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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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September 02, 2008

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家にいると忙しいので、原稿を電車の中で本読みながら書いてます。微妙に自分の足が短くて、Let's Noteをラップトップにしてると結構疲れます。

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
エイドリアン・J・スライウォツキー
ダイヤモンド社
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4 物語形式で説明する23の利益のモデル
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■利益増殖モデル

「その会社の「らしさ」とイコールのモデル。
ベンチャー規模は多かれ少なかれこのタイプ」

技術、ユニークさ、デザイン力でキャラクターを作るなど、コアスキルを生かして製品を生産し利益を出すモデル。

利益の源泉は、コアスキルの流用や経験の蓄積で研究開発コストや生産コストが下がること。

ここが意識できていないで能力の切り売りだけをしていると時間の無駄になることもあるが、
いずれにせよ「成功可能性」を高めていくことでも利益が増殖する。



■起業家利益モデル

徹底した倹約精神、明確なコミュニケーション、スピード、挑戦、仕事を面白がる心

「こうやるしか生きていく道はない」というマインドセットで利益を生む(なんじゃそりゃ)

要は低コストに徹するべしという意味だと思う。



■スペシャリスト利益モデル

その集団のコアコンピタンスが開発力なのか、業務スキルなのか、ビジネススキルなのか、は、全てはこの追求ができるかで決まるだろう。

特定の業界に強みを持つSIerがたどった道として、一つ一つの業界のプロフェッショナルになっていったというのはあるだろう。

その業界や分野で力を発揮していくことで得られる利益の源泉は、

・顧客のシステムを理解していることでのコストアドバンテージが出せる
・スペシャリストであることで生じる価格プレミアム
・評判が高くなることでの稼働率の増加、優れた人材が確保できることで品質、コスト、販売力の改善
・適切なコスト管理ができること
・強みの流用、繰り返し利用による初期化開発コストを効率的に利益に変換することができる

・他社より先に情報を得て、他社より先に販売を開始することができる。



■インストール・ベース利益モデル

「プリンタとインク」
「OSとアプリケーション」
「浄水器とカートリッジ」

プリンタとインクのように、プリンタ本体は低い利益率で販売し、高利益率のインクを消耗品として販売するモデル

プリンタを販売する場合は、主導権が顧客にあるのに対して、一度販売すると売り手が主導権を握ることになるため利益が増える

これがうまくいかないケースは、
・価格設定が高すぎるケース
・買いやすい環境を提供しないケース。時期が来たらDMを送るなど。
・(あとは、元の製品品質が低くて継続利用する価値がないと判断されるケース)



■デファクト・スタンダード利益モデル

かつてのミニコンピュータは、インストールベースの最たるモデルだったが、互換性の欠如から生まれるコストが顧客から嫌われた。そういう経緯からスタンダードの開発というビジネスチャンスが生まれた。

そこから生まれたモデルがデファクトスタンダード

大事なのは、

「マイクロソフトはどこで利益を出しているか?」

1、グレードアップ
2、アプリケーション

3、事業の計画可能性(プランナビリティ)
  現状の一歩先を予測し、一足早く動くことができる

そして一番重要なところは、

4、ほおっておいても顧客がマーケティングしてくれるところ。



■ブランド利益モデル

例:明らかに松下電器がOEMを受けているカーボンヒーター
松下だと1万2000円、元の代理店だと8000円で売っていた。家電量販店で、明らかに同じデザインのものが横に並んでいるにも関わらず!


ブランド利益とは、ある意味積み上げた時間の賜物である。

時間と言ってもショートカット可能な話で、「効果的な宣伝活動」に投じられた資金額の累積がブランド利益である。


景気後退期に、広告宣伝を手控えた企業と、そうでない企業と比べて、広告宣伝を控えなかった企業は、景気回復後の売上、利益増が早かった。



■専門品利益モデル

ニッチな専門品を作る会社が、顧客ニーズとバリエーションを見つけて専門性を深く掘り下げる製品を投入するモデル


つづく


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