May 13, 2009
エコポイント、エアコン、冷蔵庫が5%で、地デジ対応TVが13%だそうだ。
何故TVだけ突出しているか?というと、3%のリサイクル費用の上乗せ分と、5%の地デジ購入対策支援費用が上乗せされてるとのこと。
経済対策でお金を有効に使う理由が必要だというのはわかりますが、エコエコ言って、ゴミを増やすのは気持ちはよくないですね。
あまり論理的な話はわからないので間違ってたら指摘して欲しいのですが、エアコンの買い替えは良いのですが、例えば、値段が安いから、エコの星が高い方が良い(低い方が良い)と言って、スペックがあがってしまったら、単純に消費電力が増えて、全然エコじゃない、という状況もあるわけです。
うちなんかも10年前に住んでた部屋のサイズのエアコンを、今の部屋のサイズに適切なエアコンに買い換えて、電気代がちっとも変わらないどころか、あがってしまったというのもあります。
同一スペックのエアコンを買い換えるのであれば、確かに10年前のエアコンよりも低消費電力で動くのかもしれません。
あと、それらも使い方次第のような気がするんですがどうなんでしょうか?
ここ詳しくないですが、そもそものエアコンのインバーターの効率などが上がってるんですか?そんなのって今更変わります?
それともノートPCみたいに消費電力制御をソフトウエアで頑張って、特定の使い方にあわせて、みなしの無駄を減らしただけ?
ノートPCのバッテリの持ちなんて現実からかけ離れてることはノートPCを外で使ってる人なら誰もが知ってるわけですが、そんな感じだったりしません?!
エコ対応の機能が、特定の条件のみで発動するものなのか、機械そのものの効率が上がっているのか、そこが気になります。
例えば、どんなに頑張っても目的の温度に達成しない部屋だったとしたら、10年前のエアコンと比べて消費電力はどう変化するのでしょうか?
(まぁ・・・うちのことなんですけど(汗))
大体、電気製品を買い換えてもあまりスペック以上に得した感を感じたことないので、気になります。
同様に、低消費電力を理由に14インチのTVユーザーが、40インチの液晶を購入して消費電力が下がるとは思えないので、それ自体は全然エコじゃありません。
14インチブラウン管は30wぐらいですが、40インチの液晶はBRABIAの環境対応と言われる製品でも153wです。それ以外は250w越えをするものばかりです。
みんなが地デジ対応テレビに買い換えることがエコなわけないじゃん。
ホントは、こういう局所最適型の屁理屈を言うのは好きじゃないのですが、ここだけ強く思うのですが、
エコポイントは、エコの活動ではなく、エコの名を借りただけの、ただの経済対策でしかありません。
地デジ対応TVのエコポイントには5%の地デジ対策のエゴポイントが上乗せされています。
そこの言い訳に、エコをうたう製品が対象になってるわけですが、それ自体はちっともエコではないということは認識したいところです。
別に5%の上乗せは問題ないのですが、エコポイントという名目に5%が入ってるのはおかしい。
それでは、エコという言葉が、ただただ消費されるだけ。
ただ、それだけが不快です。
朝、テレビ番組でエアコン5%は安すぎね?という指摘があったけど、それがエコポイント施策の実態であり、TVの買い替えポイントには、TV業界生き残りのためのエゴが強く見え隠れします。
まぁ13%と聞いたら買い換えようかなって思いますよね。僕も思った。もちろん僕のエゴです。
コンテンツの楽しむという視点も考えると映画館が一番エコなのかな。ニュースを見る程度の人に40インチなんていらないですし。
(屁理屈言い出すとエコは難しいですよね。究極的には人間なんて死ぬのが一番エコなわけだし。)
ただいずれにせよ問題は、得たポイントがどう生活コストの低減に還元されるか?ですね。
NHK受信料とか自動車税とか、固定資産税などの生きるのに必要になっちゃってる税金に使えないかな。それならマジでBRABIA 40インチを考える。
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