March 14, 2010
セミッターの機能を向上させて、今はやりのハッシュタグに対応したりAjax化するなどのアップデートを行いました。
セミッターとは、セミナー会場のつぶやきを壇上のプロジェクターに移したり、ネット越しにもtwitterやUstreamと絡めて、聴衆の感想を共有することでイベントをより楽しむためのサービスです。
ハッシュタグに対応したことにより、事実上、どんなつぶやきでも集められる(ハッシュタグの実装はつぶやき検索なので)、丁度、セットアップも終わってUsreamと組み合わせて遊んでいたら、今日、デジタルステージの平野社長が、モーションダイブのUst対応版の開発に関するUstreamを中継するというので、勝手セミッターをやらせていただきました。
ツイッターアカウントで、「gaitou_tv」(街頭TV)というアカウントを作りました。このアカウントのありようは、セミッターのデモアカウントであり、「僕が見ているUstreamをみんなで共有する画面」ということになります。
ここにUstのURLをembedして、ハッシュタグ「#dscast」も設定し、かつ、セミッターの携帯から見られるように設定しました。
PCからの画面は、こんな感じ。外出中は携帯から、ハッシュタグのつぶやきを見ていました。
1920x1080のHDMI解像度で最大化して見ていたので、思いっきり横長ですいません。
今回からログの取得をサーバサイドのbotにお任せしてするようにしたので、外出中にも、ひたすらログを収集していた状態だったので、ハッシュタグ「#dscast」のつぶやき数を勝手ながら数えさえてもらいました。
これはつまり、同時視聴 1500人規模の盛り上がったUstreamイベントで、どれぐらいのtweetが送られるかという指針になります。
今回のイベントは、21時から開始だったのですが、20時30分ぐらいにセミッターのイベントを仕掛けました。その結果としては、
3/13
20時台 10 tweets
21時台 133 tweets
22時台 1393 tweets
23時台 1463 tweets
3/14
0時台 927 tweets
合計では、4000つぶやきoverです。
つぶやきのログはこちらから見ることができます。
「ハッシュタグ#dscast 3/14 20:30~のつぶやき」
当初、セミッター上で、「次のつぶやきの表示」までのディレイを3秒毎にしていたのですが、っそれと1時間では1200tweetsしか表示できませんので、このつぶやき数を、ずっと頭から見ているとディレイしていきます。
さらにUStreamと、今回は家入さんが作ったnicotterの字幕も流し、JavaScriptのタイマーの組み合わせですから、CPU性能的にも3秒のタイマーも怪しいもので、ディレイはより大きくなっていく一方でした。外出から戻ってきたら1.5hぐらい遅れてたかな。
更に、つぶやきにはピークタイムがあります。
1分単位で見てみたら、1分間の最大のtweetsは、22:45に60tweets 、 22:43に52 tweets 、 0:17に50tweetsがピークでした。
ということは、1秒に1個tweetを表示しておけば、仮に同時刻につぶやかれたとしても、最大1分以内には表示されるということになります。
つぶやきが沢山送られてきた場合は、1秒ディレイでtweetを表示するのがよさそうです。
つぶやきバッファが溜まってきたらディレイ短くするとか、2つのつぶやきを一緒に表示するとか、工夫の余地はあります。
ちなみに余談ながら、セミッターの今回のアップデート内容ですが、
1.ハッシュタグ対応追加(元々は、「@アカウント」へのmentionsを拾うモードでした。こっちの方が精度高いが、伝達距離がややクローズド前提」)
2.イベント中画面のAjax更新化
3.ログ取得処理をバックエンドのbotに移動したことで、クライアント側の表示軽量化。
あたりが大きい変更かな。
あとは、ニコニコ動画みたいな字幕は、イベント設定側で表示非表示が変えられるとか(プレーヤー側にもon/offをつけるべきですね)、細かい設定は追加されています。
他にも、これを実装すべきと思ってたものが、今日のUstreamで話されていたので、やっぱり実装しようと思った機能も何点か。あと、ビジュアルデザインのフルリニューアルしないとね、と思っています。
■セミッター
http://www.semitter.com