December 23, 2008
ニコニコ動画は再生数が丸わかりなので、面白いですね。
というかniconico channelの再生数が結構厳しいですね。
名前を知られてるタレントの動画が一ヶ月公開して1,000いかないのかー。
グラビアアイドルで100回台とか。
有償コンテンツだからってことかもしれないけど、それにしてもという感はある。
コンテンツページのPVを表示した方が良いんじゃないだろうか。
再生数が増えないものはコンテンツの質がアクセス数では計れなくて、コメントも増えないのでコンテンツも広まらないという悪循環。
ニコニコ動画で気が付いてしまったこと - しんたろサンの日記
ニコニコには音楽を趣味にする人が来ていない?いや、それもおかしい。もしそうなら、初音ミクにこんな高レベルな作品がUPされて人気を博す説明がつかない。
モバゲーしか知らないような人たちの中でもYoutubeのブランド力が高いと聞く。
先日の忘年会議でもY!の検索について、mixiというワードよりもYoutubeの検索数が逆転したという話があった。
タレントのビデオクリップなどを、Youtubeで見るという流れができているようだ。
ニコニコ動画は、純粋に動画を見るというよりもコミュニティ的文脈の方が重要なのではないだろうか。そういう意味では、初音ミクというコミュニティベースの上にある作品は見られて、それ以外のニコニコっぽくないものは興味が得られないということではないだろうか。
そもそも、これだけいくらでもえげつないエロ動画が世の中に存在するのに、脱いでない動画にコメントや人気が集中するのは、その文脈を楽しもうというコミュニティの方がプライオリティが高いからだと思う。
それに対して、Youtubeはもうちょっとプライベートな用途なのだろう。
ニコニコ動画の有償チャンネルは、どちらかというとこのプライベート用途を目指す方向になるだろう。もしくは、あなたも私も参加している有償チャンネルというのが成り立てばその限りではないが、圧倒的な量の無償コンテンツが存在する中でその世界を作るのはなかなか厳しいものがありそうだ。
ただ、今後i-modeの公式コンテンツのようにしていきたいという言葉があったと思うが、その世界は、どちらかというと今のコミュニティベースとは若干異質なものになっていくのだろう。コメントが一切ないのに再生数だけ沢山あるとかね。そこのバランス感がどうなっていくのかは気になるところ。
丁度、昨日のお昼に、どういうものならネットでお金を出してもらえるか?という話を会社の人としていたが、そこで話していたことを丁度思い出したのだが、コミュニティベースはなかなか厳しいのではないか?と。
コミュニティベースの場合は、コミュニティへの参加にコストがかかる場合は、「人と繋がること」への利用課金というスタイルになる。その場合はお金を出す段階で、「わざわざそこまでして」という違和感を感じてしまうが故になかなかお金を出してもらうのは難しい。繋がりたいのは友達であって、インフラじゃないよ、と。
あるとすれば、コアに立つ人が圧倒的なカリスマ性やハブとしての役割を担っている場合、例えば、「ひろゆきチャンネル」とか、一昔なら「羽賀研二チャンネル」でおばちゃんが集まるとか。
ニコニコ動画そのものに応援的イメージでお金を出しているケースが増えてきたそうだが、そういうのも同じかも。
ニコニコのタレントチャンネルも本来ここに入るわけだが、とはいえニコニココミュニティと文脈が繋がっていなければ集客動線として上手くいかないのはよくある話。
ニコニコはあからさまなエロはないのだろうから、お金を出す段階で、他のサイトも含めて「他んとこに、こういうのいくらでもなくね?」という判断が入ったりはしないだろうか。
それに対して、あくまでもパーソナルな用途、つまり明確な所有権、利用権が発生するものの、例えば、デジタルコンテンツ販売やストレージを占有できるレンタルサーバーなどはお金を出してもらえる。というより、原則、お金をいただくモデルが当たり前になってる世界だ。
今のニコニコ動画というドメインに費やす時間の使い方は、コミュニティが価値であって、コンテンツを見ることが価値ではないんだろうなぁ。Youtubeを使っている人がニコニコ動画にもやってくれば良いと思うのだが、そこはそれ多少なりともニコニコ動画というコミュニティが参入障壁になっていることはあるのだろうか。そこまでは考え過ぎか。でもランキングとかポータルにアニメの動画ばかりだったら、それなりに障壁になるよね。
##昔、友人がnifty serveに入ったよ、という言葉を聞いて、僕はコミュニティ的なイメージで同じネット仲間に入ってきたんだ!という感覚があったけど、彼はフリーソフトをダウンロードするとか、あくまでも情報収集の手段としてニフに入っただけで、コミュニケーションする気はまったくないということに楽しいのに勿体ないなぁという違和感を感じたことがあった。Youtubeとニコニコの違いも、それと同じなんじゃないだろうかと思うのだがどうだろう??