September 14, 2008
やべこのタイトルでもライブドアニュースに出ちゃうのかな。まぁいいや。
昨日、エンジニアの未来サミットってのをやってたみたいだけど、結局、最近目立ついつものメンバーなのが、もう参加者の時点で食傷気味な(知ってる人も沢山出てるだろし、そもそも運営が知ってる人だったりする?!、ごめん)。ちなみにWebSigではパネルディスカッションは、よほど内容に詳しいモデレータがいない限り難しいという理由でやらないです。
参加した人の感想をちょこっと見た限り、SIerとWeb系は分けた方が良いよ。やってることも責任の重さも全然違うし比較になんないよ。と、今日のANAのトラブルとの比較で、何日も直らないで放置されてる最近の某社のapiの不具合にネガティブ感を抱いてるので機嫌悪いです。RSSにせよMySQLにせよ技術普及のきっかけとしてのベンチャーの活躍という波があるから、繋がりはあるにせよ、本業としてのリアルな日常に繋がりはないでしょ。
泥云々なんてのもそろそろいい加減にして欲しいなぁ。世の中にはいろんな産業があってさ、僕のエンジニアとしてのアイデンティティは完全にソフトウエアではないから余計にそう思うのかもしれないけど、ソフトウエアを作りたい人が勤める会社ってのは別にネットベンチャーとSIerだけじゃないのよ。ほおっておいても学生は学生なりに真剣に考えていて、例え泥だなんだと言われようと行く人は行くだろうし、それそのものの良い悪いでも、泥でも泥じゃないじゃなくて、その会社は何を目指してやってるのか?に共感できるかが一番大事なのでは?
見せる努力は必要だけど、背中で語れればそれが理想。
一番最悪なのは、ここはバラ色の未来だとか言う幻想で適正のない人が集まってくることだから、多少なりともネガティブな要因があった方が良いって。
それで昨日は、今回はカレンさんが仕切ってるブロガーイベントで、ソニーの製品発表会でやってた開発者セミナーを聞いてきたのだ。イベント自体はソニーの商品を販売する担当者を招待して新製品を紹介する展示会(写真撮影禁止だったけど、ブースのクオリティが凄かった!)と、ソニーマーケティングで沢山VAIOとかを買ってる人の招待イベント、と、ブロガーイベントがセットになったイベントでした。
これからブログを書きたいと思ってるんだけど、あれもこれも書きたくて、まとまらなくて困ってたりします。実は状況説明をまとめる能力がないので、がんばる。
「エンジニアの未来」という意味で、ものすごい良かったんだよなー。
大企業に勤めるエンジニアやマーケってのは、大企業という実績やインフラに対し、如何にお互いに認め合う価値を作り、相乗効果という説得力を作りながら、会社のビジネス方針に沿って(←ここ重要)、自分たちのやりたいことをやるかって話だと思うんですよ。
そのためには人や組織を説得しなきゃいけない。だから、プレゼンうまいし、話がうまい。何よりあそこに出てくるような人はみんな頭が良いし、自分たちの「思い」を強く持って仕事をしているのが伝わってきた。自分が実現したい「思い」と実現力がないマーケって、ただの評論家だからね。
その代わり、僕等には見えないところで会社のしがらみなんかで苦労してるハズ。
でも、しがらみにはしがらみの理由ってものがあって、それこそが伝統や信頼の源泉だったりもするわけです。少なくとも利益を生み出している企業は、なんだかんだとそこがプラスに回ってるハズ。
一つのビジネスモデルの限界が5年ぐらいだとするならば、それぐらいを単位として、良いこともあり悪いこともあり、それなりに変化をしてきてるハズです。じゃないと何千人、何万人に毎月毎月お給料なんて払っていけないんじゃないかと思います。
後で書こうと思ってることを先にちょっと書いてしまうと、ソニーにPetaMapって言う地図サービスがあるんですよ。内容的にはGoogle Maps + 外部サービスのマッシュアップ。それだけだと、それどこのマッシュアップアワード?みたいなサイトなわけです。僕もカラメルで地図検索なんてのをやってるから余計に思うのかもしれないけど、Google Maps apiという誰でも使える技術に対して、それ以上の価値やメリットを如何にマッシュアップするか?に成功したサービスってのはほとんど存在しないと思う。
その中で、PetaMapに付け加えられた価値が重要で、そここそがソニーじゃないとできないことで、なんか自分がやってることとソフトウエア的には近いんだけど、ベンチャーではそうそう到達しえないところを持ってるのが今のところ大企業が故だよなぁと思うわけです。(そこを和連和尚が松下を飛び出して挑戦しているとも言える。)
また、今回お話いただいたブラビアのアプリキャストをやられている岡本さんは、特にベンチャースピリットあふれる人だよなぁ・・・って思ったり。大企業だからってベンチャースピリットを発揮できないわけじゃないし、ベンチャー企業でも大企業的な人も沢山います。どんな規模でも会社に10人も人がいたら別に全員が全員前を走るワケじゃないし、走りたいわけじゃないし、そんな組織、ちょっと考えればわかるけど成り立たないし。
あと、これどこで触れようかなと思ったんだけどここに書いておくか。
ブロガー向けのセミナーに加えて、商品展示会の中で、ピュアオーディオ製品の試聴会もあったんですよ。
ブラビアとかVAIOやカメラ製品などの売り上げなどを考えたら、オーディオってかなり地味だよなぁと考えて、効率重視のベンチャーだといかにも子会社化か他社に売却して、基礎的なところはどうぞお好きにやってくださいという分野なんじゃないかと思うんです。
実際、ソニーにおける位置づけがどうなのかはよくわかりませんが、こういうのって大事だよなぁと思いながら音楽を楽しんでました。
先日インタビューでソニーを買収するつもりだったというホリエモンは凄いなと思っている方で好きですが、ソニーは本当にホリエモンに買収されなくて良かったと思います。ちなみに僕は2chオーディオのピュアオーディオ派です。
以上のところを、イベントレポート主体の文章で書いて、ここで書いたようなことをうまく文章にできる自信がないので、先に感想を書いておきます。
後の全体的な印象は、会場の品川プリンスは昼に全然余裕がないみたいで、レストランの対応なんかは、いろんな意味で微妙だったのと、作りが結構迷路で、ソニーの人たちも案内が大変だったなーってところ。
イベントは家族同伴可だったので奥さんを一緒に連れて行ったんだけど、その後、品川駅前のアンミラ寄って女の子鑑賞して、レインボーブリッジに夜景撮影しに行って、iPhoneのGoogle Maps見たら、そういえば芝公園が近かったのでタクシーで昌平に行って、十割そば食べて帰ってきました。
あ、帰りに有楽町のビックカメラ寄って(営業時間22時までってナイス)、デルの小さい奴見てきた。作りは値段相応だと思うけど欲しいなぁ。段々、Let's Noteの熱暴走が面倒くさくなってきたところ。キーボードはHPの方が完全に使いやすい、タッチパッドはDellの方が良い。HPのUbuntuモデルが出たら神だな。
以上、昨日はとても楽しい一日でした。
しがらみは大変ですよーw
アプリキャストの岡本さんとか、ビエラキャストの池田さんとか、タニタHLの坂井さんとか、面白い人はいっぱいいて、めちゃくちゃ優秀だってのは激しく同意。
結局やる気がある人はよっぽどのブラック会社でもないかぎりどこでも面白いことができる。そのアウトプットの形が会社の大きさによってちょっとちがうだけ。