December 18, 2008
の続き。
はてブコメントで、以下のような下りがあった。
GUIとCUIの話を久しぶりに見たかな。
これ見て、うわ、オレやべぇ、と思った。
思い起こせば16bitパソコンを使っていた頃に、マウスなんて嫌いと言ってたことを思いだした。
実際、今でもCUIの方が文字入力や、目的を実現するまでのステップが短いのは変わらないと思いますが、そんな優位性もなんのその世の中的には明らかにマイナーで、マウス全盛の時代。(僕は家ではトラックパッドだけどね。)
つまり、前のエントリーで書いていたタッチパネルが、かつてのGUIで、イマドキの携帯の優位性が、CUIと同じものとあてはめるなら、歴史は繰り返すのであれば、非メジャーになるのはCUIであるイマドキの携帯....。
(ちなみに、ここで言いたいのは、自分1人で使うならどっちでも関係ないじゃん、とかそういうことではないです。)
例え、使いにくかったとしても、それを上回るメリットがあれば、入力I/Fの善し悪しは必ずしもクリティカルではないのかもしれない。タッチパネルによって実現する良い点を考えて、それが新しい何かを実現するか?を考えていくことが大事なのかもしれないし、もっと打算的にわかりやすさが一番大事なのかもしれない。
しかし、今と昔が違うのは、一般人という言葉は好きじゃないけど、あえて使うと、昔は、あくまでも一部と表現される「パソコンマニア」と、敷居を下げたことで流入してきた、「たくさんの一般人」という構図だったのに対して、既存の携帯 vs タッチパネルの場合は、「CUI的操作に慣れきった一般人」と、何やら新し物好きが好んでいるGUIという現状なので、多分、これから起きるであろうiPhone appやandroidなどによるイノベーションによって、果たして人は動くのだろうか?というところ一点だけに興味を持つこととしたい。
というのも、なんだかんだでネットのキラーアプリは、電子メールであることはまだ変わっていないので、電子メールによるコミュニケーションの使い勝手は、入力のレスポンスを考えても既存の携帯の方が明らかに優れていると思うからだ。
言い換えると、
昔は、「タッチタイミングができるパソコンマニア vs キーボードが打てない一般人」
だったのに、今はその逆で、
「携帯でタッチタイピングができる一般人 vs 携帯が使えないパソコンマニア」
という構図になっているので、明らかに変化に対する拒否反応とそれにかかるコストは高いと思うので、果たして変化が起きうるのか、というあたりは多いに気になるところ。