October 30, 2011
adtechでfacebookの人のプレゼンのところの質問コーナーで、よりによってfacebookをマーケティングに生かす方法を聞いた人が「そのために作ってるんじゃないから、知らねー」と返り討ちにあったという話があったとかなかったとか。
でも、ソーシャルメディアをマーケティングに活用するときの原則って以下のことだけなんじゃないかなぁと最近思うようになりました。
難しいことを考えずに、
・ツイッターにはツイートできるようしとけ。
・Facebookにはイイネできるようにしとけ。
あとは、サービスやキャンペーンが面白ければ/優れていれば勝手に広まる。
だけなんじゃないかなぁ。
facebookやtwitter,tumblr,mixiチェックもろもろ、これらのサービスって、オープンインターネットにある情報を取り込む事に関してはめちゃめちゃ充実してますし、内部でバイラルする仕組みもあるわけですよね。
結局、いろんなキャンペーンはあれど、日常的に広まっているニュースや話題を考えると、上以上のものって必要だったっけ?と考えてみるわけです。
もし、ガンガンに作り込んでしまって、Facebookの仕組みやtwitter apiを使ったときの問題点は、対象となる母数がアカウントを持っている人が限られるということだと思います。
それでも一から集客するからマシだというのは、友達を誘うときの方法と似てますよね。
つまり「電話帳の代わり」です。
それは実装というか手段というか利便性という話であって・・・でも、ユーザーを集めまくって繋ぎまくってアクティブ率が下がりまくってるgoogle+という化け物を見るにつけ、そこが一番大事じゃないってことはわかりますよね。
Facebookは、ユーザーが8億人を超えたそうですが、世界的なニーズは「クローズドインターネット」ですね。
クローズドインターネットとは、つまり、「友達との連絡用」です。
だからBlackberryは売れ、今は代替となる、スマホ+メッセンジャーアプリが大人気ですね。P2PのSkypeがスマホのメッセンジャーアプリとしてはイケてないので、沢山のメッセンジャーアプリが乱立してきましたね。
クローズドネットワークに対して、第三者のサービスのバイラルを求めることって可能なのかな。あるかもしれないけど、必要な要素って冒頭に書いた理屈を超えないよね。
バイラルであればtwitterの方が向いてると思うのだけど、よくわからん。真面目なものより、ネタ化、2ちゃんねる化してる感じはありますね。特にfavのアグリゲーションサービスで広めようと思ったら確実にネタでしょうね。
ただ、プラットフォームとしての方向性に乗っとくってのは大事ですね。
いわゆる「そのサービスのおこぼれをもらう戦法」というのは、そのサービスの文脈に沿ったものを作った時に最大化されます。
twitterはあんまりそういうのないですけど、Facebookだといろいろ出てきてるみたいですね。ここは今後期待ですね。
ただ世界が閉ざされたi-modeと違って、オープンインターネットとの戦いでもありますので、携帯向けならPCと同じ内容でもお金がもらえる、と言ったタイムマシン経営みたいなのは通用しなくなると思うんですね。それはまさしくPCインターネットの歴史ですね。
ということなので、どういう戦法を使っても、結果的には、「オープンインターネットで通用するコンテンツを作る」しかないという結論になると思うんですよね。