August 30, 2008
あぁあ、やっちゃった、という印象でした。
僕個人のネット感としては、性別も年齢も国籍も、健常者とかそうでないとか、そういうのは一切関係なくて、文字だからこそ、抽象的な手法でコミュニケーションできることに価値があると思ってるんだけど、「女性だから」というまとめ方をされると、話が変わってくるんだよね。
今年は女性ブロガーの年だなぁと思っていて、女性の側も、意識してるしてないはさておき、多少なりとも女性であることを利用してる感はあるわけですね。
そういうのは女性の社会進出云々の文脈ではよく言われてそうな話で、要するに「かわいい子は得をする」的なところは確実にうまく利用できてるなぁと思ってたわけです。
そういう背景をうまく切り取る形で、こういうサービスが出てくるってのは、なんとなく仕方ないかなと思った。
と、同時に、
・iddyとか言うサービスでapiは、ヒドイなぁ
・本人が、そこに情報を晒してるんだから、それを使って何が悪い。
・このサービスを作ってる人が、利用規約に反してね?
などなどの、なんてツッコミの余地があるんだろう。
そんなことを正論で言えば、晒してる本人が悪いに決まってるってツッコミは誰でもできる話だが、
「情報を晒してもOKだった雰囲気が、失われていくんだろうなぁ」
ということだけかな。喪失感としては。
「情報」なんてのは、そこにあるだけではほとんど意味が無くて、その情報をどういう切り口で切り取って、どう見せるか?
そして、そういうまとめられた情報に誰がどう興味を持つか?
で多くの人の印象が変わっていく。
一言で言うと、
「それまで到達しえなかった人に情報が到達する」
「特定の情報で切り取られることで、到達しなくて良い人に情報が到達する」
んだよね。
ネットで仕事やってる人は、みんな苦労してるからわかってることなんだけど、「検索すれば誰でもその情報を見つけられる(から情報なんて公開しちゃダメだ)」なんて、こういう話ではありがちな常套句は結果論であって、
実際は、その人の名前でもわかって興味を持っていない限り検索するのはかなり難しい。
(だから、mixiでヘマやってしまうのは危険だが、それは情報公開するのが悪なんじゃなくて、ヘマやるのが問題なだけで。何もしなければ、いくら情報公開してても晒されないということを表している)
そういう現実を逆手にとって、
「人間対人間」
という根源的なコミュニケーションの良さを考えることが可能だったWeb2.0的な雰囲気の一つであるプロフィールに対して、まるでリンゴを食べてしまったアダムとイブのように、
「男 対 女」
という属性を与えてしまった。
「そういうことに利用される」というのが、このクラスターで実現したということだけで、変わっていくだろう。
あえて嫌悪感を持つとすれば、ある特定の人間のセルフプロデュースのためだけに、そういう情報が利用されているようにしか見えないという、そこ一点だけか。
あとはまぁ時代が変わっていくきっかけなのかな。そして一つつまらないネットになっていく。
またやれネチケットだの、そんなこと書くと個人情報がどうの!とかWeb1.0やそれ以前の頃に戻っていくのだろうか。
ただそれだけ。仕方ないね。これは守るものでもなんでもないし。
今ある情報を、利用できそうな形で利用しただけだからね。
すみません。表題になっている
「女性プロフィールがまとめる形で晒されてる件」が
よくわかりませんでしたので、文脈を把握することが
できませんでした。
すいません。
知る人ぞ知る文章みたいになってしまって申し訳ないです。
ただ、リンクを貼るとそれはそれでBuzzになってしまうので、それはやらないようにします。
もし、話題になったら、あぁこれってこれのことねって思っていただければ大変ありがたいでえすが、そうでなかったら忘れてください。
申し訳ないです。