January 18, 2012
最近、タイムレコーダーにツイッター連携をする機能がついたものが発表されていて、どうも会社の近隣の位置情報のついたツイートが送られてきたら出社したと見なすものらしい。
どういう意図でそういう機能がついたのかわからないが、同じビルのエレベーター渋滞に巻き込まれて遅れているなら、もちっと早く家を出ろという話であり、それはやはり遅刻であり、座標で管理できるものではないと思うので、仕様として何を意図したのかがわからなかったりします。単純にギミックなのか、用途提案なのか。
それはさておき、もうちょっと考えを広げて、ツイッターで在宅勤務の時間管理はできないものか?と考えています。
在宅勤務の問題は、今働いているのか?が管理者にとって視覚的にわからないことに尽きます。オフィスにいたってパソコンに向かっている以上、ツイッターでツイートしてるなら公開情報なのでまだ良いのですが、skypeやIRC等で遊んでいても、Webブラウザでエロサイトを見ていても、後ろから画面を見るなりproxyで管理するなどしない限りわからないのだが、日本においては、とりあえず同じオフィスにいればちゃんと仕事していることになっているのが現状と言えます。
が、故にできる人とできないで残業してる人論の話が出るわけですが、在宅勤務については、あくまでも成果主義が前提なので、成果できっちり測れば良いため、適切なマネジメントとセットでやればいいじゃん、というのが実現の根拠となる理想論としてあります。
ツイッタータイムレコーダーのアイディアについて。
仕様概要
・ツイートにつけられたハッシュタグで出勤退勤を管理する。
・あとはタイムレコーダーの動作に近い集計をする。
・モバツイなら、モバツイランドアプリで実装すれば携帯、スマホからすぐ実現可能。
会社的メリット
・フォロワーに向けて、出勤退勤を宣言するので、ソーシャル的にサボりにくい状況を作れる。(人間は基本的に怠惰である)
本人的メリット
・このルールに従っておけば真面目に仕事していることになる。
本人的デメリット
・フォロワーに向けて、会社の事情を送る感情的抵抗感(価値観)
・行動を晒すことでストーカーなどの問題。(故に会社と家のツイートは区別しない方が良いと思う。)
会社的デメリット
・労働基準法に関わる問題をグローバルに晒しているリスクってあったっけ?!
よくこういう話をすると、「そんなツイート見たくない人はどうするの?」と言う人がいるが、システム的に@○○○○に向けてmentionとして送れば、フォローしてる人にしか配信されないためそこは解決するのだが、ソーシャルのメリットが失われる可能性が高く、そこに集う人数によって変わってくると思う。しかしそれなら社内IRCやskypeでもいいじゃないかという話になるので、ちょっとズレて行く。
また、在宅勤務とは言え正しく勤務時間とみなすのか、というあたりもあり、運用するなら、もう少し考えることはいろいろあるんでしょうが。
[ワンポイント講座]在宅勤務者の労働時間はどのように取り扱うのか
本当は自由にやれる方が良いに決まってるんですが、性善説的にうまくいくならそもそもルールはいらないわけで、正社員であろうが雇用は本質的には時間労働に紐づいているのも含めて、終業規則にまつわる問題はいろいろ難しいものです。で、時間が勿体ないと思うのは、そういうルールやコンセンサスが取れる間は、やっぱり社員の人はオフィスに通勤しなくちゃいけないという部分なんですよね。
是非、こちらで良いアイディアある方は、ツイッターやblogでご意見ください。ツイッター経由で@fshin2000まで教えていただけると助かります。