January 10, 2009
【VAIO type P特集】
→ソニーのVAIO type P製品情報はこちら
今、Linuxノートを出しても売れることはない、というのは、どんなLinux好きの人でも理性的に話をすれば理解してもらえることでしょう。
何をどう考えても、Windows搭載はノートPCの販売には不可欠です。
残念ながらLinuxはMac OSのようなマーケティング上の魅力を担う企業はまだ出ていません。
「できる人」相手へのプロダクトとしての魅力は多いにありますが、逆に言うと、それだけです。
でもほんの一部の層では、Linuxノートを求めている人もいて、そこには、それ相応に合理的なメリットもあるというものです。
そこで、このインスタントモード
type Pのディスクの中には、Windowsと一緒にインストールされているわけですが、適材適所で進化していったら、ネット社会と連動するカタチで、いつかWindowsでなくても十分な売り上げをあげられる日が来るのではないか。
type Pのインスタントモードは、Linuxです。
ソニーお得意のクロスメディアバー(XMB)をランチャーとして、音楽や動画を再生できたり、オープンソースのFirefoxやSkype、IMが内蔵されています。現状、ドコモの通信モジュールを使った通信機能には対応していませんが、LANによる通信でインターネットに接続することができます。
今はシェルやX Windowが使えたり、自分でソフトをインストールしたり、Firefoxにグリモンを入れたりするなどは一切できません。
(マルチウインドウシステムではないので全画面表示でFirefoxが表示される。サイトデザインによっては表示が悲惨かもね。)
ここが着々と進化していって、Windowsとハイブリッドに搭載されているマニア向けOSとか行ってハックできたら良いんじゃないのかなぁと思ってみました。
あくまでも必要最低限に拡張できるように。
X Windowとしてではなく、XMBにメニューを足していけるようになっていった方が面白いかな。どことなくiPhoneライク。
Place EngineとGPSを使ったカスタムアプリケーションが、何かの言語を使ってここに追加していけたら最高ですね。例えば、ADOBE AIRのようなシンプル、ハイパワーな言語で。
そういう遊びゴコロある、マニアックな製品というのが、インスタントモードという「本流ではない」ところでできるような日本のプロダクト感があったらイイナ!
(Macって下位レイヤーがUnixで上位がMac OSで好きに使い分けられるわけですが、それとスタイルは違えど似てる感じ。いずれ仮想レイヤーを挟むことができたら、WindowsもVMの一個になるかもしれませんね。)
タイトル:
0.VAIO type P特集インデックス
1.type Pはネットブックなのか?!
2.なんと600g を切るtype P
3.位置情報との連動について
4.type Pは、僕が求めるモバイルPCノートの理想像なのかもしれない。
5.「Windowsなんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです」と言えるようになって欲しいインスタントモード←イマココ
6.注目のキーボード、液晶、使用感レビュー
7.まとめ
参考記事:
ソニーのVAIO type P製品情報