面に入らないんですよね。
13インチと言えば、MacBook Proがありますが、Airと性能差が少ないので、Retinaがどうしても欲しいってのなら、Proを選ぶべきですが、そうでないならどちらかと言うとAirの方がバランスがいいと思います。
Airは一台持っていて損はないので、一台も持ってないならAirからかなーと思います。
また、AirとPro 13インチはビデオチップが同じものなので、Retinaのような高解像度をドライブするには若干荷が重いと思うのですが、その影響かベンチマークもふるいません。
Retina Displayは、すごいざっくりですが同じ解像度だと縦横2倍ずつで計4倍のピクセルを描画し続けてるんですね。だから、ブラウザを大画面に広げてスクロールするような、ひたすら再描画をしまくる時などに、既存のディスプレイのMacと比べて処理が重くなるのは当たり前なんですが、問題はどれだけ遅くなるか、ということだと思います。
なお自分は15インチのMacBook ProのRetina版を持ち運んでいます。Retinaディスプレイを活用して、据え置き型の23インチ液晶モニターに負けない使い勝手を外に持ち歩きたかったからです。それ以上に、15インチのMacBook Proは自分にとっては縁起物なので、ゲンを担いでいる部分も大きいです。
15インチ版の2.01kgは持ち歩くにはギリギリで、頑張って持ち歩いてます。少しだけマッサージに行く頻度が増えたような気はします。
15インチのMBPは、13インチ版と違ってビデオチップにGeForceが載っているのですが、それでも正直言って残念ながら描画はそんなに速くありません。別にゲームとかじゃなくて、大量のHTMLを内包したFacebookのようなWebサイトの描画がChromeで遅かったり、開発ツールのソースコードエディタとか、割と日常利用で遅い時があるのです。
逆に言うと、Retina Macについては今後の発展が見込めます。だからもっと性能の良いMacBook Proが出たらできる限り買い替えを目指したいと思っています。Retina Macについてはそれぐらいの割り切りができるのなら、非常にオススメのマシンです。やっぱりRetinaディスプレイの描画は秀逸です。ピクセル密度が高いと明るく見えて、画像や文字が鮮やかに見えるんですよね。
で、MacBook Airは、あくまで私見ですが、おそらくしばらくはRetina Displayが搭載されることはないと思います。というのは、過去の実績としてMacBook AirとMac miniは絶対に上位機種の性能を追い越すことはないので、13インチ MBPとのユーザーメリットを含めた性能差が、事実上Retina Displayの有無しかないので、おそらくiPad miniを含めたアップル製品が全機種Retinaを標準搭載し始めるまでないのかなと予想をしています。
(って言ってて、さくっと搭載してきたらごめんね。そこは液晶の価格動向もあると思うので。もしRetinaが安かったらiPad miniだってRetinaだったハズです。iPad miniにおいてタッチパネル液晶のコストは全体の50%ぐらいを占めるそうなので。Kindle、Nexusとの競争において、これ以上は高くできないですからね。)
今のMacBook Airが素晴らしいことはカスタマイズでメモリを8GBまで増やせることです。4GBだと割と厳しいというか全然メモリが足りなくてスワップに頼らざるを得ないのですが、SSDがいくらスワップが速いと言っても、やっぱり調子が悪くなるアプリがあったりするのと、あと精神的によろしくない。
Macの場合は、いろんなアプリがバッファでメモリを確保してしまうで、例え16GBあってもそれ相応にキープをされるので見た目のメモリ量が少なく見えてしまうのですが、そうは言っても、感覚的に4GBは常に枯渇状態なので、多少余裕のある、8GBがちょうどいいと思います。
ちょっと前までのMacBook Airのメモリ容量最大4GBというのは4年前以上前のMacBook Proのスペックだったのですね。今ではMacBook Proが16GBまでメモリを搭載できるようになったことで、Airも8GBまではメモリが搭載できるようになりました。
MacBook Airは、発売以来「ちょっとひと味足りない」という状態だったのが、ようやくメモリが8GB搭載されたことで、「何をするにも丁度いい」というバランスになったのが今のMacBook Airだと思います。
僕が知ってるF-1の話で例えると、かつてのベネトンV8がV10になった時のようなそんな感じですか。まだセナが生きていて、シューマッハがベネトンV10で一気に台頭してきた頃の話でした。
ということで、今の8GBのMacBook Airを買える人は羨ましいなぁと思って、ちょっと書いてみました。
なお僕は仕事用にMacBook Proを持ち歩いてますが、プライベート利用ではMacBook Airを使ってブログを書いたりネットを楽しんだりしています。4GBしかないですけどね。でも、やっぱり家の中でもさくっと持ち歩けるし、使い勝手は良いんですよ。そもそもProをカバンから出すのが面倒くさいというのもあります。
ちなみにこういう人はiPadに移行できないタイプの人だったりしますね。今のところ、仕方ないです。