October 05, 2012
堀江さんが表舞台からいなくなってしまって、Yahoo!ポータルに向こう張って戦う人がいなくなってしまった。それ以外の人達は、当然、違う方法で自分の場所を得に行く。「インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ」、「レシピ検索No.1/料理レシピ載せるなら クックパッド」とか、「日本最大のコスメ・美容の総合サイト@cosme」とカテゴリキーワードを所有しに行くのが次なる王道で、更に、接触面をアプリだったり、メールにかえたり、今後はまた別のメディアを作り出したり。今熱いのはpassbook。
Yahoo!のコアコンピタンスが、究極的にはYahoo!のトップページだとすると、Webサイトを使ったビジネスの究極の理想系は「いかに多くの人に見てもらえる電子かんばん」と表現して良いのではないだろうか。
TwitterがTwitterクライアントを嫌がったのは、ツイートの電子カンバンの座を奪われてしまうからだ。
この話は、あるリアルに成功している巨大店舗へ車で訪れる場合に、必ず存在している、リアルのカンバンにメディア的な仕掛けをすることで、「お店のUXをバーチャルに広げる」ことが可能だと思ったのがきっかけで、つまりカンバンを持っている会社は、Yahoo!ポータルと同じような強みを持ってるし、多分、ITの普及で更に機能を向上させ、効率を加速できる。その場合のカンバンというのは、既存のデジタルサイネージとかそういう意味じゃなくて、もっと広い意味。
と同時に、Webはバーチャルなメディアやお店のことを言うわけなので、よくよく考えると、リアルなカンバンという不動産を持たないベンチャーが、如何に知恵を使って、ユーザーの心にカンバンを作るか?!という試みであると思った時に、Webからモバイルアプリに移行して、カンバンの価値がなくなってしまうのではないか?!というところにYahoo!に焦りがあるんじゃないかと思ったりするし、と、同時に、僕らは、そのメタファをフレームワークとして思考して、今までに存在しない新しいサービスを作るのには、使えるのではないかと思った。
またカンバンと書くだけで、如何にデザイン性やわかりやすさが大事かもわかるのではないだろうか。
ま、こう文章に書いてみると、非常に陳腐な話のような気がして、Facebookに書いて、ちょっとイイネをもらえれば良いような内容だし、明日のWebSig1日学校に向けて、僕が今思ってることの整理なのであんまり知られなくて良いと思ってるので、人に読ませる文章にしてないけど、重複していないTwitterとFacebookの両方のソーシャルグラフの人達に送りたかったので、この内容はblogに書いている。これもハイパーリンクを活用した、カンバンとしてのSingletonパターンのアーキテクチャの一つ。