September 15, 2012
iPhone5、今回はauで予約しました。
ソフトバンクで90%は困ってないのですが、家の近くの路面店でソフトバンクの電波が入らず、ツレが使ってるauのiPhoneがガンガン入ってるのをずーっと見て来て悔しかったという、あくまでローカルな理由です。そうしたら、なんと漏れなくテザリングがついてくるというラッキー。
テザリングとお財布ケータイがつくと、モバイルデバイスを完全にiPhoneだけに絞れるんだけど、お財布ケータイは一つ前のエントリーで書いた通りFeliCaもNFCも搭載されないので、しばらく無理。フィーチャーフォンとの二台持ちはまだ続きます。au携帯も、いろいろ料金プランを縮小して月の支払いを2000円台に落としています。
テザリングについては、はっきり言って、今はほとんど必要ない。パソコンじゃないとできないことって少ないから。でも全く必要ないわけではないので、そのためだけにイーモバイルを持っていた。ここから解放される。イーモバも良かったんだけど、以前ほど重要性がないので、「あれば良い」って感じ。クリスのt.freeも良いんだろうけど、そこに依存してしまうってのもちょっと違うし。
LTEもかなりどうでもよくって、今まで通り通信できてれば何も困らないです。しかし最近は、夕方の新橋方面で全然電波をつかめないとか沢山の人が使えないという状況がauにせよドコモにせよ起きているようなので、そこを解決していただけるなら大変ありがたい。
今回、iPhone5にイノベーションが無いよねって話があります。むしろ地図が、Googleマップから独自の地図になって退化してるのが象徴的です。今までの安定してたところがユーザーニーズ不在なところで変化しています。地図はスマホのキラーアプリだったので、どうなるんでしょうかね。今はSNSやLINEがあるから前ほどではないか。
iPhoneは、当初から非常に完成度が高く、ほぼほぼ完成した状態だったと言えます。そのあとRetinaディスプレイとかハードの進化はあったけど、それが、ものすごいユーザーメリットをもたらせたかというとそうでもない。Siriも面白いし凄いけど、なかなか日本にいると恩恵を受けられない。
故に、もう今後はそんなに大きな変化ってないんじゃないでしょうかね。
だから余計、好調のうちにgoogleサービスに依存する状態を外して、今後に備えましょうってことなんだと思います。今後は、androidなどの競合で実装された新機能をうまく取り込むミート戦略が主体になり、iPhoneが築き上げたブランドを徐々に消費しながら王者の戦略を取って行くんでしょう。そうすれば単純な性能競争の面では負けないですからね。
いわゆるタッチパネル型スマートフォンについてはiPhoneが最高なのは恐らくひっくり返せないので、違うアプローチのものが出てこない限りiPhoneは安泰です。
ただし思うのは、今後のイノベーションは、例えばSiriの拡充やPassbookにせよ、現地のインフラや企業と共同して整備していくような大きなことをやっていかないといけないと思うのですが、アップルってそんなことできる会社でしたっけ?!とは思っていたりします。
また、Siriに関してはフィロソフィーがまだ見えてなくて、例えば日本で食べログと連携したとして、近隣のレストラン検索で出てきたものは広告なの?!という疑問が解決できるんだろうか、と思っています。実態が音声広告検索で、広告費が食べログを通じてアップルに流れるというサービスだったらそりゃ儲かるでしょうね。音声認識版adsense。ただ、僕は使わないだろう。
また結局、アメリカ国内だけでちょろちょろっと展開して、ローカライズに関して、あんまり冴えないまま忘れられて行くなんて姿も想像できて、ハード屋さんがインターネットを最大に活用するところまでは良かったけど、その先を自分たちで作って行くとなると、また違うプレイヤーが出てくるのかなぁ、、、なんて思っています。iCloudって未だによくわかってないんですけど。
現時点の印象として、おそらくアップルのターンはそろそろピーク。じゃ、次のターンを担うところってどこなんだろ、という待ち状態、、、そんなところかなぁと思っています。カギはプロセッサーの進化に伴うHTML5の性能改善かな。
僕がiPhoneの好きなところは、カッコいい見た目に隠されているケチなところ。Androidのように豪快さがなく、現時点のモバイルデバイスとしては最高にバランスが良い。アプリベンダーは、いつまでObjectiveCを書かなきゃいけないんでしょうかね、と思いつつ、やっぱりそれがiPhoneの性能に繋がってるわけですよね。落ちるプログラムも簡単に書けちゃいますけど。
しかし、バッテリーの改善が難しい分、同じ電力量に対するCPUの進化はムーアの法則のように改善されていく可能性が高いので、結果として豪快な方が勝つことになるシナリオは期待しています。
しかし現時点では、iOSがクールなのは間違いなく、数年はこの状況が続くと思うので、ユーザーとしてはその状況を素直に楽しんでいようかなと思っています。