March 07, 2010
UStreamにチャット窓のようなのがあって、そこに書いたコメントは、自分の発言としてtwitterにも送ることができる。(送らないUstのみのチャットもあるが、多分あまり流行ってない。)
発言には、ハッシュタグとUStreamへのURLが設定してあり、このつぶやきが呼び水となって、ユーザーがバイラル的に増えて行く仕組みになっている。
最近、人が集まる系のイベントのUStreamを見ながらつぶやいてみて思ったのだが、何故か、翌日に送られてくる、つぶやきの反応が、正しく意図を汲み取っていなかったり、曲解されていることが多く、割と残念な気持ちになったりする。
何故かと言うと理由が2点考えられて、
まず1点は、「UStreamを見ながらのつぶやき」は、前提となる映像が目の前に流れているからこそ発せられた発言であって、スタンドアローンのつぶやきとしては成立できていないのかもしれないという点。
なまじっか目の前に映像があるがために、カウンターとしての発言は先鋭化しやすい。
そんな発言が、UStreamのソーシャルストリームで盛り上がってる時にRTされても、みんなが同じ映像を共有している前提条件があるので、映像の意図から外れたレスは帰ってこないのに対して、次の日になると、その映像を見ていない人の反応はつぶやきにしか反応できないので結果的に、意図からずれる可能性が高くなるというのが1点。
そしてもう1点は、僕が既に過去の発言だと思って、興味の範囲外に降りているので、特にズレたレスについては、反応するつもりがないのに、repliesが埋め尽くされたりするがために、複雑な気分になるというケース。
ツイッターは特に文章が短いし、非公式RTは、その人にレスをしている感は薄まってるので(僕に送られるにも関わらず!)、日常的にディスコミュニケーションで外れた意見が返ってくることは多いので、そんな特別な話ではないのだが、Ustreamを見ながらの発言への意図せぬ解釈については、こちらも無防備に書いていたりするので、それは違うよ、と思いつつも、もう反論する気にもならないが、悶々とはしてしまう、と。
理想的にはUStreamでの発言の有効期限は、その番組が流れている間で十分なのかもしれない。
そもそもUStreamへの発言が、グローバルのTLに流れるのは、サービスに集客したいという運営者、システム側の都合であって、適切な公開範囲ではない、とも考えられる。
セミッターは、そもそもそこは考慮されていて、「@○○」というイベント共有用のアカウントにだけ、つぶやきが集中するように作ってあり、そのイベントにだけ興味を持った人との間で、つぶやきが共有されるように作っていたのだが、世の中、バブルが起きる仕組みとしても、ライバルが拡大解釈して、かつ市場から支持されているのであれば、それを真似しないのは、まぁ普通にありえないわけで、
(支持されている、というのは、少数の人で嫌がって使わないような人がいない、という意味ではなくて、全体として特に気にせず使っている人の方が多い、という意味です。)
Ustreamが集客にツイッターを利用している部分での、「ユーザーにとっては必ずしも適切ではないかもしれないが、イベント全体にとっては幸福」という部分は、今は真似してあって、セミッターもグローバルでの発言として送られるようになっている。
なお、セミッターをベースに作った、sportaaaは、コグレさんの意向で、sportaaaアカウントをフォローしている人にしかつぶやきは共有されない。
適切な集客が望めるのであれば、これが理想だと思う。オープンでありながらも、クローズド性を演出することができる。ここで言うクローズドとは、「見たい人だけ、参加したい人だけが参加できる」という意味ね。
セミッターにも、この辺のコントロール性を反映していきたいと思っている。
できれば本当にクローズドな有料イベントとかに使えるようにしたいね。
サービス企画的な駄文でした。いじょう。
#って考えたら、Ustもニコニコ動画のように動画+コメントが忠実に再現されるのが理想なんだよね。例えば、つぶやきにあるパーマリンクから、動画+コメントが頭出しできるとかね。もしUstream対抗サービスを作るなら、誰かその辺実装して!
#どうでも良いけど、2002年ぐらいにニコ動みたいな動画+コメント掲示板に時間軸で同期する特許を出そうかなんて話をしたことがあったんだけど、ビジネスに連動してたわけじゃないので、出さずじまい。ちょっと残念なのである。