December 20, 2008
サービス系で何個か気になった話。
■【速報】電源設備が発煙、So-netやSeesaaのブログが停止 | 情報・通信 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
Web2.0企業のアキレス腱....(謎)
■イーモバイルが詐欺呼ばわりされている件について - Core
イーモバにプリペイド方式なんてのがあるということを知らなかった。
1日定額 630円なんてのがあって、たまに使う人ならお得らしい。
基本的にエンタメ系は端末の使い勝手からiPhoneとauを使い分けているのだけど、それ以外の用途でLet's Noteからネットに繋ぐようにしてる。
この際には、au携帯で繋いでいるので、現在、パケットWINなんとかというダブル定額とはまた違うプランに入っていて、毎月4000円支払っている。さらに、パソコンで繋ぐにはau-net?の定額利用金額として900円(一度使うと月額としてかかる)ぐらいかかる。
さして使う頻度が高くないのに固定費として取られているので、場合によってはイーモバだけにしても良いかもなぁ。
(ちなみに、こういうの障害商法と呼んでますw トラブルという潤滑油によって、サービスの認知が得られる効果がある。みんな結構冷静なので、単純な悪評が額面通りそのままネガティブ要因に繋がるわけではないんですよね。その問題があろうとなかろうとそもそも契約しない人もいるわけだから、おそらく論理的に説明できる話だと思う。)
で、もともとの話については、「30日定額プランの自動更新は、1000円以下のオートチャージの対象ではない」という注意喚起がどれだけあったがカギかなぁ。
画面にいくら注意書きを書いても、完全スルーする人ってのは必ずいるんで、そこら辺で瑕疵があるのや否やの分かれ目かなぁ。(それ画面に書いてあるじゃん、あなたが引用してきた文面の「そこ」にもろ書いてあるじゃん!とか。)
理屈ではわかるんだけど。
そもそも料金が不足した際に契約プランを自動変更して利用を止めさせないというあたりがポイントなんで。
単純にオートチャージの仕様を変えればいいじゃんとか思ったけど、そうすると定額との兼ね合いが取れなくなるから、やらないよねぇ。きっと。僕ならやらないw
30日定額プランを自動更新+オートチャージにしたら、「いつでも解約可能な定額プラン」になってしまうわけだから、2年しばりで契約させたい通常の2年契約プランと相反する状態になるんだろうし。
結局、何故こんなややこしい仕組みになってるのか?も含めて、
・人は怠惰である
・人は変化を好まない。
・企業が人の思いこみを変えるのは難しい(ある意味、信用されてないから)
あたりの基本的な人間心理の話なんだよねぇ・・・。
ちなみに個人的な感覚としては、8万9万の通信料金は、そんなに払えない!と大騒ぎするほどいう金額でもないな。
別に金持ちでもなんでもないし、もちろん、めっちゃ嫌だけど。
昔、i-modeであったと思うけど、学生が50万〜60万の請求になっちゃいました、とかならさすがに、それはどうにかならないのか?と思う。
おいらも高校生の頃にパソコン通信始めたら、NTTの料金体系があまりわかってなくて、初月10万、翌月8万円の請求が来て、親に超怒られた。
東京のBBSに繋ぐと1分10円とか取られるのね。
ものすごい世界が広がった気がして、ドルアーガのクローンを横浜まで落としに行って、そのまま寝ちゃったりとか。。。(w
家電量販店でバイトして返した。バイトを始める良いきっかけになりました。
■ Geekなぺーじ : 慶應大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のリニューアルWeb
WCAG 2.0が勧告だのなんだのと言う、このタイミングでアクセシビリティを無視した設計をしたのはマズイねぇ。
そういうあたりで何が一番マズイかというと、目が肥えた人に「素人臭いWebサイト」と思われてしまうことではないかと。
イノベーションを担う卒業生を排出する大学として、重いとかウザイとか多少なりとも文句が出るようなチャレンジをするのは良いと思うのだけど、素人臭いとか思われるのはイクナイ。今やるべきことはそれなのか?って話じゃないかなー。
ここでWCAG 2.0に対応しましたーってページも用意しながら、こういうFlashも作っちゃうのがクールなんじゃないかと。
トップページに分岐つけたみたいだけど、改めて思ったけどFlash版って何?みたいに思ったりも。表現のためのテクノロジが前面に出てくる選択肢がトップページってありえないよね、と思ったりした。これはよくある一般論であってSFCの批判ではないので。
SFC CLIP: え、これがSFCの玄関!? SFCの公式WEBが衝撃リニューアル (2008年12月19日)
「顔で情報を探すのは無理」
これは個人的にヒット。
まぁあれは別に情報を探せって言ってるわけじゃないとは思うのと、
顔も重要な一つの情報だけど、知ってる人はね、という内輪感の条件付きだから。
最近、いろんなアイディア、技術が出てきて、例えばリコメンデーションエンジンがWeb3.0のキーテクノロジとか言われてるけど、例えばデザイン性でのリコメンデーションエンジンがあったとして、それが有効にはたらくのは、Tシャツプリントみたいに機能性がほぼ同一で、差別化要因として大量のデザインがある場合に限られたりして、そういう文脈を限ったときに有効に働くかもしれないキラー技術が、さも汎用的にイケてる的に言われてる傾向は、よくあるような気がする。
まぁタグクラウドあたりで自分自身がハマった罠なんだけどさ。
タグクラウドは、数を表示して数字の大小でソートできれば目的が達成できる情報なら採用する価値はない。
sfcのFlashのノード表示も、ぱっと見、繋がりの意味がわからんね。学生や受験生に向けて、どういう情報価値を表現しているのだろうか。デザインとかFlashの動きとかはカッコ良いけど。
もうちょっと学部とかカテゴリを際だたせた方がわかりやすいと思う。
人は何をキーにこの情報を探すのか?というと、結局、なんだかんだ言っても、学科とか分野などのカテゴリなんだよね。もしかしたら付属高の学生が教授を顔を目当てに捜すとか、そういうテーマがあるのかもしれないけど。
ただ、外の目から見ると学科の並列性、一覧性も失われてるから、学科を選択した後に、他の学科をどうやって見たらいいかがわかんないし、とか。
あとFlash Playerそのものの話で、ダイナミックテキストとかだと、マウスで文字列を選択してコピーできるんだろうけど、HTMLほど柔軟な範囲選択ってできないんですかね。確かFlashもDOM構造がどうのこうのって話を聞いたことがあるから、その構造に従って選択させることは不可能ではない?!(HTMLよりデザインの柔軟性が高いから無理かなー)
とすると、Flashにしてしまうと、コピーペーストの使い勝手は単純に悪くなってしまう感。
Webは作り手側が効果を期待する見せ物やツールでもありつつも、ユーザーからするとメールにコピペするような再利用可能なデータソースとしても機能するから、大学のようなテキスト中心の情報提示の手段としてFlashを使うのは難しいですね。
#「教職員の方」「卒業生の方」とかクリックしたら文字のところがアクティブに選択されてる表示にすると良いですね。卒業生とそれ以外で画面構造が変わるし、見出し要素も小さいタブに収まってたりするデザインなので、今どこのカテゴリが選択されてるか?がわかりにくいから、せめて。アクティブカテゴリは色を変えない制御をしてるわけだから、ちょちょっとデザイン追加するだけで済むっしょ。