January 27, 2012
「マイミク100人以上いる人って信用できないよね」
「連続ツイートしたらうざいのでやめてください」
「宣伝RTは見たくない、でもリムーブはしたくないのでRTをやめてください」
「Facebookに書くと相手のウォールを一定期間占有するので書きにくい。いいねがもらえなかったら寂しいし」
このような意見は、そのコミュニティの活動に制約をつける。、
要因としてはサイトの仕様の時もあれば、何故か生まれた謎のローカルルール的なところもある。
人それぞれのコミュニケーションの距離感や深さに応じて好きなサービスを使うのは大事なことなのだけど、「SNS疲れ」と言われる原因は大体、「他人との関係性」によって作られるものである。
わかりやすい例だと、ちょっと目立ってる人が言われる、
「あなたは影響力がある人だから、そんなことを書いてはいけない」
というもの。
実際は、本当に影響力がある人は少なくて、ちょっとした好き嫌いの正当化の文句なのだけど、相手の心を侵略するには、なかなか破壊的な言葉でもある。
ソーシャルメディアは、人と人とが相互に影響しあうネットワークなのだから、そのようなこともありうるわけで、折り合う点というのは、書く人と読む人の関係、そしてサービスの仕様で決まるんだなと思うわけです。
全く好きなことを書けるオープンなネットワークは存在しないし、全く好きに閲覧制御できるネットワークもなかなかない。
ツイッターのリムーブ、フォローシステムはすごく良くできているのだが、日本人はどこでもstickyなコミュニケーションを求めるので、このシステムをドライに使いこなすのが苦手だ。
日本人は日本人なりに、ツイッターを使いこなすのと同時に、コミュニケーションの制約をも作ってしまっている。
でも、それが日本が世界でも特異にツイッターユーザーが増えた理由だとすると、そのミスマッチ部分を深堀してみる価値はありそうですね。