October 05, 2010
本日(10/5)の20:00から放送予定のUstream放送 「日本人のためにあるべきツイッターサービスとは? Powered by モバツイカンパニー」の原稿をここに書いておきます。
急いでいるので、いつも以上に乱文失礼。
コーナー「Mindscope新設立の経緯」・・・5分
■プロローグ
私が前職のペパボを退職した後に、渋谷のパーティーカンパニーのシェアオフィスにて、人の想いを創る会社=「想創社」を立ち上げたのが今年の1月。
元々想創社は、受託から始めようと思って1年以上前から退職をペパボの上司に伝えていた独立だったのに、気がついていたらモバツイが大きくなっていたので、じゃぁモバツイをやるか、というのが真相。
モバツイをただ維持したいがためにアマゾンEC2を借りて、広告を始め、携帯ツイッターのパイオニアとしてライバルと負けたくない!と模索している間に、沢山のユーザーさんにご利用いただき、相応のビジネス状態が実現し、気が付いたら人一人は支えられるだけの売り上げが上がるようになっていました。
しかし、モバツイ自身を今後どうするか?というのを常に迷いながら一人で会社を作っていました。
というのも、今年はツイッタービジネスに大手携帯キャリアが参入し始めた年。今までの個人でも作れたツイッターのエコシステムという流れから、大手企業やツイッター本体が本気になる、というビジネスへの変遷があるのであれば、そこで生き残る事はできるのか?
常にそんな迷いと、日々の運用の忙しさの中で、一人の組織から抜け出せなくなっていた、というのが現実でした。
■出会い
そんな中で、たまたま飲み屋で出会ったのが、Dreamcastユーザーなら知らない人はいない「シーマン」というゲームや「The Tower」を作った斉藤由多加氏。
その後、私の方から、クリエイターであり経営者として、自分のこだわりと、ビジネスをどう両立していくか?という相談をしたのが、マインドスコープの第一歩でした。
相談をしていく中で、モバツイを今後どうするか?自分はどうあるべきか?という部分の話をすると同時に、斉藤氏が自身のゲームビジネスとは違う会社で、Webビジネスのプロトタイプを作る「ユートジャパン」という会社を持っていることを知らされます。
マインドスコープは、想創社とユートジャパンとが合併した会社として、できていくこととなります。
■何故設立したのか?
では、何故マインドスコープという会社ができたのか?
2つあります。
一つは、想創社で考えていたこと。
想創社は、「人の想いを作る会社」ということで、将来的にはネット以外のコアコンピタンスを持つ会社とジョイントベンチャーを作り、リスクとリターンをもちあうスタイルで、本気のネットビジネスができる組織を作りたい、と思っていました。
そうしたら、いきなり起きたテストケースが、想創社自体が合併してしまう、という道だった、ということ。
つまり、クリエイターの斉藤氏という発想力と想創社が作ったジョイントベンチャーという考え方。
もう一つ、斉藤氏と話をしていく中で、「モバツイ」という資産の使い道について考えました。
もしかしたら、モバツイを売却して、次の投資の資金を得る、という選択肢もあることでしょう。
しかし、せっかく今あるモバツイを生かして、組織を作り、今後10年を行きぬく組織を作るための活動を行う。そして、モバツイだけではなくて、組織として新しい事にチャレンジする。
現在のモバツイで起きていることは、そういった活動をするための原資として活用することにしました。
そして斉藤氏や、取締役会に参加いただく方々は、僕の背中を押してくれる知恵や経験の結集、となっています。
■今後どうしたいのか。
マインドスコープ社は、六本木ヒルズのほど近くのビルに100坪のオフィスを借りました。昨日から稼働し始めています。
現時点では2社の同居という形ですが、それでもマインドスコープ社のスペースは20人以上入ることが可能です。
このスペースが無駄にならないだけのビジネスのサイズにすることは既にほぼマストとなっていると言えます。
(ここはマイネットジャパンの上原さんからいただいた助言が大きく影響しております。)
また、ツイッタービジネスがどうなるか?に関しての関心や心配があることでしょう。とりあえず現状の僕の印象では「問題ない」という楽観視をしています。
大体、多くの人はツイッターを始めると、「このサービスはあと半年」と口を揃えて言います。
僕も2007年の頃から、正月は超えられないサービス、と言っていました。しかし、何故かツイッターは未だに生き残っています。もちろん、ツイッター社の皆様の頑張りがあってこそですが、そうやって、たかだか140文字を送るだけのサービスは、他社の追随に負けずに生き残っています。
僕のツイッターの評価は、ツイッターをやり始めてから、なんだかんだと3年半以上、踊り場も経験しながら、維持、成長し続けているサービス、という評価です。
ある人が言っていましたが、「インフラとして見たツイッターが定着する」ことも考えておく必要があるのではないか?と思っています。
ただ、我々がそのツイッターの世界で生き残れるかは別問題。そこをチームとして乗り切る、そこでつけた実力が、次のステップにも生きるので、そういう力を自分達でつけて行ける組織にすることが当面の目標です。
私自身は、このblogに書かれたプロフィールにもある通り、クリエイターとして、
「インターネットと日常の生活が融合された「何か楽しいもの」/「便利なもの」を作ること。」
が日々の目標です。
モバツイはその一つになっているんじゃないか、と自負しています。
会社としてどうなりたいか?という視点では、あらゆる活動においてビジネスとして成り立たつことで、人が関わり継続的に成長できるチームを作る。その際の会社のサイズは、きっと、実現するビジネスのサイズに適正な形であることでしょう。
と5分ではプレゼンし切れない情報を書いてしまいました。