September 20, 2009
あれ、ライフログってどこがやってるのか知らないけど重要課題になってなかったっけ?
ライフログって言葉は僕は嫌いなんですが・・・少なくともエンターテイメント性のかけらもない言葉なので・・・それにしても、確か、どこかが重要課題とか言ってたよね。
ライフログとは (Lifelog): - IT用語辞典バイナリ
米国国防総省の研究機関であるDARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)も、2004年からライフログの研究を開始している。
ライフログという言葉でイケてないのは、「誰がそこに自分の情報を登録する意義を見いだせるんですか?」というところ。
ライフログを前提にサービスを作ると基本的に失敗すると思う。
この言葉は、お偉いさんを説得する時のパワポの中だけに留めておくべきで、決してサービスの説明に書いちゃいけない。
もし万人に使って欲しければ、「ライフログ」という概念は、絶対に何かの「結果」にすぎない。
そのサービスに情報を登録する動機は、もしオーガニックな意味で「普及」をさせたければ、「驚くほど透過的」であるべきなんだ。
これはネットサービスで、どうやって使ってもらえるか?ということに日々悩んでいる人にとっては、「なんだかわからないけど、ここに書く」というブランドはのどから手が出るほど欲しいものだ。
先ほどのIT用語辞典には、以下の下りが書いてあります。
ライフログを研究している代表的なプロジェクトとしては、Microsoftが推進している「MyLifeBits Project」がある。これは、パソコンを使用する際に行われる全ての操作・動作を、後から追跡することを可能にし、これを追跡することによって過去の分析や追体験を可能にしようとするものである。
これで一番大事なのは、「パソコンを使用する際に行われる全ての操作・動作を、後から追跡可能に・・・」というところ。これキー入力ミスとかも記録されるんですかね。少なくともコマンドをどう間違えたか?ってのは記録されますよね。ある意味無意味なログばかりだし、ある意味有益なログですよね。
ネットのサービスで、書き込みの総量を増やしたければ、
「意味のない呟きでも、思わず登録しているサービス」
じゃないとダメ。
その結果として、有益と言われる書き込みが生まれる源泉になる。
wikipediaのように賢い人が書き込むサービスだったら、それはちょっと違うけど、その代わり明確なビジョンがあって、かつ、敷居高いよね?1ページあたりの情報濃度は高いけど、本当に数少ない発信者と、圧倒的に参照者が多いサービスという特性を持つ。
twitterも参照者の方が多いと言われてるけど、発信者もwikipediaに比べたら多いだろう。
僕もwikipediaは書いたことない。
もし、「食事中なう」という言葉に、発言者のプロフィールや他の発言と年齢や属性がついているという連続性もセットになっていても価値を見いだせないって、相当ヤバくないか?
そりゃね一人や二人が「食事中なう」って言ったって、統計的にはあまり意味がないかもしれないが、極論だが、全国民、世界中の人が「食事中なう」って言葉を一つのWebサービスに登録したとしたら、、、これすごすぎませんか?
そういう意味で、この調査において「意味のない」という言葉はイケてないです。
もしかしたら翻訳の問題なのかもしれません。
「日常的なつぶやき」などの表現の方が適切でしょう。
ネットに情報を発信するってのは、基本的に「面倒なこと」です。
そこに人の動機があって、何故、それをそこに発言したいと思うのか?というラインを超えないと人は発言しません。
ツイッターでさえも、発言に必要なエネルギーはゼロじゃありません。
だから、絶対につぶやきには、「エネルギー」=「発言動機」という「意味」があります。
それを無意味として決めつけてしまったら、もうそこで、はい、終わりです。
このエネルギーを感じられるかどうかは結構分かれ目だと思っています。
それ以前に、twitterのユーザーという「一企業のお客様」の発言を「意味がない」と決めつけるのもマズイんじゃないかなぁ。
そこについては、どうポジティブに解釈しても意図的な何かがあるんじゃないかと思わざるを得ません。
で、そういう陰謀論は置いておいて、
あくまでも極論ですが、人のあらゆる行動の中で、興味を持ったものがネットに投影されるようになったら・・・。その書き込みを調べるだけで、アンケートのような調査なんていらなくなるかもしれませんね。むしろ意図的なアンケートよりも、無自覚な呟きの方が真実を投影している可能性だって出てきます。
(この理屈から言うとスパムにも意図があります。スパムの問題は、価値を感じる人にマッチする数に対して、犠牲になる人の数が多すぎるというバランスの問題だと思います。少なくとも経済合理性において全く意味がないなら、どこかの閾値でスパムは消えるので、スパムがなくならないこと自体が興味深い事実です。)
マーケティング会社の調査結果ということですから、おそらく「意味のないおしゃべりが新たなビジネスを支えている」といった肯定的なリポートだったのを、記者のフィルタを通してニュアンスが変わっちゃったんじゃないですかね。
はじめまして。非常におもしろく記事を読まさせて頂きました。
今後も更新を楽しみにしております!
朝日の記事ですからねえ。原文とは微妙に意味が違うんじゃないかと思うので原文のレポートをみてみたいんだけど、どこにあるんだろう。
はてブコメントに、「pointless」という単語が使われていて、「宛先がない」という意味ではないか?と書かれている人がいらっしゃいます。
それであれば正しいtwitterを表しているような気がします。
無意味ですが何か?で、よいのではないでしょうか。
「無用」と混同しているように見受けられました。
日常でも無意味なことにエネルギーを費やすなんてよくあることだと思います。
無意味でいいじゃないですか。
基本的にゴミだろ。
セカンドライフで騒いでたクソバカとダブるわ。
「食事中なう」にどんな人物のプロフィールを関連付けたても有益にはならねーよ。
そんな必死になって無意味じゃねーよと叫ぶなら、有益な具体例を書け。
生きていくこと、収入を上げることに役立つ情報はtwitterに1つもねーだろ。
ゴミだらけで情報を探すのに時間がかかりすぎる時点でどんな情報もゴミだわ。
ネットの情報は、
・有益でなくてはいけない
・探せなくてはいけない(資料性)
にしか価値を感じられないというのが、
固定観念だって言ってるの。
それはgoogleが成功した秩序の話ね。
それは大事だけど、それだけじゃない。
人間は、いつも有益な情報だけを出して効率的に
生きる生き物じゃない。
>生きていくこと、収入を上げることに役立つ情報は
>twitterに1つもねーだろ
人と関係性を作ることで、「これから得ることはできる」けどね。
得るだけを目的としたらダメだと思う。
作っていくことは可能かも。
でも、情報が探しにくいのは確かだし、
人に教えてもらうためにステップが必要なのも
確か。
問題はありますよ。もちろん。
もしかしたら、twitterがつぶれてしまうかもしれないし。
で、さ。
セカンドライフは、何が問題なの?
よくわからないけど、今でも楽しんでる人いるんじゃないの?
成功の基準がよくわからないや。
株式上場して創業者が設けたら成功ってこと?
あなたが何か自分の仕事に有益な何かを得られたら成功ってこと?
世界がこれは良いねって認めたら成功ってこと?
そもそも、なんでネットで収入をあげなきゃいけないの?
何が幸せなのか、がよくわからないです。
あなたがtwitterの投資家なら、成功の基準はあります。
投資に対するリターンをお金の形で提供することです。そのために株を上場させたり、会社を売って分配したりします。
そうじゃなくて、別にお金出してるわけじゃない人が、
投資家的成功の価値観で否定するのっておかしいんじゃないかと思っている方です。
それはネットでの扱われ方の問題だと思う。
(要はみんな頭でっかちじゃね?という話)
もっとピュアに楽しめないのかなぁとは思います。
まぁ別に全員がtwitterを楽しめるとは思わないので、別にいいんですけど。