October 22, 2009
アスキーメディアワークスさんを通じて献本していただきました。ありがとうございます。
この本、僕には相当ファンタスティックな本でした。
アスキー・メディアワークス
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若いって良いですね
過去の栄光を自慢しているだけ
パソコン通信の草の根ネットを高校1年から初めて大学卒業してインターネットにつなぎかえるまでずっとアクセスしていたが、Bio100%というゲームクリエイターの集団は知らなかった。
僕はずっとSharpのX68000というパソコンのユーザーだったので畑違いだったというのもある。
ただX68000の世界にも昔からパソコンの世界には才能ある変態が沢山いた。
自分の話で大変恐縮だが、そんな彼らと比べて、自分は実に凡庸な人生を送っている「普通の人間」だと思っている。
何せ、そんなスゴイ世界、環境を目の前にして、ユーザーとしてしか接さず何もしてこなかったんだから。
学生時代はCPUの68000の石の本を買ったぐらい。それ以上何もしなかった。何かが欠けているんだと思う。
そういう自己評価の中で、その壁をなんなく越えていく変態達のサクセスストーリーである本書は自分の中でもたまらないものがある。
ただ本書に抱く印象はコンプレックスというのとは何か違っていた。そこは本書の著者である佐々木さんの文章だからなのか、ものすごく感情がフラットに楽しく読むことができた。
彼らが活躍する時代を、比較的近めの横目で見てきたからなのかもしれないが、個人的に本当に面白い一冊である。
なんだか自分の話しか書いておらず大変恐縮なのだが、今、インターネット、Webを生業としている立場になってしまった以上、僕の中での90年代は失った10年だったかもしれないと考えることがたまにある。2000年になってイチローが大リーグに行くのを見て、時間を取り戻そうという気になった、、、のかもしれない。そんな時代に活躍して時代を作ってきた人のストーリーは非常に興味深く、参考になる。
少しでもこれからの人生に応用できたらと思っているところだ。
#今、目の前にあるiPhoneという世界がそこなんだとは思う。
参考:i-modeを見たときに実際に行動した人はこういうことなんだろうなぁ。。。
複利で効くイノベーションの中で生きるということ - アンカテ