March 06, 2009
twitterの発言を再コピペして配信するReTweetという言葉があるようです。
Tumblrのtwitter版みたいなものなのですが、日本人のツイッタークライアントの作者の人たちがReTweetについてやりとりしているのを見ていたら結構、疑問の声が上がっていて、所詮、アメリカにはふぁぼったーがないだけちゃうん?とか、タイムラインに同じような書き込みが増えるのはどうよ、とかあるわけです。
海外ではReTweet自体は情報の拡散を促すという意味で効果的と見られているようです。
僕の場合は、同じタイムラインにいる人の書き込みをそのままコピペするのがどうなのかなぁと言うのがひっかかっていて、ReTweetについてずっと自分なりに考えていたのですが、ふと思ったのですが、「日本人のtweetの心」と言うのは、twitterなどのミニブログ以外にも、はてなブックマークにもあるのではないでしょうか?
(正確に言うと、「日本のネットマニアのtweetの心」である。)
はてなブックマークには、お馴染みのホットエントリーなどもありますが、それ以外にも「最新のブックマーク」という一覧画面があって、ここは、ほぼリアルタイムのはてブ利用者のコメントとURLが表示されています。人気のエントリーがストック的な情報であるならば、こちらはフロー。だから人気のあるエントリーは何回も出てきます。それぞれ違う人がブクマしてますからね。
最近、はてブ自体がまとまりが良くなってきて、見え方として意外性がなくなってきたり、ユーザーが増えてホットエントリーも割と初心者向けコンテンツなどに一極集中しがちが故にある種のヤマダ電機状態になってるわけです。秋葉の裏道好きな自分としては、参考にはすれど、あまり面白くなくなってきたので、最近はよくここを見ています。
(できれば、「50以下の人気エントリー」などの上限フィルターが欲しい)
ほぼリアルタイムに出てくるURLの流れに人気(ひとけ)を感じていて、twitterライクで結構好きなのです。もしかしたら「今」のインターネットの縮図なのかもしれない、とか、その一票の価値に集合知では得られない何かがあるのでは?とか、何かを発掘する感があるとか。そんなこと考えた時に、はてブコメントはtweetそのものではないのか?!と考えるようになりました。
そこで、この情報を、iMovatwitterで表示できるようにして、そこからReTweetできるようにしてみました。これなら情報を適切に拡散するというReTweetの精神にも合致しています。ツイッターに旬な情報を吹き込む入り口としても最適ではないでしょうか。
iMovatwitterを開いてもらうと「はてブ達のつぶやき」というリンクが表示されます。
それをクリックすると、「最新のブックマーク」が表示されます。
もちろんAJaxによるページングを実装しています。
はてブアイコンをクリックすると、はてブのページが表示されます。
ここからはてなにログインしてブクマできると思います。
(はてブボタンつけわすれた。あ、でもはてブ2.0になってからログインできるのかな。)
[clip!]ボタンを押すと、モバツイのクリボーに保存されます。
[retweet!]というボタンが今回の主題で、このボタンを押すと書き込みの内容に「RT 」というReTweetを示す識別文字が付加されて、かつ内容が編集出来るようになっています。
そして送信ボタンを押すと、AJaxによるインターフェースなのでその場でtwitterに送信されます。
自分のタイムラインに行くと、その内容が送信されています。
URLをクリックすると、画面が反転して対象の記事を読むことができます。
余談ですが、URLを短くするためにtinyurl的なのも実装してみました。
実際、はてブの「最新のブックマーク」が利用者に楽しいものになるかはよくわかりませんが、とりあえず僕自身の情報収集と暇つぶしには、とても嬉しい機能なのでさくっと実装してしまいました。会社のPCから使えないので携帯にも移植したいですねー。
(他にもtodoがあるのですが、休憩ということで)
元エントリーの参照もないようなのってReTweetじゃないやん、とかいろいろあるかもしれないので反応を見てみたいと思っています。retweetした内容は同時にクリボーにも保存されてるので別に「ブクマ」とかでも良いんですけどね。
ちなみに余談ですが、僕はモバツイというかツイッターを使って、「ちゃんと情報を漏れなく得よう、見よう」なんてのは更々考えてなくて、「自分がアクセスした今」と同じタイムラインに、「たまたまアクセスした誰か」との出会いにこそ価値があると思っています。もちろん逆にタイムラインで出会わなかったことや、情報が共有できなかったことにも意味があると考えています。
ただ、リプライは非同期にお互いが直接繋がる手段なので、リプライの一覧ページで漏れなくリプライが見られるようにしています。
(モバツイだからTL把握できませんでした、ごめんなさいって人はリプライ一覧の存在を知ってるのだろうか・・・。そうじゃないノリなら、ツイッターでTLの流れに同期してたらPCだろうが専用クライアントだろうがキツくね?)
あと「みんなのtinyurl」や「みんなの写ツ」は別途見られるようにしているのは、資料性のある特別な情報だから(単純に後から見ても面白いから)、という認識を持っています。
このハイブリッド感こそがtwitterの魅力なんだと思っています。
・・・なんとなく気になったので書いてみた。