September 21, 2010
FOMAのテレビ電話、iPhoneのFacetime、シャイな日本人にはなかなか恥ずかしくて使われない機能である。
何故かというと、電話の自然な姿は耳にかけているスタイルだから、ではないだろうか。電話のカメラに顔を向けている姿というのは不慣れなスタイルである。
それに対して、ドコモのN-08Bはキーボードスタイルの携帯電話なので電話としての利用法は難しい。
N-08Bで電話をかける場合はヘッドセットを使うか、ハンズフリーで本体内蔵のマイクとスピーカーで電話をする。
このマイクとスピーカーでの電話というのが新感覚で、ビジネスで使う場合に、一種の電話会議のスタイルで使える。
電話会議というと、複数台の電話口の人が参加できるコーラスラインなどのサービスを使うらしいのだが、そこまでの人数ではない場合、外にいる人は普通の携帯電話で、会議室にいる人たちは、N-08Bで通話を共有することができる。
何よりもN-08Bであれば場所に依存することなく簡単に持ち運べる。
ちょっと前に、勘定奉行か何かのCMで、商談中に上司の決済を得てビジネスのスピードを素早く進めたというCMがあったが、N-08Bを持ち歩いて、その場でお客様と会議に持ち込んでしまう、という方法もアリかもしれない。
またFOMAにはテレビ電話機能があるので、FOMA同士であれば映像情報も共有できる。
できれば、あらゆるスマートフォンのカメラと共用できたら良いが、ドコモの携帯が先に行きすぎているのか、テレビ電話というのは標準化されていないようだ。
パソコンでSkypeというのも便利だが、どうもパソコンで会話をするというのは違和感がある。別に違和感があっても利便性には変えられないのだが、携帯電話の方が自然なのは間違いない。
N-08Bはよくも悪くも携帯電話そのものなので、この電話という用途は最高に適している。その通り、1ボタンで電話モードに入れるという機能プライオリティの面から明らかである。
モバイルデバイスでいただけないのは、お客さんや他人の前で操作にもたついて待たせる空白の時間を作ってしまうことだと思う。スマートにテレビ電話を共有できる、と言うシーンを提供したければ、PCのSkypeを使ってダイアルアップやスピーカーの準備に戸惑うより、専用機器の方がスマートである。
結構、この機能はビジネス用途には面白いのではないだろうか。
DoCoMo N-08Bレビュー
1.ハードウエア編
2.N-08Bでモバツイを楽しもう!(i-modeブラウザ)
3.アクセスポイントモードで、iPad wifiをネットにつなげよう!
4.みんなで使える電話機能、テレビ電話機能←イマココ!
5.未定・・・使い方に関する総括、か、テキストエディタ周りのことを書くかも。