March 01, 2010
最近のムーブメント
■Ustream、ニコ生のコンテンツが急速に発展中
「朝ダダ」にて、ついに田原総一郎、河野太郎まで出演。
UStreamは、そらのさんのチャンネルで配信されていました。
約1万人のネットユーザーを日曜夜のTVから引き剥がしたようです。
メリットは、時間の融通が聴く、CM中心の時間軸構成に捕らわれないので、特に政治家の話には向いてますね。
UStreamでは、1チャンネルで5000人ぐらいが限界、、、なのかな?!
(追記:otsuneさんよりコメント欄に、もっと行くはず、という指摘あり。これは想像ですが、きっと、そのうち、そらのさんのチャンネルがUStreamの優良配信ユーザーとして、沢山の帯域をあてがわれる存在になって行くことが予想されます。僕がUStreamの中の人だったら、そうすると思います。
余談ですが、5000人でも、あの配信品質(500kbpsぐらいはある?)を同時配信したら、本来であれば相当コストかかってると思います。UStreamは謎過ぎます。)
それに対して、TV放送は、数百万人以上が同時に閲覧できる設備が整っているわけです。
そう考えると、UstreamでTVの真似しても仕方がない、と思うかもしれません、、、が、しかし、実際に携帯を持ち歩いてみると、ワンセグは携帯で電波はなかなか入らないですね。
実質的にテレビは「家で見るもの」というメディアから脱してないと思います。
それに対して、UStreamはiPhoneで見ることができますね。つまり、携帯電話が繋がれば見ることができます。
ここまで考えてみると、もしかしたら「つながりやすさ」という意味では、放送電波よりも優れていると考えられるのかもしれません。
TVがブロードキャストだとすると、ストリーミングは、ナローキャストと言われたりしますが、ある程度のリテラシーがある人同士が議論をじっくりするのに向いているんだと思います。
まさに、「持つものと持たざるものの差が広がる」メディア、なのかもしれません。
基本は、何かしらの教育系に向いてると思う。
みんな勉強しようよ!という日本も悪くないです。
あと朝生と朝ダダの違いについて「同じじゃないか!」と、疑問を書いている人がいるかもしれませんが、日曜の夜8時から夜中まで5時間も番組を流すことができること自体が既に差別化要因ではないでしょうか?
TVでは、それをやるのは無理だから、真夜中にやってるわけですよね。
ビジネスを最大化、最適化したが故に、巨人になって足元をすくわれるような流れというのは微妙な気持ちですが。
■AM,FMのラジオ番組がインターネット配信するんだそうな。
既に先行してTokyoFMが、iPhoneアプリでラジオを配信しています。
実際にラジオを使ってみるとそもそもAM,FMラジオというのは、都心部では入りません。電車はもちろん、鉄筋コンクリートの集合住宅でも厳しいですね。
iPhoneアプリによるTokyo FMアプリによって、携帯電話が通じるところでは、安定した音質で聴けるわけです。
カバレッジが広がるので、純粋にネット配信は有利だと思います。
そもそもラジオの聴き方を知らない人も最近いるという話もあるので、うまくすればニューメディアとして認識される可能性もありますね。
再ブレーク手前の芋焼酎とかホッピー、ハイボールの匂いがします。
課題としては、配信地域の制約があるのと、TokyoFMアプリについては、CMが流れていないというビジネスモデルの部分が整っていないこと。
ラジオはCMも含めてラジオだと思うので、かなり寂しいです。
TokyoFMのアプリは、GPSで配信地域をコントロールしていて、TokyoFMの配信地域でしか聞けないようですが、この考え方は、そのままで配信地域の制御とCMと、地域ごとに制御できることを示していますね。
広告収入の分配を電通規模の会社がうまくコントロールしてあげることで、この仕組みはラジオのネット配信の問題点を解決するかもしれません。
そういう意味では主役は、iPhoneやAndroidであり携帯電話ということになると思います。au携帯はFMチューナーを搭載してラジオのアピールをしていたわけですから、うまくネット配信にも乗ってほしいですね。
■日経新聞が電子化
電子版というものが月4,000円で、朝刊と夕刊が読める。
紙の新聞を取ると、朝刊で約3,600円、朝刊夕刊セットで約4,400円なので、電子化された情報で完結しようと思ったらお得ですね。
高い、という声を聞くのですが、どの辺が高いのかがよくわかりません。
最近、堀江さん、磯崎さん、佐々木さんの有料メルマガで月3,000円弱払ってるので、ニュースが毎日配信される新聞が4,000円ってのは高くはないと思っています。
それよりは、配達店に他の新聞の営業するチャンスを与えないのと、古新聞が溜まっていかないというあたりで、かなり興味深いです。
iPhone,iPad、ノーパソにダウンロードして電車の中で読めるとかなら、うれしいんだけどなぁ。どうなんでしょうか?!
ただ、売れるかというとよくわかりません。新聞は、「入れ物(紙)」+流通+情報のセットが商品ですが、入れ物と流通がネットになった場合には、明らかに営業力が下がるわけです。だから、紙とセットなら、電子版を1000円で読めるのは、営業力のポイントが販売店などにあると見ているのかもしれないし、そもそも「同じ情報の読者」のアップセルとして考えれば、紙とセットであれば1000円のアップというのは、立派ですが、ここが値段が高いと思いました。紙を取ってる優良ユーザーだったら、無償かシステム利用料として500円でぐらいが妥当じゃないのかなぁ。コンテンツで金取ったら二重取りです。
(もし電子版が紙+0円になれば、販売店への黄金の断り文句である「ネットでニュース見てるから新聞読まないんです」を封じる営業文句として、「紙を取ってもられえばネットもタダなんで、便利でしょ?」という、食玩商法が通用するので、圧倒的に有利になるハズだったのに。)
ネットのみ配信、の方は、自社サイトの自社広告での営業がメインなのかもしれませんが、商品として販売している広告エリアを使うにも限りがあります。すると、なんだかんだとアフィリエイトや純広告などの広告宣伝費をかけて、販売店の訪問営業に負けないだけの努力をしていかないといけないでしょう。
ひょっとしたら数年後には、1/10ぐらいの価格になってるかもしれませんが、読者が10倍、100倍になる仕組みがないと、本当に新聞崩壊の世界になってしまうので、現時点での最初の一歩として適切な価格だと思いました。
しかし、いよいよ面白い時代になってきましたね!
>UStreamでは、1チャンネルで5000人ぐらいが限界、、、なのかな?!
内部的にどういう負荷対策しているのかよくわかりませんが。
オバマ就任演説やタイガー・ウッズ記者会見はたった5000どころのviewer数じゃないでしょう。
(それらはあらかじめ多数が視聴することが予測出来るので特別扱いされているかもしれませんが)
でも個人がゲリラ的にやってたApple新製品発表会Ustや、チリ地震のテレビニュース配信はあらかじめ特別扱いできそうにないのに数万単位でviewerがいました。
おそらくUstream自体の視聴限界数は予想よりもかなり高い数万から10万弱まではいけるのかも?
日経売ってる新聞屋ですが、
電子版はちょっとガッカリですよ
電子版開始の話は去年の夏頃から出てました。
年末過ぎても正式発表しなかったんで、
そうこうしてる内に、iPadが発表れたんで、
日経電子版、もしかしたらiPadと絡めて出してくるのか?
と思ったりしました。
んで、1月末に正式通達があったんだけど、
iPadには絡みなし…
ここいらが日本の新聞社の限界かな~
もしかしてiPad日本語版発表時に絡めてきたりして
だったら見直す(笑)