September 21, 2008
Let's NoteにインストールしたUbuntuが、800MHzに落としているにも関わらずマシンが熱くなると暴走していたのですが、最初は、悠長に構えていたものの、書きかけの情報が消えたりと経験するうちに、やっぱりイヤだなって思うようになってきました。
それなら、いっそDellのInspiron mini 9のUbuntu搭載モデルを買った方が良いんじゃね?と、sofmap.comを開いてLet's Note R6の買い取り価格を調べて、Dellの注文ページで買う直前まで行ったのですが、いやいや最後にもうちょっと調べるか、と言うことで、改めて調べました。
cpufreq_infoというコマンドで、現在の速度を表示したら、ACアダプタに接続していると、X Window上の速度表示では800MHzと書いてあるのに、cpufreq_infoのcurrent speedによると最速の1.06GHzで動いていました。
この速度では発熱が放熱を上回ってしまいLet's Noteが止まってしまうことは確認済みです。インストールの時にも扇風機で風をあてながらインストールしてました。
原因は、/etc/cpufreqd.confという設定ファイルにあった設定にあって、最速設定を800MHzに落としているつもりでしたが、そこの設定が想定通りの動作をしないようで、ACアダプタに接続したときに抑えたつもりの最大速度設定が無視されているという状態でした。
ということで、改めて設定を調整し、800MHzに落ちることを確認し、しばらくYourFilehostのFlash動画を見ていたら、動画のデコードにひたすらCPU 100%の状態が続いたにもかかわらず暴走しませんでした。
今までの落ちようと比べたら上出来です。今まではちょっとFirefoxでCPU 100%になっただけであっさり止まってました。ただ、実際、RGBコネクタ当たりは、さわると 完全にやけどするぐらいの熱々状態なので、状況次第なんだろうなとは思います。やっぱり、いただけないなーと思いつつもとりあえず動いたので、一旦、Dellを買うのはやめて様子を見ます。
ちなみに熱くなると明らかに動画の再生性能が落ちるんですが、そういうものなのでしょうかね。CPU使用率が高いだけなのかな。(ちなみに現在はデュアルコアの片方も止めてる。それってただのCore2Solo?)
なお、このCPU、cpufreqdで設定可能な速度は、1.06GHzと800MHzだけです。こういうのは、もっとフレキシブルに1Hzに近いレベルで制御できるのかと思ったら、そんなことないんですね。FSBの倍数とかだと、そんなわけないのか。
安全を考えると600MHzぐらいに落としたいんですがそういうことはできないようです。
Vistaでも本体が熱くなると遅くて遅くてたまらない状態だったのですが、よく暴走せずに動いてるなぁと関心するのと同時に、Let's Noteというパッケージングに対して、結構限界を感じるところです。
まぁきっと昔は大丈夫だったんでしょうね。それがCPUがどんどん進化して、製品性を維持するためにCore 2 Duoを採用して、いついつまでに製品を出さなきゃ行けない責任の下で、なんとか動かすようにしました!ってのがR6なんだろうなぁと。
サーキットを走るために、何よりブレーキ性能を高めたレーシングカーみたいなイメージです。
ファンレスで丈夫で、みたいなのがユーザーから求められる中での精一杯なんだなぁと。
熱暴走で止まりますなんてことになったら、当然リコールものなんでしょうから、なんかもうギリギリって感じがするのですが。
Inspiron mini 9 は Fn 押しながらじゃないと入力できないキーがかなりプログラマ泣かせなので、Let's note で解決してなによりかと :)