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藤川真一について


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September 05, 2008

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もう1週間が経ってしまいましたが、8/28に行われたYahoo!の子会社であるOvertureのインタレストマッチのblogイベントに行ってきました。



■Overtureとは?

検索連動型広告を提供しているOvertureはYahoo!の検索を提供している会社であることは知っているとは思いますが、その歴史は意外となかなか知らなかったりします。

ビル・グロスとGoTo.com
検索連動型のビジネスモデルを思いついた人
1998年

GoogleがAdwordsをはじめたのが2002年
日本はOvertureよりGoogleの方が早い

日本では、以前は、Yahoo.incに買収された外資の会社だったが
昨年、Yahoo Japanの100%子会社になった。


ブロガーに馴染みの深いGoogleのAdwordsは、Overture(Yahoo!)にライセンスを支払っています。



■インタレストマッチ広告とは?

インタレストマッチとは、ユーザーが閲覧中のページ内容やユーザーの興味(過去の利用履歴、検索履歴)とお客が登録している広告内容が合致する場合に広告を表示する興味関心連動型広告

Adsenseのようなコンテンツマッチ広告は、そのページに表示されているコンテンツに見合った広告なのに対して、インタレストマッチは、過去のWeb利用履歴を加味して、マッチングする広告となります。


僕の解釈としては、

1.記事の内容よりPVが多い方が有利。

2.Yahoo!を利用するユーザーが訪れるサイトが有利。

ということで、あまり専門特化していない一般日記系のblogサービスが、この広告を導入するととても有利なんじゃないかと思ったりしました。



■インタレストマッチ広告の存在意義

まず「閲覧」と「検索」の違いの理解が重要。

総PVの伸びが停滞する一方で、1PVあたりの閲覧時間は成長
以前より閲覧時間の重要性が増している


ヤフーの総利用時間が86億時間

その中で検索が占める割合は6%
残り94%が閲覧時間


検索をする人→目的が明確
閲覧ユーザー→興味を持っている人と、興味をもってない人が混在

興味を持ってる人には広告効果が高い。6%のトラフィックである検索連動型広告の方が収益が上だった。

コンテンツマッチは、たまたま閲覧しているユーザーには広告効果が低い

インタレストマッチの市場規模見込み

「94%のトラフィック量」貼られるページが検索連動型の10倍
仮にクリックレートが1/10だったとしたら、トータルで検索連動型と同等ぐらいの市場になる見込み


今までのコンテンツマッチは、「サッカーページ」を開いたら「サッカーの広告」を表示する。

もし、過去に「浦和レッズ」「ホテルの予約サイト」「沖縄旅行」「国内旅行」について調べていたとしたら、このユーザーにとって興味がある広告は果たしてサッカーの広告なのだろうか?

もしかしたらより適切な広告は、旅行やホテルの情報なのではないか?ということを解決する。


■アドパートナープログラム

アドパートナー - Yahoo!ウェブオーナーセンター

Google Adsenseの競合サービス
Yahoo! Jappan IDがあれば広告を掲載できる。


今までの広告商材:

表示回数に応じて報酬

イメージ広告
行動ターゲティング広告

ブレイナーコンテンツ連動型広告
クリックに応じて報酬が発生
テキスト広告
コンテンツ連動型


これからはこうなる:

インタレストマッチ

クリックに応じて報酬
テキスト広告


アフィリエイト収入は、Yahooポイントで受け取れる。
もしくはYahooウォレットで受け取り
(現金は1000円から受け取り可能)
報酬を1ポイントから受け取り可能


■まとめ

本blogは、コンテンツマッチの方が向いているけど、movatwitterのような雑多なページへの広告マッチングはインタレストマッチの方が向いているかもしれません。

モバイルも対応すべく開発するとのことでしたので、そうなったら良いかも。モバイルの行動履歴取得の方法は、特別なノウハウで作っているためで教えられないとのことでした。クッキーが埋められるブラウザはクッキーを使えばいいけど、あとは、UA と IP とを組み合わせたり、統計的に求めたりするのかな。

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