May 18, 2010
今日のソフトバンクの新製品発表会は完全なるツイッターフォーカス。
会場についていきなり、デジタルガレージの佐々木さんにお会いして、エヴァンのUstream中継のリハーサルやってました、とか、ツイッター本社からやってきたモバイルチームが一番前にいることを知る。Ustの社長さんもね。
てっきり、もっとドメスティックなイベントというか、既にプレスリリースの出ているサービスで言うと、例えばpixivさんとか、カヤックさんのこえ部など、その他もろもろ親しみのある日本発のネットサービスが、ソフトバンクWidgetに対応しました!的な話かと思ってたら、孫さんが冒頭から、「今日はツイッターだけ」と言うことで、この辺の話は一切なかった。
と言うことで、世界が違うというか、ツイッターが違うというか、ついに、こういう時代が来たかぁという感じ。
一応書いておくと、今日発表された範囲で言うと、ソフトバンクのほとんどの新製品に、ツイッター公式のWidgetが搭載されます。また一部の機種に、TweetMeのJavaアプリ移植版がプリインストールされて出荷します。
あと、DGモバイルが運営しているツイナビのWidgetも搭載されます、というもの。
ここまでが、孫さんがおっしゃっていた「ツイケー」の範囲の話。
で、ここから先は公開されなかった情報で、ここにモバツイ、、、というより、想創社も絡ませていただいていて、夏モデルに関しては、
・「kikimimi」というツイッターWidgetを一部機種にプリインストール
・ブックマークにモバツイのURLを掲載させていただけた。
これについては、以下想創社のプレスリリース参照、と。
Twitter Widget「kikimimi」 ソフトバンクモバイルへ標準搭載
いろいろやっていただいた担当の皆様、大変ありがとうございました。
特に最初に声をかけていただいた加藤さん(@hetyomokore)には、ホントに感謝しています。
kikimimiというのは、昔、Macで出していた、RSSリーダーWidgetの「kikimimi」の名前を使っています。僕にとっては由緒正しき、お気に入りのアプリ名なのです(笑)
画面はこんな感じ。
東京FMでやっているアヴァンティというラジオ番組でゲストの会話に「聞き耳を立ててみましょう」と言ってますが、このアプリの名前がつくものは、アヴァンティのメタファで作ってあります。
今回のWidgetは、最新トレンドワードにまつわるツイッターのつぶやきを拾うことができるWidgetです。ツイッターをまだやったことないユーザーさんに楽しんでいただけることを目的として作っています。
モバツイにも「今、話題のつぶやき」というメニューから同じものを見ることができます。
Widgetのデザインはモバツイと同じく、ディレクションがcazuki、デザインはsakaki0214にお願いしました。ロゴ、アイコン周りは、Macのkikimimi Widgetの流れもあり、うちの奥さんです。みんな良い仕事します。
こんな感じでプリインしていただいてます!
なんて紹介は、これぐらいにして、僕が最近毎日考えていることなんですが、こうtwitterの扱いが大きくなってきて、このままベンチャーとしてツイッター接続サービスをやって行って良いものか、というのを考えさせられるまさに象徴的な日でした。
もちろん、そのサービスに存続可能な価値があるや否やについてはユーザーさんが決めることであって、大企業が始めたから、とか、ツイッター社の競合になっているからということで遮られるべきものではなく、原則的には淡々と、モバツイユーザーの方がツイッターをより楽しむものを作っていって、ユーザーさんに使い続けていただく、ということに尽きるわけです。
さらに打算的に言うと、ユーザーの入り口が広がって、既に携帯でツイッターをやっている3%以外の、残り97%の携帯ユーザーのいくばくかがツイッターのIDを持つことは、サードパーティにとっても有利に他ならないハズで、ツイッターの入口を携帯キャリアがマーケティングしてくれるというのは、モバツイに限らず、他の携帯向けサービスの方々にとってもチャンスなんだろう、と思います。
けど、昔、Smashmediaの河野さんがblogで、モバツイの話じゃなかったけど、何かの話の流れで「待ち受けに表示されるアプリがでたら終わり」的な発言をされているのをなんとなく覚えていて、あぁ、ついにそういう時期が来たか。。。。というのを感じているところもあり、さてどう先を読んでいけば良いのやらというタイミングなのであります。
とはいえ、まともに考えると、ベンチャーとしてはこれからが勝負なんだろうなとも思っています。
ベンチャーというのは、大手にはできない新しいものを生み出すことが価値なのであって、そういう意味では、今となってはツイッターの携帯サイトを出すことが新しい価値ではない。
2009年に、ツイッター社が携帯版を出すと聞いた時から、ただのツイッタークライアントじゃダメだというのを覚悟をしていて、ただ、まだそこまで出来ていないけど、頑張っていかねば。法人化というのも、その一つの準備とも言えます。
ここにどう新しい価値を作っていくか。アドバンテージはそれなりにあるのだから、そこを頑張っていかないと。
大手が類似サービスを初めたら代替されてしまうのであれば、もはやそれまでのサービス。僕はまだ粘りますよ、と。
ガンダムケータイのモデルさん可愛いかった。土田さん、若井おさむさんが登壇してる時から密かに気になってました。