September 16, 2008
BフレッツでサービスされているIPTVサービス。詳細は聞いてないが、ソニーが運営でNTTがお金出してるような印象を受けた。
フレッツスクエアなどにアクセスすることなく、有線LANにつないで、IPv6に対応したモデムであれば、プレーヤーをインストールするだけで見られるそうだ。最新の人でルーターをレンタルしてる人なら使えるのかな?うちはBフレッツだけど、ルーターは自前なので対応してないみたい。(そもそも下りでも1Mbpsぐらいしか出ないので無理)
このサービス自体は、なんとIPv6によるマルチキャスト放送なのだそうだ。
マルチキャスト・・・つまりみんなが同じパケットを受信しているので、ケーブルテレビのアニメチャンネルのようなイメージで番組を視聴することになる。
ニコニコ動画やGyaoのようなVideo On Demand方式で使われるユニキャストが同時接続数に限りがあるのに対してマルチキャストはテレビのようなスケーラビリティを得られるが、それに対応したネットワークがなかったので全く使われていなかった。
そこで、今までのIPv4方式からIPv6方式になることでマルチキャストが普通に使えるようになった・・・(という解釈でよろし?)
ということで、地上波デジタルTVの代替、補完になるような実験的サービスなのだろうか。
動画は最大3.8Mbpsというハイクオリティ映像で見ることができる。
おなじみのバンダイチャンネルなどが無料で見られたり、手塚治虫チャンネルなどの独自コンテンツチャンネルがあるらしい。
そして、広告について特徴的なのが、ユーザー特性にあわせて違う広告を流すことができるそうだ。
IPv6マルチキャストが云々というのがあまりわかってないが、ここで動的にCMを制御できるというのはどういうことなのだろうか?
ここだけユニキャストで流しているのか、実はマルチキャストのまま属性別にチャンネルが存在していて、それぞれの特性でつなぎ分けているのだろうか。
会場ではマルチキャストであることを認識してなかったので質問できなかった。
ただ、スライドを見ると、CM再生回数にあわせて異なるCMへの差し替えも可能ということだから、ここはユニキャストで個別配信していると言うことなのか。
って、Windows Media Serviceのサーバサイドプレイリストでできそうな気もしてきた。
昔、SMEのMorrichで流れていた流しっぱなしの音楽配信が楽しかった。
バンダイチャネルや映画は、そういう流通経路があるのかGyaoやケーブルテレビで配信されていることが多い。
オリジナルな音楽のビデオクリップのチャンネルがあっても良いかなと思うところ。
※補足:ニコ動はユニキャストで10000人同時配信を達成してるようだ。すごい。「ニコニコ動画の1万人生中継,舞台裏での技術者の奮闘:ITpro」 仕組みがそもそもスケーラブルなIPv6と、現状の技術でスケールしてるニコ動方式、どちらが生放送の主流になるのかな。どっちにせよコンテンツ面でドワンゴに優位性があるのは間違いないとは思う。