November 09, 2011
モバツイは、2つのアプローチでスマートフォン時代にチャレンジすることにしました。
一つは、Androidアプリの「モバツイtouch」です。ツイッタークライアント P3の開発者であるlynmockさんによる作品です。
P3はJavaで作られたデスクトップクライアントですが、去年だったか一昨年だったか、twitterのイベントで会った時に、JavaのGUIでアプリを作れる人はレアなので、絶対にAndroidは勉強すべき!ということを力説したことを覚えています。
まだモバツイのAndroid版を一緒に作ることになるとはその頃はつゆ知らず、という頃でしたが、その後、モバツイブランドでクライアントを一緒に作ることになりました。
明らかに他社に比べて後発なのは否めず、かつ偉大なクライアントが何個もあるので大変なのは承知の上で、でも諦めずに頑張ります。
lynmock先生が強く力説していた「酔っぱらってる時に電車の中で操作しても使いやすい操作感」を大事しながら、「モバツイらしさ」をmixした作品です。
今後、どんどん良くしていくので、何卒暖かい目で見てくださいませ。
もう一つは、僕がメインである作品「モバツイsmart」です。
こちらは、HTML5によるWebアプリです。Ajaxのインターフェースで、モバツイらしさを維持しながら、アプリに負けない使い勝手を実現しています。
オリジナルのモバツイをベースに、昔一緒の会社で働いていた人たちがやっているリズムタイプさんに、デザインと開発について協力してもらい3ケ月半でリリースしました。
モバツイは、Amazon EC2に大量のサーバーを置いていて、相応のトラフィックをさばいているツイッタープロキシでもあります。
メリットとしては省電力に寄与し、特に海外に行った時など、電波状態の悪い時に特に力を発揮します。
そもそも携帯電話向けにサービスしていたということは、「不要なデータをサーバーで削って必要な情報だけをクライアントに送出している」ということになります。
クラウド側でモバツイサーバーが一生懸命ツイッターとの通信を頑張って、クライアントには必要な情報だけを返しているので通信全体とが最適化されているんですね。
(ツイッターapiをキックしたことがある人なら知ってると思いますが、どんだけ大量のデータが一回のapiリクエストで送られてることか・・・)
例えばtsudaさんも海外でLet's Noteからモバツイをご活用いただいていたようです。
モバツイ、モバツイsmartはPCでも動きますので。あと、モバツイsmartがNitendo3DSのブラウザで普通に動いたのはびっくりしました。AjaxもCSS3も大丈夫なんですね。
あと、もし、中国に出張で行かれる時には、認証で一度twitter.comにジャンプしなきゃいけなくて、フィルタリングにひっかかるみたいなので国内にいる間にモバツイsmartをセットアップしておいてくださいね!
スマートフォンはアプリの流通形態が原則的に「アプリ」という単位なので、Webアプリはプロモーションしにくいなどいろいろ障壁が大きいのですが、Webアプリならでわの強みを生かして頑張っていきたいと思っています。
なおiPhoneアプリ版もいつも考えています。いつも考えてるのは、モバツイらしさが出せるかなぁというのと、うちでやる意味を考えてるところですね。誰か一緒に考えるところから手伝ってくれないかなぁ。
とにかくスマートフォンの取り組みは今後10年のキャリアになる取り組みだと思っています。
今は、mixi社の決算の下方修正の話や、サイバーエージェント社の広告依存からの脱却の話など、ソーシャルゲーム業界以外はいろいろ大きな変化のタイミングだったりするのですが、とにかく食らいついて行こうと思っています。
関連リンク:
「モバツイtouchの紹介ページ」
「モバツイsmartの紹介ページ」
窓の杜にもご紹介いただきました。
「Tiwtterクライアントサービス“モバツイ”のアプリ版「モバツイtouch」」