October 02, 2008
Bluetoothがようやく使い物になりそうな感じになってきた感がある。
ずっと妙ちくりんなUSBメモリみたいなBluetoothモジュールしかなくて、最近ようやく小さなモジュールがしかも低価格で出てきて、Macやスマートフォンには内蔵されていて・・・と。
【CEATEC JAPAN 2008】 アルプス、無線LAN/Bluetooth一体モジュールなどを展示
Bluetoothをいち早く製品ラインアップに「標準搭載」してきたのはMacだったように思える。
結局、日本って作る技術は優れていても製品戦略としては永遠のフォロワーなのね。
最近、iPhoneの国内販売のニュース、iPhoneのアプリビジネスがワールドワイドで考えるべきという考え方、そしてガラパゴスという言葉に代表する国内の携帯のありようと考えて、何故、日本のビジネスが後追いなのか?というのに、やっぱり、グローバルで物事を考えるのか、日本市場基準で物事を考えるかというのはありそうだ。
少なくとも日本では売れなくても、諸外国でニッチを積み上げればそれなりの売上になってる、とiPhoneのようなワールドワイドニッチ戦略を進めるか、国内で成功しなくては、とても海外になんていけないよとドメスティック前提の戦略とするか(もしくは全世界でメジャーにならなきゃダメだとするか)で、話の進め方はずい分変わるような気がする。
とりあえず閉塞感を感じるのは、日本の保守的かつ独特なユーザーニーズに対して、「まずは日本で売れるようになる」という戦略が故に、「日本で売れないものは作らない」という悪循環を起こしているように感じてしまうのは気のせいなのだろうか。
その結果、薄く広くのワールドワイドニッチ戦略を取る外資の企業から製品が入ってきた結果として、「日本で売れるもの」フラグが立って、日本が国内向け製品として追従するという流れだとしたら、そりゃ永遠のフォロワーなのは当たり前だよな、と思うわけで。
ガラパゴスという言葉は成功したビジネスに限ると、決して悪い話ではないと思うが、一番マズイのはガラパゴスの特殊性に胡坐をかいて、「日本では売れない」と、ワールドワイドの動向を見ないことにしてしまう悪い癖にあるように思えてならない。
いやでも、その判断は間違ってなくて、実際売れないんだろうけど。
(タイミングが早すぎる企業ってのは必ず存在してますしね。そういう企業が我慢しきれないってのは結構あるように思える。)