April 26, 2009
丁度ネットを調べていたら、自分が乗っているアテンザという車の維持費の計算が載っていた。
クラス別!車の維持費比較
マツダ アテンザスポーツ 23S 2WD 5AT 税込2,436,000円
2300cc
維持費名目 内訳 年間の金額小計
ガソリン代 ハイオク税込みL/157円
カタログ燃費 12,6km/L
実燃費 10,08km/Lで計算 155,753
オイル交換代 4,000円×1回
5,000円(エレメント代含)×1回 9,000
自動車税 2001~2500cc 45,000
任意保険 年齢制限なし
6等級(新規) 218,700
12ヶ月点検 基本料金
(部品代含まず) 13,000
車検代金 車検費用(2年車検分)
(2年車検代金104,000円)÷2=年間の車検代金 52,000
高速料金 年間2,500キロ走行
東名高速 東京~名古屋間
325,5k=普通車料金7,100円を基に計算 54,531
タイヤ代 サイズ215-45-17
1本14,920円(工賃込み)×4本=59,680円
3年毎に交換
59,680円÷3=年間のタイヤ代 19,893
駐車場代 10,000円×12ヶ月 120,000
年間の維持費合計金額 687,877円
保険料が高めに見積もられているが、年間60万〜70万円ほどかかるとのこと。
僕の場合は、
・保険はこの半分以下の料金
・オイルはそんな頻繁に変えてない。
・タイヤももうちょっと交換スパンが長いかな。ただしタイヤを交換する時のコストは8万円ぐらいかかったから試算としてはまぁ妥当。
・燃費はもっと悪いけど、月に一回程度の給油なので、12万円いかないぐらいかな。
それ以外にもバッテリーが切れましたとか、ブレーキローター交換しましたとか、いろいろ出てくるので、トータルすると、このシミュレーションと10万円以上はズレない感じがする。
このコストの考え方は、ガソリン代や、走行距離に応じた部品交換コストなどの「僕が遊びに行く経験から生まれるコスト」も含まれているので、別にこれがそのまま自動車の維持コストとして必須という試算ではない。
車を使って楽しんだら、年間70万円ほど掛かってるというものなので、車に乗らなければ70万円浮くじゃん!で済む話ではない。
その分、時間は有意義に使うためや、ストレスを解消できなくて悶々として、パソコンを買いまくってたり、プロ女の子と遊んでしまったりと、それ以外の用途で70万円ぐらいすぐすっ飛ぶ可能性のあるものなので、あなたが仙人のような素晴らしい人でないのなら、代わりに散財してしまうものでもありうる。
ただ、車を楽しんだらこれぐらいかかるよという意味では、例えば、スポーツクラブなら年間12万円+道具代ぐらいで済むわけで、それに比べたら高いのは確か。
ということなので、これを正当化するために大事なのは、お金の多寡ではなくて、車を持って如何にpricelessな活動ができたか?ということだろう。
車があるから親戚や親兄弟とゆっくり会える、というのも大事な価値だし、彼女や友達と終電を気にせず遊べるとか、夜中に本屋に行って知識を得るとか、価値を生み出すコストであれば、決して高いとは思わない。
この文章に「新車を買うなら10年乗れる車を買うべき」というタイトルをつけて、新車を買うことの価値を書こうと思ったが、この試算を見たらどうでもよくなった。
新車を買って次の日に売ると、7割以下の値段でしか売れないという話がある。それは、新車価格には自動車会社の広告宣伝費や営業コストが載ってるので、そこを削った車の価値が、7割以下になるからという数字らしい。
しかし自動車は10年でエンジンなどは壊れないが、電装系とかプラスティック、ゴムなどは確実に劣化して、パワーウインドウの窓が落ちてしまったりとか、確実にボロくなっていきモチベーションが失われていくので、10年乗り切る新車を購入するのが結果的に一番長く、その機械のうまみを生かせるはず。(自分でメンテできる人除く)
ただ世の中には「新古車」という、ディーラーが新車登録して即中古車として売る流れがあって、月の目標台数に到達しない場合に、ディーラーが新車を自社で登録して、そのまま中古市場で新古車として売るわけだが、新古車というカテゴリは違法で、どっちにしろ中古車扱いなのでお得な買い物である。
これらについて書こうかと思ったけど、10年分の維持費を計算したら、それだけでセルシオやGT-Rに手が届きそうなコストがかかることがわかったので、一気にどうでもよくなった。
ということで車は間違いなく贅沢品です。
だから、めっさ税金がかけられているわけですね。
タバコ吸ってる人を笑ってられないです。
車乗ってタバコ吸ってビール飲んだら、もう税金の塊って感じですね。
というわけで贅沢品であれば、庶民である僕等が車を持つなら、とことん車にこだわって、その価値を正当化すると良いでしょう。オタク万歳です。
だから僕としては、やっぱり10年乗れるぐらい好きになれる車を買うべきだと思うし、その情熱が持てない庶民は、車は超贅沢に終わる可能性が終わるので持たない選択肢というのは正しいのかもしれないね。レンタカーというカタチでシェアするのが賢いと思う。
ただ、レンタカーはニッポンレンタカーが24時間営業を始めた以外は、料金体系に時間の制約が大きくて不便で不経済だ。日曜日の19:00以降に返せないとなると、次の日の朝に返すことになって会社に遅刻しなくちゃいけない。そんな不便な話あるか。
できればレンタカーも24時間営業で家まで届けてくれる、持って行ってくれる、ぐらいビジネスとして成熟可能だったら、駐車場だけ借りておいて、車もレンタルとかツールとして使えるんだけど。まだまだ自動車会社の論理で動いてる感がある。そのうち賢い起業家が、そういうの始めるでしょ。
これまでの日本がおかしくて、車は持って当たり前だ、とか、6年で買い換えるのは当たり前だ、6年目以降は、いつ買い換えの話が出てもおかしくない、と言った感覚がまかり通ってる部分はあるが、そういうのは一切無視して、とことん長く乗るべきじゃないかな。
新車で買った今のアテンザが来年の車検で7年目に突入するけど、なんの根拠もなく、次の車のことを意識し始めてたりするんだけど、絶対11年は乗りたい!!(車検3年+2年×4回 = 11年経過)
ご無沙汰です。
車のTCO、私も計算したことあります。で、驚愕しました。
車両の値段を入れると、年間の走行距離がけっこうなところまで、自分の車の代わりにタクシーを使うほうがお得になる計算でした。(笑)
未だに買ったことがない(買えない)から言うわけではありませんが、間違いなくぜいたく品ですよ、新車というのは。
私の車は今年で16年目を迎えます。
この週末は、壊れた冷却水ポンプとラジエターを交換しました。
ほとんどの部品を個人輸入で仕入れて安くあげている(モノにより数分の一)つもりですが、それでも年々維持費が増えて行きます。
乗り潰す場合でも、期間、あるいは走行距離に対して、ある程度のところでコストは底打ちするんでしょうね。
怖いので計算しませんが。(笑)
やはり車自体がぜいたく品なんですね。
おっしゃるとおり、モチベーションが何処で切れるかです。
そろそろ、負けそうです…。orz
自分でいじれるのであれば趣味と兼ねて、それが一番長く乗り続けられる秘訣ではありますね。
冷却水ポンプとかラジエターが10年overの車で壊れたら、普通、心折れます(笑)
それを直して使えるのはうらやましい限りです。
個人的には、中古車にせよ賃貸アパートにせよ、サッシ周辺やモールのあたりの経年による汚れやワックス跡が、地味に一番気になる人なんで、そういうのを自分の責任で染められる新品がベターだったりするんですが、かと言って、別にキレイに運用するわけじゃないので、自分勝手というか、無駄に贅沢だななぁとは思います。
正に
マ ツ ダ 地 獄