September 17, 2008
まさか大型倒産情報に出るとは。
それと六本木ヒルズの上に住んでる会社の名前を自分のブログで書くなんて思いもしらなんだ。
戦後2番目の大型倒産リーマン・ブラザーズ証券株式会社
民事再生法の適用を申請負債3兆4000億円
※帝国データバンクの大型倒産情報はRSSを配信していて良いと思うけど、タイトルタグが固定だよ!
新卒で年収数千万だとか、六本木ヒルズ周辺で若手社員がトラブルを起こしたときに、女上司が札束渡して即解決させたとか、そんな噂が聞こえてくる雲の上の会社のことなんて知ったこっちゃないけど、当然、回り回って、どう影響が出てくるか?が心配でならないわけだ。
ただ救済されなかったのは、企業理念の影響下は知らないが金儲けが大前提すぎたので、社会にとって必要ではなかった、というのがポイントなのではないだろうか。
それが金融システムに影響を与えないから、というところになるのかなぁとか。
そういうの全然知らんけど、とくだね見てて、そんなことを思ってみた。
例えると、リスクを取ってバクチをするために借金をして、その借金が返せなくなったサイクルだそうで。リスクを取ってる会社が失敗して、公的資金投入もおかしい(それじゃゲームとしてリスクにならない)ので、正しい流れではないかと。
こちらに恩恵を受けた会社も沢山あるだろうから、社会の必要経費ですかね。
よくわからないのは負債が増えたのは社員の1人1人の活動の積み重ねとも言えるので、負債を作った人たちが引く手あまたってのがまたよくわからないけどね。
結局、他の会社も同じことやってるってことなのか。
以上、ツイッターレベルのつぶやき。
リーマンの社員がロールモデルになれるかどうかは謎ですが、投資銀行自体は金もうけするのが仕事ですし、日系、外資みなやってます。かんたんに儲けれるチャンスをあれば、それを取ること(取り除くこと)によって金融システムはもっと効率的になります。
一部の外資系はかなりアグレッシブにリスクを取りに行き、またフットワークがいいので、慎重で意思決定に時間のかかる日系の投資銀行に比べ 外資は拝金主義みたいに勘違いしてる方もいるのでは?と思います。
アグレッシブにリスクを取りに行くと 巨額のリターンを得る可能性もありますが、今回のリーマンのようにあっけなく破綻してしまうこともあります。
こういう視点から上記で指摘されている ‘社会にとって必要ではなかった”という表現は不適当だと思います。
リーマンが救済されずAIGやベアスターンズが救済されたというFRBの決定は一貫性に乏しいです。基本的に損失を出した金融機関(拝金主義であるなしにかかわらず)が倒産し、金融業界が損失を負担することで問題が解決に向かうのでありません。救済処置で特融が出されたとしても、それは単なる危篤状態にある企業の延命処置に過ぎず、問題解決には企業の努力、経済の状態、そして数年に及ぶ期間を要します。
日本の金融機関のほとんどは日銀特融によって公的資金を注入され救済されましたが、そのことによって 根本的な問題解決(不良債権処理)に長年の期間を要し、失われた10年と呼ばれた期間が起きました。
救済されても、救済されなくても簡単な道のりではありません。それでも金融機関はみな金融システムの一部として機能しています。金儲けや拝金主義と日本で呼ばれる投資銀行なども金融システムのなかで立派な役割を果たしています。
日本の投資銀行が同じような利益を出せないというだけで こういった外資に偏見を持つのはどうでしょうか。
>上の人に
効率性の代償として税金投入?
世界中でやっているからそれを正当化?
効率性追求が目的というのは建前じゃない?
結果儲けられるときだけ儲けておいて、損失が出たら他の人に負担させるっていうのが身勝手だというのが世間の声だと思うけど。
おそらく上の人は外資系金融機関の人なんだろう。
日本も含めこういう業務に関わっている人は基金でも作って、失敗したときに責任とれるようにすべきだな。
鞘取り合戦は必要かもしれないけど、お前らの常識は世間の非常識ってこと。
悟れ
外資系金融機関と全く関係のない学生です。
世間の常識と実際働いてるプロの常識が違うのは当然です。
でも世論がそういった外資系のアグレッシブさを嫌うのであれば、外資に対して金融庁が門扉を開かなければ良けばいい話であり、そういった考えは政府や金融庁の思惑と全く違うところに行ってしまうという話です。政府に守られた金融システムは外資の格好の餌食になりますから、それなら外資を受け入れ競争を促そうというとこでしょう。
金融ビッグバンだの規制緩和などは金融システムの活性化、そして競争を促すために導入されました。金融システムの活性化はもちろん経済全体を刺激するために重要な役割を果たします。
金融システムの活性化にはリスクをアグレッシブに取りに行くリーマンのような存在は必要です。リスクを取りに行ってるので、儲けれるときに儲けるのは当然です。個人的な意見では、潰れてしまった金融機関(日系、外資、リスクテイカー、リスクアバースを含め)全ての救済はナンセンスです。金融システムの混乱は経済全体に対し大きな影響がありますが、税金で金融業界だけ救済されるのはどうかと思いますし、特融などの救済は延命処置であって抜本的な問題解決法ではありません。
そういうなかで、なぜ他の投資銀行やローン会社が救済されリーマンが見捨てられるのか?というのが始めのコメントで言いたかったことです。
保険や年金などと違い基金はないと思うのですが(数十兆円規模の基金でないとこういったときに対処できませんし、現実的に実現不可能なのです。だから日銀やFRB最終的に関わってくるのじゃないでしょうか。)、日系も含め金融機関の全てがクレジットデリバティブスなどを用いてリスクマネジメントをしています。それでも こういった事が起きてしまうのは リスクマネジメントにまだ向上の余地があるということだと思います。
社会にとって必要ではなかったというのは訂正したいと思います。
何故なら普通の会社は、そうそう救済されないので、ここを基準にしてしまうと自分の仕事自体も不要であると言ってしまうことになるので、それを言うこと自体になんの意味もないからです。
(情報産業なんてのは振り向いてもらって、需要を生み出してナンボの商売なので、そもそも必要とはされてはいないですし。)
公的資金が投入されるのは、その先にいる人たちが誰か?というところに融資されたってことなのでしょうか。
二枚舌と言う言葉はありますが、いわゆるトリアージとは違うのだろうか。そう考えると、タイミングの問題だったってのはありそう。
・・・それはそれとして、この話関連のエントリーに、彼らはとにかく需要を生み出し、お金を集めて、売ることで商売しているなんてくだりがありました。
何故、インターネットの会社にお金が集まるのか?という部分に、この手の人たちとの親和性の高さを感じた。深堀りしてみたいところ。