August 08, 2008
■ABCが潰れて、ブックオフが支援した件
こういうの是非、アマゾンが支援して欲しいなあ。
オンライン情報への一次情報への提供者としてのABCを評価すべき。
本にうるさい人がABCなどの棚にあるリコメンド情報を元に本を購入し、Web上に発信してアマゾンのアフィリエイトで稼ぐ人が影響力を発揮する情報のサプライチェーンを絶やしてはいけない。
■古いCDの新しい売り方
先週あたりに急にユニコーンが聞きたくなって中古CD屋に行ったら結構値段が高かった。
古くて希少価値の出てきたCDの値段が上がってきたような気がするが、古本市場だけの現象なのだろうか。
果たしてこの流れにiTunes Storeは関係ないのかが気になるが、それよりやっぱり僕等世代をターゲットにした30代マーケティングってとこなのかな。
■相変わらずSMEアーティストが購入できないiTunes Store?!
青春時代はCBSソニーやEPICソニーに支えられていたんだと思ったりする瞬間。
大体、一番最初に聞いたCDが、CDプレーヤーのおまけでもらったCBSソニーの販促CDに入ってたレベッカのMonotone Boyだからな。あの衝撃は今でも忘れてない。
部分的ながらチェッカーズ(ポニーキャニオン)なんかもあるのね。
絶対チェッカーズ
とか聞きたいんだけどなぁ。
ブルーハーツ買お。
バービーボーイズ聞きたいのよね。とりあえずYoutubeで満たされてるけど。
■JBL欲しい
4312とか名前のつくスピーカー欲しい。
■行動のメタファ、モバイルとPCと。
WebSigでiPhoneネタをやるかもしれなくて、早急にネタをつめる必要が出てきた。
実はPCのWeb屋さんはモバイルに興味がない人が多かったりする。そういう人たちに考えてもらう機会を提供するのが一つの目的、かな。
モバイルのポイントは、きれいなデザインとか、そういうことじゃなくって、「どこかその場所で思いついたなにがし」をその場で解決できることだと思う。
別にユーザーエクスペリエンスが場所に依存する必要はなくて、歩いていて思い出したでも良いし、動画見たくなった、音楽聞きたくなったでも良い。
結構、僕は家にいるとダメ人間で、パソコンの前に座ると何もしてないではてブ見たりしてることが多い。ツイッターはほとんどしないし。ある種のプル型コンテンツであるTVを見てるような感覚。やらなきゃいけないことは全て忘れて、ちょっと仕事しなきゃいけない、とか、実家に電話しなきゃいけないとか、全部忘れてる。
それに対して外歩いてる時は、もうちょっとアクティブで、実家に電話するのは決まって通勤時だし、Youtubeも見たくなるし、iTunesで音楽買いたくなったりもする。
体を動かすことが脳も動く、体を止めると脳も止まる。そんな感じ。
そういうセレンディピティというか、間接参照というのか、活性化というのか何なのかわからないけど、そういうアクティビティと、iPhoneという新しいデバイス、もしくは既存の携帯電話というアプローチなのかなーなんてなんとなく思ってる。他の人は他のアプローチなのかもしれないけど、行動特性という面からモバイルビジネスを見てる人がいたらいいなぁ。
また、PC Webの受託系の会社にとってのiPhoneコンテンツやアプリは、スキル面で言うなればFlashを作るようなもんだと思うんだな。FlashはFlashやFMS(FCS)という特殊性があったからこそ、ECMA Script準拠のAction Scriptで先進的な記述が使えたと思うのだが、iPhoneはCSSやJavaScriptがそれに該当するのではないだろうか。
またデザイン力が生きるのが大きいし、機種が一機種しかないし、CSSやXHTML、JavaScriptなどの既存スキルも生きる。コアコンピタンスとのシナジーは高いと思うので、あとはそれをやる意味があるかってところにつきる。そういう視点で動いてる人がいたらいいなぁと思う。
さてはて。どんな人がいるだろか。
■今月の月刊アスキー
アスキーさん。いつもありがとうございます。
アップルの増井さんの話が出てます。
増井さんが考えるUIは、健常者だけでなく障害を持った人もひっくるめた串刺しで、使いやすいUIに関する問題解決の視点を持っておられる方だと思うが、iPhoneの日本語入力のUIを、
「iPhoneのようなクールだけど小さくて、高解像度なタッチパネルというすげーつかいにくいデバイスの上で、健常者向けの日本語入力という難しい問題に対して高いアクセシビリティを実現したUI」
と考えてみた。
最初の一文字文字を入力すると、その周りに文字が表示されて、スライドして文字を入力できるアイディアって、タッチパネル以外のデバイスを使ったら障害者向けに実現できませんかね?
静電容量式でなくて、抵抗膜型のタッチパネルでも、四肢の障害をお持ちの方には最適のような。
あと、Fortuneの翻訳記事でのGoogleの組織論は面白かった。
フラットな組織で、チームの独自性が重視されると、あのGoogleでさえ話がまとまらなかったり、無駄なことをやってたり、とか言う話し。何をやれば失敗しないとか、正しいってわけではなくて、その組織にとって成功したモデルが正しいってことなんだろうなぁ。
それと最後に連載でやってるアニメビジネス45年の奇跡という記事に載っていた
「深夜枠のTVアニメは、TVショッピングへの貸し出し用だった」
という一文がとても興味深かった。通販系の新聞を読んでいて、TVショッピングの売り上げが載ってたりするわけだが、これぞコンテンツビジネスってところなのか。その後、パトレイバーがOVAを通じて収益を上げるという反撃をしたわけだが、これもまたアーティストのビジネスとそうでない人のビジネスとはレイヤーが違うという一文で説明できちゃうんじゃないだろうか。
角川グループパブリッシング
2007年にCD再発しているからかもですね>ユニコーン
たしか同じタイミングで奥田民生のCCCDもCDで再発になりましたから・・・
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/SMER/Unicorn/