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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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August 14, 2010

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タイトルは釣りですが、

「言われたことしかやらない/やれない人」というのは、一般に会社の評価は低くなる。

しかし、考えようによっては、優秀なリーダーがうまくコントロールすることで、優秀なリーダーのいのままの成果が出るので都合が良い、というケースがあるだろう。

これを意図的にやることをプロジェクトの進め方において「是」とするならば、「言われたことしかやらない人」に対する、性能要件は、

「言われたことについては100%のアウトプットを、期待した速度よりもなるべく早くこなせる人」

ということになる。(優秀なYesマンに必要な能力もここだと思う)

「言われたことしかやらない」と言うのは、割と技術者に多い特性で、これ言葉を変えると、

「仕様が決まってないとできません」

「何がしたいのか決めてください」

であったりもするので、結局、会社のビジネス意図が技術者とは別のレイヤーが担保しているとするならば、「優秀な技術者」の要件も、

「言われたことについては100%のアウトプットを、期待した速度よりもなるべく早くこなせる人」

ということになる。


とか考えちゃうと、…これじゃ、技術者の評価上がらないよね。

お金を生んでるレイヤーに沢山お給料が配分されると考えれば、こういう状況の技術者レイヤーは交換可能かもしれないしね。そうすると、外注であったり、オフショアと戦うわけで。

とはいえ、それが現実的に実現できないから、内製、という回帰現象だとしても、それは仕方ないからやると言った部類にしかならない、というか。

もっとポジティブに。

当然、あるべき姿は、エンジニアには製品性の向上にも寄与して、、、、それは技術力の提供に留まらず、技術者だからこそ発想できることでビジネスを大きくする、とか。

デジタル技術は、アナログ技術に比べて、必要な能力の均質化が行われている、、、つまり、デジタルコピーや劣化しないコマンド入力という形で、再現性が簡単に得られてしまうので、必要な人材の見極めが難しい。磨き職人であれば、もう一生もののレアな人材と見られるのに、プログラマーだと、言葉が通じなくても仕様書の方で頑張れば、製品実現性(=コードの再現性)が得られるんじゃないか、とか。そういうことを考え出したり、とか。


とはいえ、現実は、ユーザーインターフェースなどの言葉じゃ語れない、仕様書に落とすのがきわめて難しく、その人のセンスに依存するところで、「何がしたいのか決めてください」だと、極めて苦労をするわけですが、それをちゃんとこなせる人ってのは、やっぱり優秀、というか、少なくとも、その製品に対してポジティブな興味を持って思考錯誤してくれる技術者というのはとても重要な人材なんだと思います。

あとは、その実現に対する工程の少なさと時間の早さ。要は一人でどこまで迅速に、という奴。会社は時間のパラメータに縛られますから、時間を正しく有効活用できる人は神です。

こういう話をすると、割とすぐに「会社は考え方を、こうすべき」、という話になるんだけど、実は「会社」なんてものは存在しなくて、技術者一人一人が信頼できて、仕事を任せたくなる人材になるってのはものすごく大事なことだと思います。

もしその会社にとっての技術者が「言われたことしかやらない」って思われてたら、絶対にクリエイティブな仕事任せないと思うし。そういうのは期待感って奴ですね。そういう期待を作りだすことが苦手なエンジニアは多い。

例えば「○○できる?」って聞かれて、「いやー、やってみないとわからないです」って曖昧な反応しかできない人には割と多い。そこで話が終わってしまう。あなたなりの答えを持って、ここまでならできるかも、これは無理かもという明快な実現性の選択肢を提示できれば、もっと突っ込んだ話ができる。

責任感が強く、真面目だから安易に約束できない、でも仕事は任せて欲しい、という潜在欲求はあったりして、それは鶏卵状態になってるので、もっといい加減になっても良いかもね。真面目なんだからいい加減なことはしないでしょ。

もちろん、そこできっちり何かのアウトプットを時間通りかもっと早くに出すのも能力ですね。

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