December 20, 2008
昨日は、ある方とお食事を一緒にした。
その方は、40代の時に私の義父が勤めていた一部上場の通信系の会社から独立され、今ではネットを使ってB2Bの通信機器やオフィス機器系の物販をされていて少ない社員数比で、かなりの売り上げを上げていると聞く。
現在50代で、義父の元部下でもあるので、まさに親ほどの年齢の方だが、やれカラーミーショップだのカラメルだのも交えネットビジネスの話を普通にしてきた。元々通信系だったこともあり、ネットワークがもたらすものに関しては独自の視点を元々持っておられた方のようだ。それだけでなく、ビジネスについても、例えば飛び込み営業、テレアポなどの根性営業手法についての批判的な意見をお持ちで、そのようなビジネスとネットが融合したお話がまさに親ほどの年齢の方とできるなんて、まったくもって初めての経験だったかもしれない。
もちろんそれ以上にビジネスの大先輩としてベンチャー経営者の視点からお話をお伺いできたのがとても刺激になり勉強になった。自分の甘いところも結構見えてきて目から鱗だったように思える。
TVや雑誌に出てくる経営者やビジネスマンは、やはり視聴率や販売数が重要なために大企業すぎて参考になりえないことが多いので、こういうのは直接お話をお伺いするのが一番だと思う。
昨日の話の中で、今は年末という意識がないですねぇ、という話になった。
そういえば今週末のテレビやラジオは、クリスマス特集なのだ。安部礼司もクリスマス特集のサイトまで作ってしまってエライことになってるらしい。
あ、安部礼司 ~Merry Christmas! 2008~
それでも、これを思い出したのはまさに今、TokyoFMのAVANTIを聞いていたからだ。
何が違うのかなぁと思うと、
一つは不況だから、という話はあるのかもしれない。
もう一つは僕自身が最近、TVを全然見ないからではないか?と思ってみた。
結局のところ、「師走」や「クリスマス」などという年末感は、メディアによって作り出される季節感なのかもしれない。
ニュースで師走という言葉を聞けば、あぁ12月か、と思い出し、クリスマスの恋愛ドラマを見たら寂しくなったり、12/31の御徒町の雑踏の映像を見て、あぁ今年も終わりかぁということを認識する。
今年の頭に正月も働けば良いのに的なエントリーを書いて、ライブドアニュース経由で炎上した。多分、正月はネタが少ないから、ライブドアニュースのトップページやらに表示されてしまい、そこからニュース記事と勘違いした人たちが流入してきた模様。
原則的な考え方としてはあまり変わっていないのだが、でもまぁ反発した気持ちはわかるというか、それ以上に面白いなぁと思ったのは、例えば、経済はやるかやられるか的な弱肉強食と言われいたりするわけだが、株式市場は一日6時間ぐらいしか動いてないし、日本の祝日に株が動くこともないし、年末みんな休めばお金が動くところがあれば止まるところもある。
原則的にそんな流れで2月や8月は物が売れないとか、コモンセンス的な行動要因が先にあって、その弱肉強食たる経済というルールがあるというオトナの世界って面白いなと思ったりする。
ビジネスってのは、夜眠くなれば寝るし、腹が減ればメシを食うしみたいな人間の基本行動よりもプライオリティが低いゲームみたいなもんなんだなーとふと思った次第。
このエントリー、支離滅裂っぽいかな。
それでも、リナカフェのオーナーでもある平川さんのブログを見ていると、そういうルールの中でもやっていかなきゃいけない責任ってのがあって、そのルールの中で、人は働き、収入を得て、モノを買い、生活をしているということを忘れてはいけないよなぁと思う。
世知辛い世の中、だけど。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄 - 楽天ブログ(Blog)
確かに、世界同時不況、円高のあおりで、企業の業績は一気に悪化しているのだろう。だが、ここ数年最高益を更新し、潤沢な内部留保を持ち、まだ期間利益が出ており、万策尽きたという状態ではないにもかかわらず、真っ先に派遣社員、非正規社員の大量解雇という形でリストラを行った大企業には、今後二度と「企業の社会的責任」などと言って欲しくない。やるべきことの優先順位が違う。人件費配分の見直し、系列を含めた企業間での人員再配置、留保金の活用、中長期戦略の見直しなどやるべきことはいくらでもあったはずである。