October 18, 2012
au iPhone5のバッテリーが持たない、回線接続の状況がよくない件について記事を書いたら多くの人から賛同の意見をいただいた。
バッテリーの持ちの悪さについては、自分が使ってない時の自動通信と、電波の状況が悪いところでの相乗効果に問題があるのではないかと言う仮説を立てた。つまり、「自分が使ってない時」の微小な通信処理の積み重ねがボディブローのようにバッテリーに影響が出ているという考え方である。通知が来た時に都度、液晶がオンになったりバイブレーターがブーブー動くのも影響は少なくないだろう。
しかし、これは電話機なので、何もしなくても、多かれ少なかれバッテリーは減っていくし、自分がガンガン通信すれば数時間も持たないのは事実なのだから、微妙なレベルの処理をパラノイア的に変えていくのは得策ではなく、大きく改善できるそうなものを、ざっくり改善して、まぁこんなもんか、と満足できたらそれでいいのではないかと思う。
ちゃんと追試をしたわけではないのですが、しばらく運用してみて、これだけで改善出来たのではないか?!という状況になったのでメモしておく。
1.iCloudの同期を切りまくる
僕には「iPhoneを探す」以外は不要だと思ったので切った。
フォトストリームなどのバックアップ系はお好みで。
こっちから一方的に送るものはいいんだけど、データ同期系はサーバ側にデータがあるかないかを無駄に確認しますからね。
2.「通知」を切りまくる
必要なもの以外は切る。
パーソナルメッセージがやってくる電話、LINE、Facebook、その他、passbookなどいくつか面白そうなツール以外は切った。
twitterのメンションなどのインターネットサービスの通知は、本当は必要性が低いハズなので、自分が見たいと思った時にブラウザやアプリで見れば良いじゃんと思っています。
これは無駄に人生を奪われないライフハックでもありますね。
変更したのはこの2つ、かな。
多分、これを切るだけで、かなりバッテリーの減りは改善されると思う。そもそもインストールされてるアプリや利用状況に依存してたということになるので、主観的な評価に分かれるのかもしれません。
Bluetoothやwifiは状況により切ったりしてますが、テザリングで使うので神経質には気にしない。イベントなどで今日は1日使えて欲しいなぁという時だけオフにしてます。
しかしwifiオンにしたまま歩いてると、街中でWi2premiumってアクセスポイントを勝手に掴むのやめて欲しいなぁ。au iPhoneに接続プロファイルがインストールされてるサードパーティ提供の無料の無線スポットらしいのだが、繋ぎに行っても通信ができないことが多くて、街中の電波悪い問題は実はこれが原因かも。
wi2premiumの個別の設定で繋がない設定にできるそうですが、面倒くさいので、ついwifi毎をオフにしてしまい、同じ事を繰り返す、、と。もちろん通信できるところもあるので、ついつい。繋がりにくいラジオと同じで、つい耳を傾けてしまうわけです。
iPhone5を買った時に残念過ぎたのが、夜20%を切った状態で寝てしまったら、朝になったらバッテリーが切れていたこと。経験則的にiPhone4sまでは、こういう時に土俵際ギリギリで粘ってくれるのがiPhoneの良さで、ムゲに電源が落ちるのがAndroidの弱点だと思っていたのに、iPhone5で似たようなことになったのが、改善しようとした理由。
日経ネットワークにAndroidのLINEが、通知用に常時コネクションを張っていて、バッテリーの消費はiPhoneよりも多いという記事が書いてあったが、他にもそういうアプリは多々あるハズで、Androidのバッテリーの持ちの悪さも結局は通信制御の問題だと思う。
その例としてSIMを抜いてテスト機になったAndroidマシンは1週間やそこら放置しておいてもバッテリーが切れることはない。デバイスとしてのAndroidマシンはiPhoneとなんら変わらない。
iPhoneの場合は、アプリに自動通信させる機能に制限を持たせて、その代わりにプッシュ通知を提供しバッテリーの持ちを最大限にするようにしている。とはいえバッテリーを全く食わないわけではないので、過剰にプッシュ通知を増やすのはバッテリーがなくなる原因になる理由と考えています。
またappleの自社サービスであるiCloudはその辺をずばっとスルーして、自在に通信しているようなので、裏側で通信させないように止めたというのが今回の改善の骨子になります。