October 09, 2008
株は超素人だし、経営経験もありませんが、ジー・モードという携帯コンテンツ作ってる会社の株を一株だけ、8,000円で買ってみました。
きっかけはtwitterで、この会社の株価が一年で1/10にまで下がったというつぶやきを聞きつけ、調べてみたら、なんとなく興味を持った次第で。
2004年にピークで60万円ぐらい行ってた株が、今現在はなんと8,200円です。
いやぁ60万円ぐらいで買った人って、怖いですねぇ。
本業の着メロ、ゲームに加えて、コミュニティ事業と海外事業がうまく立ちたがってないが故に、やや赤字という状態で、期待通りの売り上げが上がらず株価急落って感じでしょうか。
会社が終わってるほど赤字ってわけじゃなくて、自己資本比率も高くて財務体質はとても良いとされているのに利益が出ないので、どんどんどんどん株価が下がっているようです。
しかし、6日のプレスリリースで、コミュニティ事業の元々の本部長の人が外れて、社長室の人が本部長になって、社長直轄の組織に組織変更されていました。
これは背水の陣なのかな?と思いますので、そこの奮起に期待してみたいと思うので、忘れないように1株だけ買ってみました。
組織変更したところで、その成果が出るのは、もっとも早くても3ヶ月先でしょうから、ここ数日の値動きなんてどうでも良いことで、コミュニティ事業を当てたらどうなるか、当てなかったらどうなるか、そこだけを注視しています。
100円の単勝馬券みたいなものですが、良くも悪くも勉強させてもらえれば安いもんです。競馬だとどんなに長くても3分で終わっちゃいますからね。ウマの気持ちも、社員の息吹もわからないという意味では、競馬も株も同じですね。そこわかる立場だとインサイダー取引だったりしますし。それができない時点で限りなくギャンブルに近いですね。
で、ここからが本題なのですが、この会社の株価の流れは今起きている世界同時株安とは無関係だと思うんです。
そりゃ多少なりとも影響は出ているでしょうが、どっちにしろ今の水準だったんだと思うんですね。そうでなければ、間違って買った人が価格をつり上げてるってことかも。(オレもか)
朝、テレビを見ていたら、この株安のニュースにあわせて、仕事がないという町工場の人の話が出ていました。
しかし、それも今現在起きている株安には無関係だったのでは?
別に9月に入ってから急に仕事がなくなったのではなく、その前から仕事がなかったということで、別に今の動きがなくても、そういうものだったんだと思うわけです。
大事なのは、今こうなってなければ、町工場の人もニュースに出てないわけですよ。
というのであれば、やっぱり何かがおかしいと思うんです。
世界同時株安になったことが問題なのか、それより前から起きていた問題なのかがごっちゃになってるようで、なんだか、かなわんなーと思うわけです。
で、ふと株価に目を向けると、今の製造業の株価の下がりっぷりは、すごいおいしく見えてしょうがないのですが。
ソニーなんて、かつてソニーショックと言われた2003年と同じ水準に落ちてますよね。
前はソニー自身の要因だったかもしれませんが、今回は先月のソニーと何も変わってないわけですよ。
なのに株価が急落してる。
本当に大恐慌が起きて、ソニー株がゴミになるようなことがあったら、きっと僕等も職を失っている可能性が高いわけですが、今のソニーという会社のポテンシャル自体は8月以前の株価が2倍ぐらいあったソニーとそんなに変わらないと思うんですよねぇ。
お客がいなければモノが売れないから企業の存在価値が変わるってところで、株価が下がってるってのであればなんとなくわかるのですが、それ以上に、株価が高かろうが、安かろうが株を売り買いしなくてはいけない人たちってのが存在しているからこそ、企業の株価ってのが付くんだろうなぁと思うと、やっぱり実体に無関係な部分のほうが遙かに大きいんだろうなぁと、つくづく。
もし外部環境が変わらなければ、企業の株価変動の要因は、
・プレスリリース
・四半期毎のIR
しかないんじゃないかと思うんですが、ここに外部環境が加わって勝手に株価が変動していく、
・世界の動き(やれ中国がこういう制度を始めるから需要が出るだのなくなるだの、とか)
・モノの動き(代替物がなくなったから、こっちが値上がりするだろう、とか)
・経済の動き(お客さんが増えるか減るか)
この辺はまぁわかるんだけど、それ以外に非論理的な変動要因があるように思えてなりません。
・売る人、買う人が、その株にいつ気がつくか?というタイムラグ
と、
・買いたい気持ち、売りたい気持ち
ってのもあると思うんですね。
例えば、ジーモードの株価はここ1年下がっていたわけですが、60万円のピーク値と比べたら、今年はどこを切っても、どこかで誰かがお買い得と思った人がいると思うんです。
そういう中で僕がラッキーと思って8000円で株を買ったタイミングってのは、まぁ行ってみれば偶然気がついただけ、ということになります。
会社の実体なんて、そうそう変わらないのに、半年前に同じくラッキー!と思った人には樹海で首つりそうな人もいるかもしれないし、のうのうと別のことをやってた人が、振り向いたら8000円になってて底値近辺で買ってたり。また、この先も株が安くなったり、高くなったりして、その場で気がついた人たちによって一喜一憂していく。。。
株価は理論的に適正なところに落ちるような話ってありますけど、人間によるタイムラグが存在する限り、マネーゲームにしかならないのではないか?と思うわけです。(そこにデイトレのような個人投資家のつけいる隙があるんじゃないかと)
だから今、株安で本当にせっぱ詰まってる人は、値段が高いときに株買った人だけで十分だと思うんですね。
それ以外の人たちは、そんなに悲観的になる必要はないんじゃないかと思うわけです。別に損してないし、そもそも株価が変動したって給料変わってなかったじゃん。
僕みたいに株を普段買ってない人が、株を買うチャンスとも言えるし、株安の話も、お昼時にプロ野球で巨人阪神が首位決戦やってるのかーと同じレベルの話だったりもして、とりあえず、はてな界隈でも、えがちゃん問題で盛り上がってる限り、日本は平和だなぁと思う今日この頃。(お前が一番めでたいだろと思う人は、是非、その理由を教えてください。)
ということで、ジーモード株に投資した8,000円は、blogネタとして償却していく予定です。
また何か学んだら書いてみたいと思います。
とはいえ、今日の株価見ると、このエントリーはちょっと恥ずかしいな><
というか会社が破綻して株価が0になる可能性もあるし、今わざわざ赤字の会社を買う理由がない
増収増益の会社でも同じくらい下げている銘柄があるのに
このたびの株価急落に関して、政治・政策の観点からのレポートを書きましたので、興味がありましたら当方のBlogをご一読ください。
このたびの株価急落に関して、政治・政策の観点からのレポートを書きましたので、興味がありましたら当方のBlogをご一読ください。