August 31, 2008
昨日の結婚披露パーティでいただいた掃除機の箱にあった絵と同じものを再現した。
(ただし左利き仕様)
こちらの掃除機、有線タイプなのでコンパクトにも関わらずパワーがめっさ強い。
ただしパワフルなので音は大きめで、犬が騒いで慣れるまでは吠えられそう。
うちの掃除機は、もうかれこれ10年になる紙パック式の普通の形の安い掃除機。
ダイソンは興味ないけど、こういうスタンド型の掃除機が取り回し的に良いかなぁと思って、淡々とアフィリエイトの楽天ポイントを貯めていた経緯がある。
いわゆる普通の掃除機だと、自分の後ろについてくる本体が、あっちこっちにぶつかって結構イライラするので、結局持って使ってたりして不便だなと思ってたんですね。家が狭いもので。
でも、スタンド型の掃除機を電器屋さんでいじってみると、結構うるさい。あと必要以上に重さを感じる。
何よりヘッドの取り回しは、普通の掃除機の方が優れていて、いわゆる普通の掃除機が、あの形になってるのは、なるほどなぁと考え直して、結局、何も買ってない。
掃除機というのは、吸塵の方式や効率はさておいても、基本的な方向性は、モーターのパワーに少なからず依存して、モーターが高校物理で学ぶような基本的な法則に依存する限り、掃除機の性能はモーターの騒音や重量とのトレードオフであり、結局のところ、その重量と騒音発生装置をどこにどうやって配置することで、最適な使い勝手のバランスとゴミの吸引力を提供するか?という、なかなか奥深い装置ではないかと思う限り。もちろんコストとのバランスも。
掃除機作る人って楽しそう。こんな元祖モバイルデバイスみたいな白物家電って他にないよね。
しかも、ダイソンなんてイノベーションも発生してるわけで、ホットなカテゴリーだと思う。(ダイソンが高単価な道を切り開いてくれたおかげで、選択の幅も出ただろうし。)
以前は、使い勝手重視でバッテリータイプの掃除機にも手を出したけど、パワーに欠けて、継続利用ができない。
静かな掃除機はそれだけ吸引力が弱い。
2chのダイソンのネガティブスレを見ていて、ある使い方だと米粒を吸うのが苦手らしく、そこは使い方を変えて使うべしということが書いてあった。
これは想像だけど、日本の掃除機は掃除機で、消費者からの意見を元に、日本の生活に馴染む形で発展してきたのかなって思った。つまり日本の生活様式で、米粒はデフォルトのまま吸えなきゃアウトだと思うんですね。
バッテリーで動く掃除機が便利だなぁと思って買ってみたものの、パワーが少なくて、やっぱり米粒がうまく吸えないんだけど、とてもむかつくんだよね。
想像だけど、消費者の意見を汲み取って日本の生活などに馴染むように進歩した結果が、ダイソンがつけいる隙を作った、ということなのではないだろうか。
それこそ消費者の「米粒吸えないクレーム」に対応した結果が、今の掃除機だったかもしれなくて、それが実は本来の掃除機が辿るべき発展とは違う道に行ってしまうなんてことも、よくある話だと思う。
よくある話が、前者が顧客志向マーケティングで、後者がエンジニアのコダワリとか言われたり。(実際、そうかは知りませんよ!)
きっとアンチの人が言うことも良いと思う人も、掃除機作ってる人たちからすれば全てわかってることであって、そういう中で、ダイソンは一点突破可能な商品性を用意し、優れたマーケティングで世界を席巻しているのではないだろうか。
基本的に掃除機は、ダイソンだろうが国産だろうが、トレードオフの中で、どう製品性という名のバランスを取るか?という製品だと思うので、そうそう夢のような掃除機ができるわけではないということは理解しておく必要はありそうだ。
(しかも、ダイソンが評価されているのは製品そのものだけじゃなくて、マニュアルの完成度などの「それ以外」にもあるわけだし。)
いわゆるガラパゴス携帯 vs iPhoneと同じ構図が、日本の掃除機 vs ダイソンにはあるのかなって思って見ていると、ネガスレも、結構、生産的な見方ができるんじゃないかと思うのだが、どうだろう。
(こういうマーケティングがうまく行った場合、論点から外れてる部分の「当たり前にできてること」が無力扱いされてるので、比較される既存勢力が不利となりがち。)
多分、僕の今のニーズを満たしてくれる掃除機は、現状の製品だと、これだと思う。
三菱 TC-C3SG-W(ホワイト)LAQURLI strongラクルリストロング
ラクに動いてクルリと方向転換、すり抜け自在ボディでお掃除がスイスイ進む 360°回転する台座と、360°回転する5つのキャスターを採用したことで、本体がどの方向にも自由自在に動き、テーブルまわりなどの入り組んだ場所も、家具に引っかからずにスイスイお掃除できます。また本体の安定性が高く、急な方向転換を行っても転倒しにくくなっています。
個人的に最後の一文は、狭いところに掃除機転がしてイライラしてる僕への購入の後押しとして最適。
モニターキャンペーンとかでくれないかなぁ(ぉ
要するに取り回し性能と、掃除の快適さが何より一番重要。
性能云々の前に、掃除をする気になることの方がよっぽど大事(w
本当は、バッテリー型のコードレスで、1万円台の有線掃除機程度のパワーを持って30分ぐらいはパワーが落ちずに使えるのが理想なんだけど、これもまた物理で学ぶ程度の基本的な法則に縛られていて良い物が出てこないんだよね。