September 05, 2008
今は、iPhoneバッシングムード・・・なんですか?
Speed Feed > iPhoneバッシング?にもの申す : ITmedia オルタナティブ・ブログ
少し前にはiPhone 3Gを盛り上げに盛り上げた日本のマスコミの中には、今度はそのiPhoneバッシングに手を染めようとしているらしい。昨日のフジサンンケイビジネスアイの記事が最たるもので、日本でiPhone 3Gの売上ペースが落ちていることを指して、日本のケータイとの戦いに既に敗れたかのような論調を示している。
日本でiPhoneが売れようが売れまいが、ソフトバンクじゃあるまいし関係なくね?とか思ったり。iPhoneアプリは、明らかにワールドワイドビジネスこそが魅力なので、ドメスティックなところで閉じるようなものじゃないし。(もちろんiPhoneビジネスで財を成す成功者や、iPhoneビジネスを仲介する業者が出てくるといった盛り上がりはあって欲しいけど。)
個人的に切望してるのは、iPhoneがどうのじゃなくて、PCもモバイルもみんなが意識せずシームレスに使える世界。
やれ携帯しかいらねーよ、とか、僕はPCじゃなきゃやだ、とか、自ら可能性を限るような話じゃなくて、そんなのは使うシーンや目的によって適材適所のデバイスを使って同じデータにアクセスできれば良い。(1ソースマルチユースのような縮小均衡方面の発想とはちょい違います)
だからPC、モバイル、リビング、車などのシーンに限らず一つの情報にアクセスできれば良いことはいくらでもあるハズ(車はそういうのに縁遠い世界やねぇ。。。)
普段は携帯とiPhoneとLet's Note R6を持ち歩いているが、これらの使い分けの大きなポイントは、もちろん通信コストはあるけど、最終的には「目標達成までの時間」に尽きる。その時間が最小化される手段を選んでいる。
ツイッターに写真を送るなら携帯が一番早いし、SSHでサーバにログインして、apacheを再起動するならPCが早い、快適なUIでさくさく地図を探すならiPhoneがベストだ。そういう適材適所にあわせて最適な手段が使えたら良いではないか。もちろん、こういう世界が実現した上で、自分は携帯で十分だから携帯しか使わないってのは全然アリ。
今は手段が別に携帯でもできることなのに、PCじゃないといけない、なんてシーンはいくらでもある。それこそWebサイトのアクセス性から、ローカルファイルに書いたテキストファイルにしかそれ書いてないよ!などといったつまらないことまで、いくらでも起こりうる。ちょっとしたテキストファイルの内容確認だけで、せっかく携帯もiPhoneも持ち歩いているのにPCの電気を入れなきゃいけないというのは、本当は、これほど無駄なことはない。
昨日、アップルでやってたiPhoneセミナーに行ったんだけど、タクシーに乗ってから、アップルのDeveloper登録に使ってるメールアドレスに来ていたメールをGmailでみて、そこに書いてあった会場であるオペラシティのWebサイト表示して、あぁこれからここに行くのか!と。
(自分の運用の仕方も含めてiPhoneは信用してないので、もしiPhoneが壊れても携帯+PCがあるからなんとかなるというリスクヘッジがあってこそだけどね。でなきゃ、いつも、紙で地図を印刷して用意周到です。)
タクシー乗りながら、Google Mapsで場所を追っかけて、渋谷から初台って電車で行くよりタクシーの方が速いのねとか。夜中に帰る時も、タクシーが一体どこ走ってるのか?ってのを調べるのに、iPhone便利。イマドキ、無知を逆手にとって道の遠回りは誤魔化せませんよ。
最近は、企業Webサイトの携帯化の動きが若干出てきたという状況だけど、特にビジネス用途では、現実的には案内されているURLがPCのサイトが多かったり、メールアドレスそのものががPC主体だったりと、やっぱりPCじゃなきゃ今すぐは見られないというケースは山ほどある。
今はPCしか対応していないサイトが携帯化するにせよ、しないにせよ、最終的に一番便利な情報にアクセスできて、何かを知りたい!という機会が満たされるようになっていれば良い。もちろん携帯に最適化したサイトの方が容量が少なくて、読み込みスピードも速いから、iPhoneだってダイアルアップのノートPCだってモバイルサイトがアクセスできたら便利だが、PCのサイトを都合が良いように表示してくれても構わないと思う。
(ていうか、住所情報みたいなサイトは、「最低限必要な情報」が記載されたRSSや、タグにmicroformatsが付与されていて、企業のWebサイトを表示したら、RSSボタンみたいな特別なボタンが表示されて、ブラウザに実装されてる住所帳みたいなサブウインドウがオーバーレイ表示できて、そのまま情報を記録したり電話かけられたり、住所録に保存してくれたら良いのに。)
携帯 vs PCとか、そういう排他な考え方じゃなくて、携帯 and PCもしくは、そんなことを意識しなくて良い世界を切望してる。
必要な情報が適材適所に(短時間、低コストに)得られれば、その手段など何でもいいと思うし、そこで個人の事情にあわせて最も合理的なデバイスを使える選択性があったら良いなと思う。
とりあえず現状は、twitterみたいなシンプルなデータやりとり手段かつ、人間と関係性が持てるような手段は、その実証例としては最適かなと思っている。ニコッターみたいなので、ツイッター経由のメッセージが車のフロントウインドウにオーバーレイされるとかね(嘘)