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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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March 17, 2012

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最近はSNSのおすすめ機能が充実しており、フォローや友達登録を勧める人が出てくる。

「類似の趣味や行動をしている人と合うに違いない」という考え方で作られている。また、最近はスマートフォンの電話帳やGMailの電話帳をサーバーに吸い上げて、実際に登録されている相手は友達に違いないと勧めてくる。

ところが人間は、そんなにシンプルな生き物ではないので、以下のようなことが起きる。

・アンフォロー(ブロック)した人が出てくる!
・元カレが出てくるんですけどぉ

一度人間関係がそれなりに近くなった後に「遠ざかってしまった人」と、「好きな人」というのは、まだコンピューターのフィルタリングのロジックでは同じものとして扱われてしまうのだろう。

我々も広告を掲載しているサービスの運営を通じて、ある仮説を持っていて、

「広告内容についてクレームを出してくる人は、その広告を決して嫌いではない」

気になる広告だから気になる。

ただし、それが「好き」ではない。しかし「無関心」でもない。「嫌い」は「好き」の反対語でないとはよく言ったもので、「無関心」の人はクレームを出す価値も感じていないのだからわざわざ手間をかけて問い合わせて来ない。

友達やフォロワーについても、それが既に「終わってしまった関係」でも、コンピューターが客観的に判断すると、「好きになれるはず」という判断を下す。

これは、人間の難しいところであり、行動履歴まで解釈して空気を読んでくれるWebサービスは出てくるのだろうか。

Facebookが大きくなった理由として、このリコメンド機能が充実していて、ぽいぽいボタンを押すだけで、どんどん友達の輪が広がって行くという成功例があるので、この動きは全く止むことはないハズ。同族嫌悪問題が相応の問題になるなら、作り込む価値のある機能だと思います。

ただ、夫婦関係は犬も食わぬ、人間関係はある日突然、改善したりもするので、他の誰かが、おすすめとしてクリックされた時に、そこで無視された人は徐々に優先順位が下がるというシンプルなロジックが良いかも。

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