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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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August 15, 2012

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IMJがMBOで公開買付を行い、上場廃止の方向へ。

事業立て直しについては、MBOをする会社の80%をCCCの増田さんが所有しており、CCCが持つIMJ株以外が公開買付の対象になっているそうです。特徴的なのは以前CCCから株を取得した博報堂の持ち株も全部買い取りになることから、今後の事業方向性に博報堂との資本的リレーションが継続されないことを考えると、ツタヤ関連にシフトしていき、インテグレーション事業からは撤退方面に向かうのでしょうか。

MBO の実施及び当社株式等に対する公開買付けに関する
意見表明のお知らせ
には、こう書いてあります。

また、当社の事業領域であるウェブインテグレーション業界・インターネット広告業界 においては、スマートフォン、タブレット PC などの新型携帯端末の急速な普及やソーシ ャルネットワーキングサービス(SNS)の浸透によって、消費者のインターネットへの接 触時間が増加し、また接触シーンが多様化してきていることも相まって、企業のデジタル マーケティングに対する需要は拡大傾向にあるものの、ウェブインテグレーション業界・ インターネット広告業界自体は参入障壁が非常に低いために、多くの競合企業が参入し、 激しい価格競争に晒されております。

これは今、花形とされている、iPhoneアプリやソーシャルアプリにも全く同じことが言えることですね。

それがオープンなビジネス環境って奴で、特にプラットフォームを海外の会社に握られている以上、今後のインターネットは大体、このパターンです。日本のネットビジネスは、資本提携等で握ることができない段階から競争が始まり、限られたパイの取り合いになります。

行く先も楽ではありません。もっと大きなところを目指すならツタヤとのシナジーは不可欠でしょうね。



しかしながら、上記のような抜本的な経営改革を行う場合、事業再構築に伴う売上高の一時的減少や巨額の一時費用の発生、事業構造の変化やそれに伴う事業リスクの変容等が見込まれるため、現在の体制下でこれらの施策を実施した場合、短期的な業績の推移で企業価値が評価される資本市場において消極的な評価を受ける可能性が否定できず、短期的には当社の株主の皆様にマイナスの影響を生じさせるおそれがあります。

完全なるパラダイムシフトの波を乗り切るのに、上場したままだと厳しい、と。


Webのインテグレーション事業が維持できなかったというより、インテグレーション事業で株主の期待に答え続けるのは難しかったハズなので、映画などの、それ以外の新しいチャレンジがうまくいかなかったのが、今につながる道だったんじゃないでしょうか。


パラダイムシフトの波に晒されつつ、常にチャレンジをしながら良い業績をキープし続けている上場会社の生き残りは大変ですね。

今の代表の方は何代目かの社長のようで、あまりIMJ株は持ってなかったようですが、今回のMBOでは、買取会社の18%を所有しているので、うまくいくといいですね。

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