March 26, 2010
日経電子版をお試し契約してみた。
見たいのはもちろん紙面の画像である。
何故かと言うと、紙面という制約の中で、新聞のプロの人達が情報にプライオリティをつけてレイアウトしているから。
レイアウト、文字のサイズが、今起きていることを示している。タグクラウドでひたすら言われていたメリットと同じようなものです。
これが、Webサイトのテキスト情報だと、H1とかH2で調整しても、あまりよくわからないというか、そもそもWebのレイアウトは、あんまりカッコよくないので、情報の取捨選択はわかりにくく、取捨選択力にリテラシーが必要だと思っている。
僕はそんなに世の中に詳しくないので、新聞のようにまとめてもらっているのは助かる。
(Y!newsや、mixi newsのように、そもそも数が限られている、というのがHTMLでベストですね。)
で、紙面、見てて、日経電子版の普及促進のネタを思いついた。
「紙面をドラッグするだけで画像に切り出して、切り取りをパーマリンクで参照できるブックマークサービス」
を提供してほしい。
というか、貼りつけたい!
もちろん、この画像はソーシャルメディアに張り付け可能。
別に今の状態でも、GyazoなどでキャプチャしてURLを貼りつけてしまえば同じことはできます。だから、日経が公式に提供する意味があります。
<本記事的には、ここに紙面キャプチャを載せたいと思ったけど載せない>
ブログに画像を使えることは、そのコンテンツ性向上のために、とても重要です。
「新聞の紙面画像」にある作品性、コンテンツ性というものに着目してみました。
テキスト見出しよりも圧倒的に説得力を出せると思うんですよね。
だから、紙面キャプチャ切り出し機能を提供する。
紙面の大きさは、キャプチャして全公開する手間よりは遥かに大きいです。ここが価値を毀損しないポイントですね。
全紙面をコピペさせるような暇な人はそんなにいないですし、やっても商売にしないと意味ないから警察にお縄という道でしょうし、そうでなくても人気の記事は、どうせ2ちゃんのニュース板⇒痛いニュースなどを経由で漏れてますし。
(日経電子版を一通り見て思ったのが、2ちゃん→痛いニュース+ツイッター+WBSで大体の流行りの出来事なことは十分入ってくるんだなと思いました。日経紙面には鼓動みたいなものを期待してるので、大事なのはそこじゃないですけど。)
そして、大手ブログサービスと提携しましょう。見出しやテキストを引用する機能ではなくて、あくまでも「紙面キャプチャを簡単にブログに貼りつけられる」ところが肝です。
見出しやテキストは画面を見て打てばコピーできますが、紙面画像を再現することは現実的ではありません。
で、ここからが大事なことです。
インターネットで大事なことは、「キーとなる情報を氾濫させること」だと思っています。
とにかく露出の数を取ることが一番大事。日経という名前は認知度が高いのですから今更氾濫する意味はそんなにありません。
そうではなく、「紙面の画像」こそが新聞のシンボルとして今後も存在し続け、それをインターネット中に氾濫させることこそが強みになるんじゃないかと思いました。
そのためにソーシャルメディアで都合よく再活用できるようにしてあげる。
twitterでリツイートが流行ったと思いますが、基本的な理屈は同じです。
人は、情報を伝えるのは苦手で、参照できる情報があったら、それに乗っかった方が早いし、「自分以外の誰かが言ってること」には演出的価値を出すことができます。
ビジネスインセンティブとして、ブログサービス経由の申し込み誘導ですね。バックマージンをお支払いすると良いと思います。是非、一般ユーザー向けにアフィリエイトもやりましょう。
電子版の新聞販売窓口は、ネット上に作るのが一番手っとり早いハズです。
制約としては、1人が1日に公開できる情報の「面積」には限りがある、とか、ブックマークできる回数に限りがある、というのでいかがでしょうか。「ホントにあなたの必要な情報だけを取捨選択してください」と。
ただし、ブクマした情報は、日経とユーザーさんの両方の持ち物ということで、未来永劫参照できると良いですね。そうするとユーザーさんのロックインにも繋がります。新聞の切り抜きと同じだから、新聞屋さんが気にしている、検索サービスとは全く意味が違います。(この辺の機能、既にあったらごめんなさい)
日経の会員を辞めたらblogに貼りつけた画像が表示できなくなるのであれば、当然、やめられない人も出てくるでしょうし。(どうせブログサービスだって会員辞めたら記事消えるんだから、理屈は変わりません)
まーそんなことは当然、検討されてるんでしょうけど、外野の意見レベルで、こんなのが出たら良いなぁと思って書いてみました。