September 17, 2008
PetaMapは、地図からお店や情報を探すサイトです。
ホットペッパーや、ガソリン価格比較サイトや、ゴルフダイジェストなどと定型していて、地図ベース、位置情報ベースで情報を探すことができるサイトだ。
それだけだと、カラメル地図検索や、マッシュアップアワードで賞を取った地図サイトなどとほとんど変わらない。
ここから先がソニーじゃないとできないことで、ここで検索した情報をPSPや、ポータブルナビ「nav-u」に保存して、外でその情報を利用することができる。
ちょっと話がそれるが、多分、僕は10月に出る新機種を近いうちに買うと思うので、このポータブルカーナビに触れておくと、このnav-uは、普通に手で持ち運べる軽さの製品で、車載でも専用の吸盤を使ってダッシュボードに固定できるそうだ。
柔らかい樹脂でできている場所でも、吸盤の空気を抜き真空状態を作り出せるので、車のダッシュボードのような凹凸と弧を描いているプラスティックの上で固定できるそうだ。
カタログにはマツダアクセラのダッシュボードらしき写真が載っていて、アテンザに乗ってる僕のための写真?と思ったりもした。
今回のイベントでは、この吸盤にフィーチャーしたセミナーも開かれているほど力を入れているものだ。
nav-uは、車に設置するカーナビと比べて、車速パルスを取れない分不利があるのだが、ジャイロなどを搭載することでトンネルの中でもナビを進めることができ、かつ、気圧センサーで、高速道路と一般道路をある程度認識できるらしい。
未だに六本木ヒルズが工事中の地図のカーナビを持っている(ちなみにこれもソニーだ)ので、このカーナビは是非とも欲しいと思っている。僕が乗ってるアテンザなどのマツダ車はカーナビの付け替えが難しい事情があるので、ポータブルナビが進歩してくれるのはとてもありがたい。
親にカーナビを買わせるのも1年早かったな。ポータブルナビで十分だった。無駄遣いさせてしまった。
ちなみにnav-uというネーミングが、どことなくNavin' Youを彷彿とさせてくれる。持ってましたよNavi' You。Windows98の頃ですがアンテナを持ち歩いて自分の徒歩経路をロギングしたりしてました。デバイス自体のメモリが少ない、ノートPCを車の中で使うのも通信定額も存在しない時代では、明らかに位置情報以上のシナジーが生まれない。時代早すぎでしたが面白かったです。
僕が欲しいのは、↓これです。
【10月下旬発売】 SONY nav-u 4.8v型ワイド ワンセグ対応 4GB メモリーナビ ブラック NV-U3V-B \64,800
さて話をPetaMAPに戻すと、ネットで調べた情報を、このポータブルナビに転送して持ち運べるのがとても良い。自分の車に搭載しても良いし、遠方で借りるレンタカーに持って行っても良いわけだ。
以前、沖縄に行ったときには、かつて沖縄に転勤していた義理の弟夫婦のところにノートPCを持ち込んで、Google Mapsのマイマップにオススメの行き先を登録していったが、今度からはPetaMAPを使ってワイワイ相談して、そのまま持って行くことができるのは大きい。
また、PetaMAPとVAIOの組み合わせで、無線LAN基地局情報を利用する「place engine」を利用してさらなる進化をしているらしい。
それがX-Raderだ。
現在位置情報と、店舗情報を組み合わせて、あたかも「ドラゴンレーダー」のようにお店の情報を指し示す。ここで地図情報がいらないので、ネットに繋がってなくても方向を指し示すことができるのがポイントだ。
で、まぁここまで話を聞くと、誰でも思いつく一つの結論にたどり着く。
ソニーは、iPhone対抗デバイスを作るべき!
ぱっと話聞いて思いつくぐらいだから、きっとやってるんだろうけど、お願いだから、手っ取り早くWindows Mobileで実現して終わらないで欲しいです。あれはOSそのものがエレガントじゃないから。
是非、CLIEブランドを復活させるなどして、あくまでも自社デザインのUIで、iPhoneに負けない楽しい操作感を実現して欲しいです。iPhoneに負けないUIをカタチにできるのはソニーだけじゃないでしょうか。
・携帯電話
・おサイフケータイ
・PetaMapダウンロード対応
・X-Rader
・Life-X
・Webブラウザ
・Webメール
・ウォークマン
これだけあればオープンアプリなんてなくても十分売れるんじゃないでしょうか?
モバイルデバイスで一番重要なのは、「生活を変えるようなキラーアプリの提供力」です。
結局のところ、iPhoneのAppストアもキラーアプリの提供力強化の施策でしょう。アップルは自社に競合するアプリは許可されないことからも、純粋なソフトウエア流通プラットフォームの実現が目的ではないと思います。
iPhoneはGoogle Mapsがキラーアプリだと思う人は僕だけじゃないと思いますが、位置情報は外で生かしてこそ価値がある。
X-Raderは、女性に多いと言われている地図の読めない方向音痴にとても有益な情報を提供すると思います。地図が読めない人にとっての地図とは、なんなんだろう。ただの情報過多だったりはしないのでしょうか?一番大事なのは「あっちの方」という方向がわかることが大事なんじゃないかなと思います。(で、近場に来たら、拡大地図が表示できたりして)
PetaMAPから情報を先にダウンロードしておけば、ネットに繋がってなくてもサービスが利用できる。ここはiPhoneに比べての優位性になるでしょう。そのスタンドアロン性に可能性がありそうです。田舎で使えるのは大きい。
このレーダーの回るところは日時計に対応しているとのこと。つまり方向を正しく指し示しているんだそうです。
また、apiを公開して、鬼ごっこができたり、友達の場所がレーダーに出たら面白い。あえて地図じゃないところに魅力がありそうです。
また、地図は地図が好きじゃないと萌えないんですよ。地図に特別なメタファを見いだすのは危険。時刻表に特別な意識を持つ鉄オタに近いと思うので、抽象化レイヤー思考ができる理系の人は要注意です。(だからGoogle Mapsのマッシュアップサイトが成功しないんじゃないかなー)、人はもっと即物的に地図を見ていると思いますので地図はあくまで実用的であるべきで、もっと面白い見せ方はX-Raderのように工夫するべきだと考えさせられました。
typo?
>ゴルフダイジェストなどと定型
提携では