August 15, 2010
AMNさん経由のモニターキャンペーンで、DoCoMoのN-08Bを試用する機会をいただいたので、モバツイ開発者であり、一モバイルユーザーの視点でレビューしていく。
(すいません、AMNさんの画像をお借りしてしまいました)
本体は、まるでかつて愛用していたシグマリオン3を彷彿とさせるデザイン。
携帯のキーボード端末というと、基本的に女性がターゲットだと思っていたのですが、本体色が黒しかない。天板がヘアラインアルマイトのような感じのプラスチックはどういうデザインなんだろうかと思ったが、もしかしたら、女性のビジネス用のハンドバッグのイメージなのかもしれない。
実際横長のデザインは、女性のハンドバッグに入れると丁度良い感じなので、20代~30代のOLさんがターゲットか?
4.6インチ、フルワイドVGA(854×480ドット)の液晶は、輝度も高く画面は見やすい。iPhone4の液晶が改善されたというのが話題になってたけど、実は日本の携帯電話は、普通に綺麗だったという。この辺は、着目して話題にする人がいるかいないかの違いだけ。
N-08Bの面白いところは、良くも悪くも「ドコモの携帯電話そのまんま」というところ。
簡単に言うと、本体を横長にして、フルキーボードをつけた携帯電話である。
ドコモ携帯に慣れている人は、安心の操作感であり、と同時に、普段のボタンが、キーボードのどこかに配置されてしまったが故に、わかりにくいところも存在する不思議な機種だ。
最近の携帯電話はマウスカーソルのポインタがついているが、たいがい使いにくい。
この機種でもマウスカーソルのポインタは決して使いやすくはない。これはハードウエアの問題ではなくOSのデザインの問題だろう。基本的には、キーボード、ボタン操作が使いやすいOSなのにで、キーボードオペレーションを覚えて操作するのがオススメだ。
こういう機種を買う人は、そこらへんにメリットを見いだして買うのだから問題ないだろう。
キーボードのボタンは、割と使いやすい。
12.7mmのキーピッチのキーは、キーの配置に慣れればタッチタイピングも可能なキーボードだ。もちろん普通のノートPCに比べると誤入力も増えるが、削除する操作を含めても、ボタン押しの携帯電話よりも打ちやすいのは確か。とりわけ、この辺は、器用な女性が使うのであれば、特に問題ないだろう。
一点だけ気に入らないとすると、ファンクションキーがfnキーと併用しないと入力できないところ。
ブラウザにせよ設定にせよファンクションキー主体のオペレーションになるのに、fnキーと併用というのはいただけない。決してポインタによるオペレーションが使いやすいとは思えないので、そこだけは残念だ。
ここについてはGUIの改善とセットでタッチパネルをつけるか、ファンクションキーを独立するかができるとありがたい。
また、SH-06Aあたりだとその存在が邪魔で仕方なかった、MENUボタンがこの機種では大活躍する。これも、Windowsキーのような日蔭の存在ではなく、もうちょっと専用キーとして際立たせてもらえるとありがたい。
ちなみに大事なこと。操作に困ったら「通話オフボタン」を押すとアプリやメニューは閉じてくれる。終了の仕方がわからなくても良い。ただ、このボタン押下時に終了確認は不要だけどね。すぱっと終わってくれた方が気持ち良いですね。
横長の携帯電話である、と考えれば良いんだけど、キーが沢山ついてると携帯電話っぽい操作というのは、つい忘れてしまうので、若干違和感もありつつ、面白いなぁと思っています。
さて、今後、数回の記事に分けてレビューを書いてみたいと思う。今のところ項目は以下を取り上げようと思っている。
1.ハードウエア編(このエントリー)
2.N-08Bでモバツイを楽しもう!(i-modeブラウザ)
3.アクセスポイントモードで、iPad wifiをネットにつなげよう!
4.みんなで使える電話機能、テレビ電話機能
5.未定・・・使い方に関する総括、か、テキストエディタ周りのことを書くかも。
もし何か知りたいことがあったら、変わりに調べることも可能なので、ここや、はてブコメントまたは、@fshin2000 にでも質問ください。
docomo PRO series N-08B まとめwiki