July 20, 2012
最近、毎月の固定費削減をすべく携帯端末の整理について考えていた。
改めて考えるとイーモバイルの買い方をミスった。今回はその話を書いておこうと思う。
今、イーモバイルはLTE対応のPocket Wifi (GL01P)というのを使っている。
元々はタマゴ型の名機のPocketWiFi「D25HW」を2年程度、ずっと持ち歩いていた。
Pocket Wifiはいざという時には役に立つのだが、実際のところパソコンを外で出して通信するケースというのは、そんなに多くない。
今となってはコワーキングスペースのWiFiを使えば、お店で余計に飲み物を頼まなくても良いしトイレも困らない。ノマドノマド言っていても、そんなに店でパソコンを開く事がなくなった。
まして家で快適な作業環境を整えると、そもそも外に出たくなくなるし、以前はオフィスに同様の環境があったわけだから、あくまで緊急用だった。
去年の後半、D25HWも2年保持し続けて、丁度、解約月直前だった。あんまり使わないし、Androidも使ってるから、解約について聞いてみようと思って、イーモバイルの窓口に行ってみると、当時おそらくみんな同じ事を考えていたのか、それを阻止せんがために以下の契約温存施策が提案された。
両方とも2年の契約が前提で、
一つは、
「通信を使わなければ月額280円で、最大でも4680円」で良いですよ〜、というプランと、
もう一つは、
「月額3800円かかるけど、もしも、その月一度も使わなければ請求は0円でいいですよー」
という2つのプランだ。
前者が「スーパーライトプラン+にねん得割」
後者が「データプラン+にねん得割」である。
これは魅力的だった。
何せ全く使わなくても2年間持っておくだけで、いざという時には使えるという、実にイーモバイルの立ち位置を理解したプランで、結局、契約を解約しに行ったハズなのに、最初「スーパーライトプラン+にねん得割」に変更し、その2ヶ月後の解約月に、後者の「データプラン+にねん得割」に変更した。
そういう段階的変更をしたのは、そういうルールだったからだ。今考えると甘い罠だったように思える。
「データプラン+にねん得割」に変更した理由は0円に釣られたから。全く使わないなら280円もケチろうか、というまったく近視眼的理由でプラン変更してしまった。
ということで、この選択は完全に誤りだった。後で請求を確認したら、「スーパーライトプラン+にねん得割」に入っていた頃の請求は800円程度で済んでいたのに対して、「データプラン+にねん得割」は、少しでも通信したらフルフルの3880円の定額分がかかってしまい、結局、請求額は元に戻った。
ほとんど使わないけど、そもそもPocketWiFiを多少でも持つ価値がある人にとっては、
「スーパーライトプラン+にねん得割」
が最強のプランだったのである。
毎月ちゃんと使う人ならこんなことに悩まないハズというのがその理由。
まぁでも、ここまでなら全く使わなければ0円もありうるので良かったと思う。
さらにその数ヶ月後、丁度、いろんな事で心が忙しかった時期だったため、まるでストレス発散みたいな感じで、初期0円、板野友美とLTE対応に釣られて、血迷って、LTE対応のPocket WiFiであるGL01Pを買ってしまった。
ということで完全定額制になった。LTEはそれしか選択肢がなかった。
今、加入時にしか入れない保険も加えて、4200円/月払っている。
まんまとイーモバイルの罠にハマった。
そのあげくLTEの最速エリアについては、ほとんど対応地域がなかったという笑える話もついていて、LTE最速の75Mbpsが使えるエリアは、2012年7月現在でも東京だとお台場だけしか使えないとかそれJAROってなんJAROーとか正直言って思う。
下り75Mbpsについては客寄せパンダ的なアクセスポイントをピンポイントに日本中に増やしてくだけで、日常的に使えるエリアを広げる気ないでしょ?!
そもそも別に速度に困っていたわけではないのもあり、しいて挙げれば、D25HWのハードウエアボタンが貧弱で嫌だなぁと思ってたぐらいだ。多分…飽きていたんだろね。なんとなく刺激が欲しかったんだと思う。
これは正しい選択ではなかったと思う。
解約しようと思ったPocketWiFiは気がついてみると、いわゆるテザリングを実現するために、2年契約で毎月4200円払っている。初期費用0円で買ったが、当然それは「実質価格」という奴で、債権としてはちゃんと5万円のハードウエアを定価で買っているのだ。
もし解約するならその分の残債と2年契約の違約金を払うことになる。それを逃れるには一点、2年支払い続けることだ。
しかし冒頭に書いた通り、そもそもメリットになるほど使っていないので、別に通信できれば良いという視点で言うと、完全に無駄遣いだったと思う。
もうちょっと詳しい事情を書くと、ドコモ回線+海外アプリを使ってAndroid機であるGalaxyTabでテザリングしてたのだが、まだAndroid OS 2.3はあまりイケてなかったので、気がつくと前の接続がうまく切れておらずバッテリーが切れてたり、急いでる時にWiFiが繋がらなかったりして心が疲れていた。
そういうのがあって、ついイイ感じに見えたイーモバイルに惹かれてしまったんだと思う。
Androidに振り回されている感と、イーモバイルのなかなかの包容力につい引き込まれてしまったのは今のモバイルの複雑な状況を表していると思うのは、あながち大げさでもあるまい。
僕はメインの遊び端末はiPhoneが好きなのだが、電話はau携帯だ。
僕の場合は、iPhoneに、お財布ケータイとテザリングがついてれば、携帯電話もイーモバイルも解約してiPhoneに一本化したい。
iPhone5でどうにかならないものか。もしホントにNFCがついたら先回りしてau携帯の機種変でiPhoneを買おう。
ちょっと前にアップルジャパンの人が、iPhoneは日本でも売れたので、オサイフケータイつけなくても良かった、という記事があったけど、とんでもない。足りないiPhoneをカバーするために、他の機器にお金払って自分のニーズをカバーしてるわけなのです。
またAndroidはAndroidでバッテリーが持たないから、という売り文句で、携帯と二台持ちしやすい割引プランがドコモに用意されていたりと、対症療法で客単価を挙げる施策もまた、ハードウエアの制約に基づくもので、ホント、なんというか、好きでやってるとは言え、みんな、お金の無駄遣いですね。
とりあえず家電量販店の店頭で、そのままいきなり買うのはやめた方が良い。一旦、話を聞いて、深呼吸して購入を一度検討して、本当に必要なのか?!を考えるのがオススメです。
で、契約しちゃったのなら、やっぱりうまく生かすなり、こういうのでお金生んで行かないとね。頑張りましょう!