愛車:マツダアテンザ
Webを中心とした、ビジネス&テクノロジーに関する思いつき
by F-shin
[ このサイトについて ] [ F-shinについて ] [ トップ ]
iPhoneアプリ
author:えふしん
photo_20.jpg
藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
お求めやすい夏休み特価!
このカテゴリ[書評系評論]の最新30件
システムがもたらす信頼を如何に作るか DeNA南場さん「不格好経営」 吉野家が「デフレ」の象徴は間違い〜「本当の経済の話をしよう」を読んだ エンジニアが一番、エンジニアらしく、シンプルに独立する方法 リーンスタートアップ実例として、オイシックス成功の苦労を描いた本「ライフ・イズ・ベジタブル」 「とにかくやってみよう」を否定する「リーンスタートアップ」まとめ4(完) 「とにかくやってみよう」を否定する「リーンスタートアップ」まとめ3 「とにかくやってみよう」を否定する「リーンスタートアップ」まとめ2 「とにかくやってみよう」を否定する「リーンスタートアップ」まとめ 「さあ、才能に目覚めよう」をやってみた 楽天ゴールデンイーグルスというベンチャー企業~「絶対ブレない「軸」のつくり方」書評 全文検索機能をつけたいWebサービスで必ず考慮したい1冊「Apache Solr入門」 マスコミは、もはや政治を語れない 「自分をデフレ化しない方法」を読んだ。 ツイッターがあれば名刺はいらない ~ 「ネットがあれば履歴書はいらない」 SEOには、運用のSEOと設計のSEOの2つのフェーズがある。 CS4のお得な購入方法~法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる 「インターネット&Webの必須常識100」の執筆に参加しました! ニコニコ動画が未来をつくる ドワンゴ物語 「ワタシが主役」が消費を動かす―お客様の“成功”をイメージできますか? 「紳竜の研究」を心で記憶する。 真のライブをゲットせよ 〜2011年 新聞・テレビ消滅〜 やっぱり仕事で重要なのはプロモーション力だと思う - 「仕事するのにオフィスはいらない」 着々と広がるPython包囲網に君は立ち向かえるか?! 勝間和代さんの本が苦手な理由 ネットオタどもは自分の来た道を常に振り返るべき〜グランズウェル 買いたいけど買えないアマゾンカートの中身一覧 才能のあるレジのおばさんに相応の給与が支払われない合理性 GoogleDan ネットで売れるもの売れないもの
[このカテゴリをもっと見る]
Powered by
Movable Type

July 08, 2012

スポンサーリンク

書籍「リーン・スタートアップ 」は、文字が多くて忙しいプレーヤーの人達には読みにくい本だったんじゃないかと思う。しかし、その分書いてある事は、実例を含めてかなり詳しく書いてある。

リーンスタートアップの基本形は非常にシンプルで、ベンチャーだろうが大企業の新事業だろうが、自分たちがビジネスとしてやりたいと思ったビジョンを、細かい機能、要素に分解し、

1、各機能、成功要素を試す「必要最小限の商品」を作り、
2、ユーザーが欲しいものとして受け入れられるかを試す。
3、成果指標を必ず計測し、
4、「必要最小限の商品」で実現した機能は正しくユーザーに受け入れられるかを分析する。
5、その方向性は正しいのかを考え、そのまま突き進む(我慢する)のか、方向転換するために今までのものを捨てる(ピボット)のかを決断する。

このサイクルをスピードアップさせていくことで製品開発を進める考え方、である。

リーンスタートアップは開発手法、マネジメント手法であるが、この本から得られることは、手法(フレームワーク)というより製品開発の考え方と言った方が正しいと思う。特にWebサービスのマネジメント経験者であれば、自分の成功の追体験を得られるか、もっとこうすれば良かった、という後悔のどちらかを感じられることだろう。

この本で否定しているのは、旧来のデータや実績に基づいたマネジメント手法は当然のこととして、その対極にある「とにかくやってみよう」と言う、誰も欲しがらない製品を作る事に突き進むことも含まれる。

それを防ぐために「構築ー検証ー学習」というサイクルをとにかくスピードアップしていくことで、その機能や、製品そのものに対して無駄な時間を費やすのを避けることを目的としている。

本書はフレームワークというよりはプロセスの考え方が各章ずつに実例を交えて深堀されている。当然、スタートアップの進め方が理論化されているわけではないので、読んでると段々全体像がよくわからなくなってしまった。

ということで、以降のページで改めて全体像を把握するために、自分なりの各章の見所を書いていきたいと思う。


第1部 ビジョン
第1章 スタート
第2章 定義
第3章 学び
第4章 実験

第2部 舵取り
第5章 始動
第6章 構築・検証
第7章 計測
第8章 方向転換(あるいは辛抱)

第3部 スピードアップ
第9章 バッチサイズ
第10章 成長
第11章 順応
第12章 イノベーション
第13章 エピローグー無駄にするな
第14章 活動に参加しよう


購入される方はこちらのリンクからどうぞ。

スポンサーリンク
■同じカテゴリ[書評系評論]のエントリー
<<前の記事 「さあ、才能に目覚めよう」をやってみた
>>次の記事 「とにかくやってみよう」を否定する「リーンスタートアップ」まとめ2
■このblogの書き込み最新3件
本ブログは移転しました インターネットの遊び方を身につけよう トトロが陽なら、『風立ちぬ』は陰?〜『風立ちぬ』の感想