December 22, 2008
どれだけ需要があるかわからないけど、僕が買うGパンは割と単一の種類だったりする。
さらに体型的に、ある部分だけの劣化が早くて穴が空いてしまうと捨ててしまうのでズボンは完全に消耗品だ。
だからそこそこ満足できる製品で、できるだけ安いものが理想。
そういう奴は一定数以上いることを前提に以下の提案。
■背景:
先日、スーパーの衣服売り場でGパンが2割引だった。
多分、自分が買ってるものがあったので買っても良かったが、その時、時間がなかったのと、それ以上に、手間が面倒だったので買わなかった。
手間というのは裾上げが面倒くさいことを指す。
■提案:
そこで、こういうのはどうだろうか?
1.会員のICカードとPOS情報から前に買ったサイズが引き出せるようになってる。
2.丈詰めはカードに登録された情報を元に自動的に申し込むことができる。
同じGパンならスルーで買える。もし違うGパンなら商品間の係数をかけてサイズが算出できるのが理想。
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ここまではまぁありがちと言えばありがち。
おそらく、Gパンの品質差や商品差によって長さが違うところから、いつまで経っても今の手間のかかる形から脱せないと思うので、アイディアで解決するか、ビジネスで解決するか。
今の形から脱せないのは体型が変わるから、返品率が上がるって問題なんだと思う。
IT化した場合は体型や体重をセンシングして一定範囲を超えていたら計り直しとかでも良いんだけど、それだとコストかかってしまうので、
3.単純にメールマーケティングを利用して、返品されたものに関しては、同一サイズを登録している他のユーザーにメールを送って、ほぼ同じ金額か、若干安く提供してあげるというのはどうだろうか。
もう一度丈詰め可能なサイズなら、もっと足の短い人なら再利用できるハズだし。
店頭で余ったモノがネットを経由して販売されるようなハイブリッドな流れ。
文章にすると大したことじゃないんだけど、実際やるのは難しいし、それで儲けられる利益率が伴えば、購入の障壁を下げる部分で、一定の歩留まりの悪さを覚悟しても販売数が出るんじゃないだろうか。
ネットショップのGパン屋さんとかはどうしてるんだろう。
メール以外にもツイッターに流しても良いよね。Dellがtwitterにアウトレット情報を流して100万ドル売り上げたみたいな話があったけど、それと同じか。サイズSチャンネル、Mチャンネル、Lチャンネルとかでお好きなチャンネルをフォローしてください、みたいな感じで。
そういえばDellといえば、
2000年ぐらいに注目されたDellモデルと言えば、サプライチェーンマネジメントの方ばかりだったけど、実は、品質の高くない商品を安く提供して、一定の返品率を覚悟した上で、サポートを充実させ、問題がありそうな場合は確認なしに即効で交換するあたりまでがDellモデルの神髄だと思ったりする。下手な鉄砲数打ちゃ当たる的なところをITでフォローしたモデル。
ネットをただのチャネルの一つとして見るのではなく、今までリアルなフローで捨ててきた何かのデメリットに着目し、スピードと量でフォローして圧倒的な利益と顧客満足度を失わないようにするバランス感が結構、大事なのかなと思ったり。
そういやここ10年くらいGパン履いてないや。