March 03, 2011
唐突にさくらのVPSを20台ほど申し込んでセットアップ待ちなので、その間に今日発表されたAWSの東京リージョンについて考えてみた。
モバツイの場合は、単純にデータセンターまでの通信時間だけでは意味がなくて、twitter apiを含めたトータルでの時間が問題になるので、結局は、
携帯ゲートウエイ <-> モバツイ <-> twitter api
ということになる。
そこで、現在モバツイが設置されているアメリカ西海岸から、twitter apiにpingを打ってみると、
[root@ip-10-162-74-15 ~]# ping api.twitter.com
PING api.twitter.com (199.59.148.87) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 199.59.148.87: icmp_seq=1 ttl=56 time=13.0 ms
64 bytes from 199.59.148.87: icmp_seq=2 ttl=56 time=12.8 ms
64 bytes from 199.59.148.87: icmp_seq=3 ttl=56 time=12.8 ms
64 bytes from 199.59.148.87: icmp_seq=4 ttl=56 time=12.9 ms
えーと、ざっくり約13msec。
家のマシンから同様のことをやってみると、
api.twitter.com [199.59.148.87]に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
199.59.148.87 からの応答: バイト数 =32 時間 =146ms TTL=51
199.59.148.87 からの応答: バイト数 =32 時間 =144ms TTL=51
199.59.148.87 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 2、受信 = 2、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 144ms、最大 = 146ms、平均 = 145ms
OSも違うし、こっちは無線LAN経由ですが、まぁざっくり140msec
ツイッターでの報告によると、東京リージョンが大体一桁msecから10msec後半の間。
以前、id:rx7さんが報告されていたAWSの西海岸のレイテンシが110~120msecだったので、これを115msecとすると、
東京リージョン + twitter apiへのアクセス
10msec + 130msec(ぐらい) = 140msec
西海岸リージョン + twitter apiへのアクセス、
115msec + 13msec = 128msec
結局のところ、twitter apiへの中継を生業とするモバツイの場合は、東京リージョンに移動する意味があまりないのかなぁと。
もちろん、僕らの作業性が高くなるとかメリットはたくさんあります。選択肢が増えたのも大事なこと。
また、staticなページの戻しが早いので、全体的に言うと東京にあるべきなんですが、ほとんどのユーザー体験においては、そんなに不利ではないなぁと。
それよりも、最近、気になってるのが、稀に起きてるPHPセッションのmemcachedへの接続タイムアウトというエラーがあって実害がどうなってるのか?も含めて把握、解決できなくて困っていたりする。別にそこからtelnetでつなげる分には一瞬で繋がるんだけどねぇ。