September 07, 2008
まぁ確かに最初にちょっとアクセスしてそれっきりだったりする。
TechCrunch Japanese アーカイブ » [速報]Joost、ウェブに活路求めブラウザ用プラグイン発表へ
「Joost(ジュースト)」と言えばデスクトップ専用ソフトを別途ダウンロードしないと観れないネットTVだ
代わりにユーザーは小さなブラウザ専用プラグインからJoostが観れるように。プラグインではこれまで通りJoostのP2P技術を使ってユーザーに動画を素早く配信していく。
アレがないとダメだとか、これだとダメだというのは相対的な要因のように思えた。
【ポジティブ】
・デスクトップアプリでうまくやれば囲い込みになる。
・優れた独自技術はbuzzのきっかけや、他社との優位性になる。
【ネガティブ】
・今はブラウザだよ。デスクトップアプリを起動させるのは至難の業だ。
・優れた独自技術は普及の妨げになる。
ぱっと見、どっちにも振れる余地があるように思える。成功したら成功事例として取り上げられ、失敗したら失敗事例として取り上げられるだけだ。
コンテンツが少ない、顧客が少ないってのは直接的な要因だが、チャレンジをして苦境に陥ってるんだから、動画配信ならそりゃ当たり前だというところで。何故そうなったのか?という原因が大事。
デスクトップアプリだったのが敗因?しかし、一度、ブラウザベースで始めてしまったものをデスクトップにするのは難しい。ゴールの設定如何だろう。わざわざデスクトップアプリにするのは、よりマスを狙いたいということだろうが、もし技術優先でP2Pデスクトップアプリありきで初めてしまったら苦境に陥るのもわからんでもない。
動画の品質は比較的優れていたようだが、スケーラビリティもクオリティも電波を使うTVには勝てないし、ブラウザでできるようなマッシュアップによる機能拡張には向いてない。
今わかってることとしては、ニコニコ動画のようにコミュニケーションがネットには必要だというのなら、番組を見られることが実はコア要素ではなかったってのはとりあえずありそうだが、しかしながら、なんだかんだと、ネットの番組配信に求められているものは、「そのエリアのTV」では見られないようなコンテンツを見られるというところに尽きるのではないだろうかと思っている。
間違ってもTVと同じ番組を高いクオリティで流すようなのは、再生端末がTVよりも劣る以上ネットではうまくいかないだろうし、さらにJoostの場合、どこまでが「それならTVでいいじゃん」や「それならブラウザで見られる方が楽で良い」の線引きは必要だろう。
それに、もしP2Pだから広告制御のローカライズができないなんてのがあったら。それこそ技術で解決すべき課題だろう。
しかし、動画のデスクトップアプリだったら、是が非でもパソコンのプリインストールを狙いたい。リモコン一つで起動するように、ショートカットキーを設定してもらったり。
日本のパソコンにはGyaoプレーヤーなんてのは入ってたりするのだろうか。
どうでも良いが、RemoteのようにiPhoneやiPod touchを、こういう動画デスクトップアプリのリモコン代わりにしたら良いんじゃないかな。外ではiPhoneでも見られるのはアリだが、それは原則プロモーション用途で本命はあくまでも家。家では同じインタフェースで大画面の番組が再生されるリモコンになる感じで。